最終更新日:2025/08/17

来週、新しいテレビ番組のオーディションがあります。

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元となった辞書の項目

audition

名詞

〈C〉視聴テスト,オーディション(歌手・俳優など声の質や演技を試す審査) / 〈U〉聴力,聴くこと

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: audition

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語)


  1. A short performance done by an actor, singer, musician, etc., to demonstrate their ability or skill.

  2. (やや古い用法) The act or sense of hearing.

意味(日本語)


  1. 俳優や歌手、演奏者などが自身の実力を示すために行う「試験的なパフォーマンス」や「審査のための演技・演奏」。

  2. (あまり一般的でない意味) 「聴覚」または「聞く行為」。

「俳優や歌手志望の方がオーディションに参加して、プロデューサーやディレクターに実力を直接見せるために使われる単語です。主に演劇や音楽業界で “試験” のような場面で用いられます。」

活用形の例


  • 単数形: an audition

  • 複数形: auditions

他の品詞形(動詞)


  • to audition (動詞)


    • 現在形: audition(s)

    • 過去形・過去分詞形: auditioned

    • 進行形: auditioning


「名詞以外にも “オーディションを受ける・行う” と動詞で使われる場合があります。」

CEFRレベルの目安


  • B2: 中上級

    一般教養やニュース、映画などで耳にする機会もあるため、やや専門的な分野(演劇・音楽)とはいえ、B2レベルの語彙として扱われやすいです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭辞 (prefix): なし

  • 語幹 (root): “audit” (ラテン語 “audire”=「聞く」がもと)

  • 接尾辞 (suffix): “-ion”(名詞化するための接尾辞)

派生語・類縁語


  • audio(オーディオ): 音に関するもの

  • auditory(聴覚の): 聴覚に関する

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. hold an audition


    • (オーディションを開催する)


  2. have an audition


    • (オーディションを受ける・行う)


  3. go to an audition


    • (オーディションに行く)


  4. pass an audition


    • (オーディションに合格する)


  5. fail an audition


    • (オーディションに落ちる)


  6. open audition


    • (誰でも参加できるオーディション)


  7. video audition


    • (ビデオ形式のオーディション)


  8. final audition


    • (最終オーディション)


  9. audition tape


    • (オーディション用の録画/録音テープ)


  10. callback after the audition


    • (オーディション後の呼び戻し・次の段階への招集)



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “audire”(=「聞く」)が由来。

  • 元々は “the act of hearing” の意味も含まれていましたが、現代では俳優や歌手などが実力を示すための「試験的パフォーマンス」を指す用法が主流です。

ニュアンス・使用時の注意


  • 感情的な響き: 夢や希望、緊張感が伴う文脈で使われがちです。

  • 使用シーン: 芸能・音楽・舞台・映画などのフォーマルからカジュアルまで幅広く使われますが、専門領域(エンタメ業界寄り)の単語です。

  • 口語/文語問わず比較的よく使われますが、面接や試験を一般的に “audition” とは言わないので注意します(通常の仕事面接は “job interview”)。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “an audition” と冠詞をつけたり、“many auditions” のように複数形で用いる。

  • 一般的な構文例:


    • “She prepared a monologue for the audition.”(オーディションのために彼女はモノローグを準備した。)

    • “We’re going to hold auditions next week.”(来週オーディションを開催する。)


  • イディオム: 特定のイディオムというより、上記のように “hold an audition,” “go for an audition,” “make it through the audition” といった決まり文句に近い表現が用いられます。


5. 実例と例文

1) 日常会話での例


  1. “I’m so nervous about my audition tomorrow—I’ve been practicing nonstop.”


    • 「明日のオーディションがすごく緊張するわ。ずっと練習しっぱなしなの。」


  2. “Did you hear? Sarah passed her audition for the local theater!”


    • 「聞いた?サラが地元の劇団のオーディションに合格したんだって!」


  3. “I have to leave early today because my friend needs a ride to her audition.”


    • 「友達をオーディション会場に送らなきゃいけないから、今日は早めに帰らないと。」


2) ビジネスシーンでの例


  1. “We plan to hold open auditions for the new commercial next Monday.”


    • 「新しいコマーシャルのオープンオーディションを来週月曜日に開催する予定です。」


  2. “Can you review these audition tapes and shortlist potential candidates?”


    • 「このオーディションテープをチェックして、有力候補をリストアップしてもらえますか?」


  3. “The director wants to meet everyone in person before scheduling second auditions.”


    • 「監督は、二次オーディションを組む前に、全員と直接会いたがっています。」


3) 学術的・専門的な文脈での例


  1. “The process of audition is critical in ethnomusicology studies, as it examines the interactive evaluation of cultural performance.”


    • 「エスノミュージコロジー研究において、オーディションの過程は重要です。文化的パフォーマンスを相互評価するための手段として機能するからです。」


  2. “Historical documents show that audition practices date back to the 16th century in some forms of theatre.”


    • 「歴史文書によると、オーディションの慣習はある種の劇場において16世紀までさかのぼることがわかっています。」


  3. “In film production, casting directors often rely on multiple callbacks after the initial audition.”


    • 「映画制作では、キャスティングディレクターが初回のオーディションの後に複数回のコールバックを行うことが多いです。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. tryout(トライアウト)


    • スポーツや演劇などで候補者が能力を示す機会。 “audition” よりもスポーツシーンでも使いやすい。


  2. casting(キャスティング)


    • 俳優や声優などを選ぶプロセス全般を指し、オーディション含む広い意味。


  3. screen test(スクリーンテスト)


    • 映画やテレビなど映像作品のためのテスト撮影。


  4. test performance(試験的な演技・演奏)


    • カジュアルな形で言うときに使える場合も。正式にはあまり使わない。


反意語(Antonyms)


  • はっきりとした反意語はありませんが、あえて挙げるなら


    • performance(本番の公演): 実際の披露や上演を指す点が “オーディション” と対比的。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /ɔːˈdɪʃən/ または /ɑːˈdɪʃən/

  • IPA (イギリス英語): /ɔːˈdɪʃ(ə)n/

  • アクセント: 2音節目 “di” に強勢

  • よくある間違い: “ad-dition” (加算) や “e-dition” (版) などと混同しないように。スペルは a-u-d-i-t-i-o-n です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの混同


    • “addition”(足し算)や “edition”(版)と間違えないように注意。


  2. 用法の誤用


    • “面接”(job interview)は “audition” ではない。芸能や音楽業界の「試験的パフォーマンス」を指すときに限定して使う。


  3. TOEIC・英検などの試験対策


    • エンタメや人事関連での長文読解に出てくることがある。意味を正確に把握しておこう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “audi-” は “audio” と同じく「聞く・音」のイメージから来ていると覚えるとよい。

  • 「俳優や歌手が舞台でプチ本番をやるような試験」とイメージすると使い方を理解しやすい。

  • “au + di + tion” と声に出して区切りながら覚えると、スペルミスを防ぎやすい。


以上が audition の詳しい解説です。演劇や音楽、芸能関係でよく出てくる言葉なので、スペリングや発音、その使われ方をしっかり覚えておくと便利です。ぜひ参考にしてください。

意味のイメージ
audition
意味(1)

〈U〉聴力,聴くこと

意味(2)

〈C〉視聴テスト,オーディション(歌手・俳優など声の質や演技を試す審査)

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