元となった辞書の項目
checkup
解説
1. 基本情報と概要
単語: checkup
品詞: 名詞 (可算名詞)
英語での意味: a medical examination or general health screening
日本語での意味: 健康診断、検診
「checkup」は、病院での健康診断や身体の状態を総合的に調べる際に使われる名詞です。たとえば、「風邪をひきやすくなってきたから健康診断を受けようかな」のように、身体の状態を一通り調べる「検診」というニュアンスで使われます。
活用形
- 単数: checkup
- 複数: checkups
他の品詞になったときの例
- check up on: (~について)確認する、(人を)見守る
- 例: I need to check up on my neighbor who has been ill.
- 例: I need to check up on my neighbor who has been ill.
- checkout (名詞): レジ、会計、チェックアウト(ホテルでの手続きなど)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- 健康や病院に関する基本的な単語としてはやや慣れてきたレベルで使われる語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- check: 確認する、点検する
- up: 上へ、完了まで(副詞的意味を含む接尾要素として働くことが多い)
二つの語が組み合わさり、身体や健康状態を「確認する」ことを意味するのが「checkup」です。
派生語や類縁語
- check (動詞/名詞)
- check-in (名詞/動詞)
- checkout (名詞)
- checkup (名詞)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- annual checkup(年に一度の健康診断)
- routine checkup(定期健診)
- dental checkup(歯科検診)
- physical checkup(身体検査/健康診断)
- comprehensive checkup(総合健康診断)
- medical checkup(医療健診)
- regular checkup(定期的な検診)
- thorough checkup(徹底的な検査)
- prenatal checkup(妊婦検診)
- follow-up checkup(フォローアップ検査)
3. 語源とニュアンス
語源
- check は、フランス語の「eschec(失敗や王手を意味するチェス用語)」から派生し、「点検、確認」などの意味へ広がりました。
- up は、古英語で “u ppe” に起源を持ち、「上方へ」「完了まで」などの意味があります。
- この二つが組み合わせられ、健康状態を上から下まで、全体的に「確認する」イメージを表す言葉が「checkup」として定着しました。
ニュアンスや使用上の注意
- 医療や健康に関わる文脈で用いられる場合がほとんどです。
- カジュアルな場面でも、「I need to get a checkup.(健康診断を受けなきゃ)」のように自然に使われます。
- フォーマルな文面でも「annual medical checkup」のように、ビジネス書面や公的文章でも許容される表現です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞として扱います。
- 例: I have two checkups scheduled this year.
- 例: I have two checkups scheduled this year.
- 「checkup」を使った一般的な表現
- have a checkup: 健康診断を受ける
- go for a checkup: 検診に行く
- give (someone) a checkup: (医師が)~に検診を行う
- have a checkup: 健康診断を受ける
使用シーン
- カジュアル: “I’m going for a checkup next week.”
- フォーマル: “Employees are required to undergo an annual medical checkup.”
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)での例文
- “I’m overdue for a checkup. I should make an appointment soon.”
(健康診断の時期を過ぎちゃった。そろそろ予約しないと。) - “My mom keeps telling me to get a checkup every year.”
(母が毎年健康診断を受けろってしつこく言うんだ。) - “Are you free tomorrow? I have a checkup in the morning.”
(明日空いてる? 朝に健康診断があるんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “All employees must complete their annual checkup by the end of August.”
(全従業員は8月末までに年次健康診断を受けなければなりません。) - “Please submit proof of your checkup to the HR department.”
(健康診断の証明書を人事部に提出してください。) - “We provide a free checkup for our staff every year.”
(当社は毎年、スタッフに無料の健康診断を実施しています。)
学術・医療の文脈での例文
- “Regular checkups can help detect diseases at an early stage.”
(定期健診は病気を早期に発見するのに役立ちます。) - “A comprehensive checkup often includes blood tests and X-rays.”
(総合的な健診にはしばしば血液検査やX線検査が含まれます。) - “Please schedule a follow-up checkup in three months.”
(3か月後にフォローアップの検診を予約してください。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- examination(検査)
- 「詳細な検査」のニュアンス。医療以外でも「試験」の意味がある点が異なる。
- 「詳細な検査」のニュアンス。医療以外でも「試験」の意味がある点が異なる。
- medical exam(医療検査)
- 医療従事者が行う検査のフォーマルな表現。
- 医療従事者が行う検査のフォーマルな表現。
- physical(身体検査/健康診断)
- アメリカ英語で特に「健康診断」を指すカジュアルな言い方。
- アメリカ英語で特に「健康診断」を指すカジュアルな言い方。
- screening(スクリーニング)
- 病気の有無を調べる「ふるい分け」的な検診を指す。
反意語(Antonyms)
- はっきりとした反意語はありませんが、あえて挙げるなら “neglecting one’s health(健康管理を怠る)” などが「健康診断を受けない」という意味で対照的。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈtʃek.ʌp/(アメリカ英語なら [ˈtʃɛk.ʌp], イギリス英語でも同様の傾向)
- アクセントは「check」の部分に強勢があります。
- アメリカ英語 /tʃek.ʌp/ とイギリス英語 /tʃek.ʌp/ で大きな違いはありません。母音の微妙な違い程度です。
- つづりの間違いとして “check-up” などハイフンで表記される場合もありますが、単語としては “checkup” でひとつの名詞です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 同音/類似表現との混同
- “checkout” (会計・レジ) と混同しやすいので注意。
- “checkout” (会計・レジ) と混同しやすいので注意。
- スペルミス
- “check-up” とハイフン付きで書かれることもあるが、辞書によっては “checkup” が一語として推奨される場合もある。
- “check-up” とハイフン付きで書かれることもあるが、辞書によっては “checkup” が一語として推奨される場合もある。
- 試験対策
- TOEICのリスニングやリーディングで、「会社が従業員に健康診断を受けさせる場面」などで登場することが多い。文脈から意味を推測できるようにしておくと良い。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「check(確認)」+「up(上までしっかり・全部)」というイメージで、「身体を頭からつま先まで、全部確認する」という覚え方をすると定着しやすいです。
- 「定期的に体の状態をチェックして“アップデート”しよう」という語感で覚えると「checkup = 身体をチェックしてアップデートする」イメージが湧いて覚えやすいでしょう。
- スペリングは “checkup” と「check」と「up」を続けて書くのが一般的、と意識すると混乱しなくなります。
以上が「checkup」の詳細解説です。日常会話からビジネスまで幅広く使える大切な単語ですので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
照合,試験,検査
意味(2)
健康診断