最終更新日:2025/10/23
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元となった辞書の項目

fry

動詞

を油で揚げる, を油で炒める / 揚げ物になる, 揚がる / 《話》(日光浴などして)焼く,日焼けする

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夕食にチキンを揚げるのが大好きです。

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解説

以下では、英単語「fry」(動詞)について、9つの観点から詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: fry

品詞: 動詞 (一部、後述するように名詞としての用法も存在)

意味(英語 → 日本語)


  • to fry: 油で揚げる、油で炒める、または焼く

    「fry」は基本的に、油を使って食材を加熱する行為を指す単語です。料理の際によく使われます。

    「こういう場面で使われる・こういうニュアンスの単語です」

    → 主に料理において「油で熱する」動作をシンプルに表現したい時に便利な単語です。「卵を焼く」「魚を揚げる」のように日常頻繁に登場します。

動詞の活用形


  • 原形: fry

  • 三人称単数現在形: fries

  • 現在分詞/動名詞: frying

  • 過去形・過去分詞形: fried

他の品詞形


  • 名詞 (fry):「(小さい)魚の稚魚」や「フライにしたもの」という意味で使われることがあります。例: “a fish fry” (魚のフライ料理、あるいは魚を集まって揚げて食べるイベント)

  • 混成語 (派生): stir-fry (炒める料理を示す動詞/名詞)

CEFRレベルの目安


  • A2(初級): 料理関連でよく使われる実用的な動詞です。日常会話の初級レベルから理解しておくと便利でしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: fry

  • 特に顕著な接頭語・接尾語はありませんが、「stir-fry」のように別の語と複合して使われることがあります。

詳細な意味


  1. 油で揚げる・焼く: 食材を油によって加熱調理する

  2. 口語表現として「頭がぐらぐらするほど熱くなる」といった比喩的表現でも使われることがあります (I’m frying in this heat. = この暑さで頭がクラクラする)。ただしあまり頻度は高くありません。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. fry an egg(卵を焼く)

  2. deep-fry chicken(鶏肉を深い油で揚げる)

  3. pan-fry fish(魚をフライパンで焼く)

  4. stir-fry vegetables(野菜を炒める)

  5. fry in hot oil(熱い油で揚げる)

  6. shallow-fry potatoes(少なめの油でジャガイモを揚げる/焼く)

  7. fry bacon(ベーコンを焼く)

  8. quick-fry(素早く炒める/さっと炒める)

  9. fry gently(弱火でじっくり炒める/焼く)

  10. fish fry(魚のフライ、または魚フライのパーティー)


3. 語源とニュアンス

語源


  • fryは中世英語にまで遡り、古フランス語の「frire」が語源とされています。さらにラテン語の「frigere(揚げる・焼く)」まで遡ることができます。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 料理シーン中心: 非常に直接的・日常的な料理用語なので、カジュアルな会話やレシピで最もよく登場します。

  • 比喩的表現: 口語では「(頭が)フライになる・茹で上がる」といった比喩に使うことがありますが、スラングに近いのでフォーマルな場ではあまり使いません。

  • 形式: 書き言葉というより話し言葉で頻出し、レシピなどで説明するときにも使われます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • fry + [食材] + in/with + [油 or 調味料]

    例: “Fry the chicken in vegetable oil.”

  • fry + [食材] + until + [状態]

    例: “Fry the onions until they become golden brown.”

イディオム


  • fry up: 料理を簡単に炒め/t焼きするという意味合いを強調する表現。

    例: “I’ll fry up some bacon and eggs for breakfast.”

フォーマル/カジュアル


  • カジュアル/日常: 主に会話やクッキングのレシピで使われる。

  • ビジネス文書での使用: 料理業界・飲食マニュアル以外ではあまりフォーマルに使われません。

他動詞・自動詞


  • fryは多くの場合他動詞として使われますが、

    例: “I’ll fry the fish.” (魚を揚げる)

    文脈によっては目的語を省略して「I’m frying now.」のように自動詞的にも使われることがあります。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I’m going to fry some eggs for breakfast. Do you want any?”

