最終更新日:2025/09/30

He climbed up the ladder to reach the roof.

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元となった辞書の項目

ladder

名詞

はしご / (立身出世の)手段,手づる / 《英》(靴下・編み物などの)伝線,ほつれ(《米》run)

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彼は屋根にたどり着くためにはしごを登った。

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解説

名詞 ladder を徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: ladder

品詞: 名詞 (場合によっては動詞として使われることもあり)

意味 (英語):

A piece of equipment consisting of two vertical bars or ropes joined to each other by a series of horizontal steps, used for climbing up or down.

意味 (日本語):

「はしご」のことです。上や下へ移動するときに使用する、縦の支柱と横の段からなる道具です。ご家庭や建設現場などでよく使われます。日常的な道具ですが、比喩的に「社会的地位を上がる」にも使われる場面があります。


  • この単語は、日常生活からビジネスシーンの比喩表現(例: “career ladder”)まで幅広く使われます。

  • また英国英語では、ストッキングなどに「伝線が走る」ことを動詞で “to ladder” と言う場合があります。

活用形


  • 名詞: 基本形 “ladder”

  • 複数形: “ladders”

他の品詞での例


  • 動詞: “ladder” (主に英: ストッキングなどが伝線する際に使われる)


    • 例) “My tights have laddered.”(タイツに伝線が走った)


CEFRレベルの目安: A2(初級)


  • 物の名前としては比較的早い段階で学習する単語です。

  • 日常生活でもよく目にする道具で初歩的語彙ですが、比喩表現まで扱う場合はB1〜B2レベルの理解が必要になるかもしれません。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語・接尾語: 特に明確な接頭語・接尾語はありません。

  • 語幹: “ladder” 全体が語幹となります。

関連語・派生語例


  • “step ladder” (折りたたみはしご/脚立)

  • “extension ladder” (伸縮可能なはしご)

  • “career ladder” (キャリアの階段、出世の道)

  • “social ladder” (社会的地位の階段)

10個のよく使われるコロケーション・関連フレーズ


  1. climb a ladder

    (はしごを登る)

  2. go up the ladder

    (はしごを上る / 出世する)

  3. come down the ladder

    (はしごを降りる)

  4. fall off a ladder

    (はしごから落ちる)

  5. hold the ladder

    (はしごを支える)

  6. lean a ladder against the wall

    (はしごを壁に立てかける)

  7. a rung of the ladder

    (はしごの横木 / (比喩的に)階層の一部)

  8. the next rung on the career ladder

    (キャリアの次のステップ)

  9. top of the ladder

    (はしごの頂点 / 社会的に高い地位)

  10. pull up the ladder behind you

    (自分だけ恩恵を受けて後の人に手を貸さない、比喩的表現)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「ladder」は古英語の “hlǣder” に由来し、さらに古くは「登る、昇る」の概念と関連があるとされています。

ニュアンス・歴史的背景


  • 主に「昇降のための道具」を指す具体的な意味で使われ、そこから転じて「階層的に上昇する」ことの比喩表現としても広く浸透しました。

  • 口語でも文章でも使われます。比喩的な用法(“career ladder”など)はビジネスやフォーマルな文脈で使われることが多いです。

  • 日常会話では、単純に「道具としてのはしご」を指す場合がほとんどです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として扱われます。


    • 例) “I need a ladder.” → (1本のはしごが必要)

    • 例) “There are two ladders in the garage.” → (ガレージに2本のはしごがある)


  • 動詞として“ladder”を使う場合は、主に英国英語で「ストッキングが伝線する」意味です。自動詞的にも他動詞的にも用いられます。


    • 自動詞例: “My tights have laddered.” (タイツが伝線した)

    • 他動詞例: 実際はあまり頻度は高くありませんが、「ストッキングに伝線を作る」というニュアンスで使うこともあります。


  • 構文上の注意点


    • “ladder” は基本的には道具を示す名詞ですので、文中で目的語には直接ならず「climb a ladder」「use a ladder」のように他の動詞と一緒に使うことが多いです。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you hold the ladder while I climb up?”

    (私が上る間、はしごを支えてもらえますか?)


  2. “Be careful not to fall off the ladder.”

    (はしごから落ちないように気をつけてね。)


  3. “This ladder is a bit too short to reach the roof.”

    (このはしごだと屋根まで届くには少し短いね。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “I’m hoping to move up the corporate ladder in the next few years.”

    (ここ数年で会社の出世街道を上がりたいと思っています。)


  2. “We need a solid plan to climb the ladder of success.”

    (成功の梯子を上るためにはしっかりとした計画が必要です。)


  3. “It’s important to recognize that each rung on the career ladder matters.”

    (キャリアのはしごのそれぞれの段階が大切だと認識することが重要です。)


学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “The socio-economic ladder represents the hierarchical structure of society.”

    (社会経済的なはしごは、社会の階層構造を示しています。)


  2. “His research focuses on how individuals ascend the academic ladder.”

    (彼の研究は、人々が学問の階段をどのように上っていくかに焦点を当てています。)


  3. “A rift in the organizational structure can disrupt one’s progress up the managerial ladder.”

    (組織構造の不和は、管理職の階段を上る過程を妨げる可能性があります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “steps” (ステップ)


    • 主に足をかける段差をイメージ。固定された階段の意味合いが強い。


  2. “staircase” / “stairs” (階段)


    • 建物に常設された階段のことで、物として取り外せないニュアンス。


  3. “scaffold” (足場)


    • 建築現場などで作られる大がかりな足場。移動式ではない場合も多い。


→ “ladder” は移動可能で必要なときに取り出して使う、というニュアンスがあります。

反意語 (Antonyms)


  • 「はしご」の直接的な反意語はありませんが、強いて言えば「ground level(地面の高さ)に留まること」や「elevator(エレベーター)」など、登る手段が異なるものと対比される場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • イギリス英語: /ˈlæd.ə(r)/

    • アメリカ英語: /ˈlæd.ɚ/


  • アクセント (強勢): 最初の “lad” の部分にアクセントがあります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • イギリス英語では語尾の “r” があまりはっきり発音されない場合が多いです (/ˈlædə/)。

    • アメリカ英語では “r” をはっきり発音します (/ˈlædɚ/)。


  • よくある発音ミス


    • “latter” (後者) と混同して “latter” のように発音してしまう。

    • アクセントを後ろにずらしてしまう。→ 正しくは “LAD-der”。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “ladder” を “lader” や “laddr” と書き間違える。

  • 同音・類似表現: “latter” (後者) と混同しやすい。

  • TOEIC・英検などの試験対策


    • “climb the corporate ladder” のようなビジネス比喩表現が文脈把握問題に出ることがあります。

    • “ladder” 自体は日常用語としてリスニングやリーディングで出題される可能性もあるため、しっかりスペルと意味を確認しておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ラダー = 上下を行き来するアイテム」というイメージを頭に焼き付けると覚えやすいです。

  • “lad” + “der” と2つの音節が合体していると感じると、スペリングミスも減るでしょう。

  • 「出世のはしごをのぼる(climb the career ladder)」という比喩表現を思い浮かべて覚えると、ビジネスや日常会話どちらでも役立つでしょう。


以上が名詞 “ladder” の解説です。はしごの物理的な意味だけでなく、比喩的にもよく使われる表現なので、ぜひ例文ごと覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
ladder
意味(1)

はしご

意味(2)

(立身出世の)手段,手づる

意味(3)

《英》(靴下・編み物などの)伝線,ほつれ(《米》run)

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