    (朝食に卵を焼くけど、食べる?)

  2. “Be careful! If you fry the chicken too long, it’ll dry out.”

    (気をつけて! 鶏肉を揚げすぎるとパサパサになるよ。)

  3. “I love the smell when you first start to fry onions.”

    (タマネギを最初に炒め始めるときの香りが大好き。)

ビジネス (料理関連の現場やサービス業)


  1. “We recommend that you fry the new menu items at 180°C for 5 minutes.”

    (新メニューは180度で5分揚げるのをお勧めしています。)

  2. “Please ensure the oil is fresh before you fry the croquettes.”

    (コロッケを揚げる前に油が新しいか確認してください。)

  3. “Our customers love it when we fry the potatoes to a crispy golden brown.”

    (お客様はジャガイモがカリッときつね色になるまで揚げた状態がお好きです。)

学術的な文脈 (少し専門寄り)


  1. “Excessive temperatures used to fry foods can lead to the production of harmful compounds.”

    (食品を揚げる際に高温にしすぎると、有害物質が生じる原因となり得る。)

  2. “Researchers analyzed the chemical changes occurring when vegetables are stir-fried with different oils.”

    (研究者たちは、異なる種類の油で野菜を炒めたときに起こる化学変化を分析した。)

  3. “In nutritional studies, deep-fried foods are a common factor in adverse health outcomes.”

    (栄養学の研究では、深い油で揚げる食品は健康に悪影響を及ぼす要因としてよく挙げられる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. sauté (ソテーする)


    • 少量の油で手早く炒める・ソテーするイメージ。油の量が少なく、軽く火を通す場合に使われる。


  2. deep-fry (深い油で揚げる)


    • 油に完全に浸して揚げる。fryの一種ではあるが、油の量が多い点が特徴。


  3. pan-fry (フライパンで焼く/揚げる)


    • フライパンを使って、少なめの油で焼き揚げる。


  4. stir-fry (炒める)


    • 中華料理のように、素早くかき混ぜながら炒める料理方法。


  5. grill (焼く)


    • 直火またはグリルプレートなどで焼く。油を使わない場合が多い。


反意語


  • boil (茹でる) / steam (蒸す) / bake (オーブンで焼く)

    油を使わない調理法という意味で反対の概念を持つ単語になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /fraɪ/

  • アクセントは単音節で、語の先頭にあります。

  • アメリカ英語: [frái] (「フライ」に近い発音)

  • イギリス英語: 同じく [frái]

  • よくある間違い: 「フリー」/fríː/ と伸ばすなどは誤りで、正しくは短い「アイ」/aɪ/ 音になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「frie」と書いてしまうミスがあるので注意。

  2. 同音異義語との混同: “fry”と同じ発音の単語は特にありませんが、似たスペルの“try”や“cry”と混同しないよう気をつける。

  3. 使い分け: 「oilを使う場合はfry」「水の場合はboil」など、調理の仕方によって動詞を変える必要があります。

  4. 試験対策: TOEICや英検では、「適切な料理方法を選ぶ」「レシピ表現」などの問題で出所となる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Fry” = “Fire + Oil” のイメージ: 油を使って火にかける感じを思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • 語源的にも「加熱する」という意味が根底にあるので、“揚げる/焼く”はすぐに“熱”を伴うイメージを思い出すようにするとスムーズに暗記できます。

  • 調理中の「ジュワッ」という音(英語だとsizzle)とセットで覚えるのもおすすめです。


以上が、動詞「fry」の詳細解説です。油で食材を熱する際に最も一般的に使われる、日常生活で必須の単語です。料理に関する英語表現を学ぶときに、ぜひマスターしてみてください。

意味のイメージ
fry
意味(1)

…‘を'油で揚げる,油でいためる

意味(2)

揚げ物になる,揚がる

意味(3)

《話》(日光浴などして)焼く,日焼けする

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