dentist
以下では、英単語「dentist」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
単語: dentist
品詞: 名詞 (countable)
意味(英語): “A medical professional who is qualified to diagnose, prevent, and treat diseases and conditions of the teeth and gums.”
意味(日本語): 「歯や歯茎の疾患を診断・予防・治療する医師(歯科医)のこと。」
「自分の歯に問題があるときに行くお医者さんです。虫歯の治療や歯をきれいに保つために診てもらう場所で使われる単語です。」
活用形
- 名詞のため動詞のような活用はありません。
- 複数形は dentists となります。
他の品詞になった例
- dental (形容詞) → 歯科の、歯の(例: dental care「歯のケア」)
- dentistry (名詞) → 歯科医学/歯科医術
CEFRレベル(目安): A2(初級)
A2レベルは「基本的な日常語彙を理解し、簡単な会話に参加できる」レベルです。日常的な職業に関する単語として、比較的早い段階で学ばれる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- dent-: ラテン語の「歯」を意味する “dent-” (例: dental, denture, dentist)
- -ist: 専門家や従事者を表す接尾辞 (例: artist「芸術家」、scientist「科学者」)
「dentist」は「歯(dent)」を扱う「専門家(ist)」という構成になっています。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- make an appointment with a dentist → 歯医者に予約をとる
- go to the dentist → 歯医者に行く
- regular dental check-ups → 定期歯科検診
- dentist’s office → 歯科医院
- family dentist → かかりつけの歯医者
- dental hygienist → 歯科衛生士
- dental treatment → 歯科治療
- dental insurance → 歯科保険
- visit the dentist → 歯医者を受診する
- fear of the dentist → 歯医者への恐怖
3. 語源とニュアンス
- 語源: フランス語の “dentiste” (さらにその元はラテン語の “dens, dent-”=「歯」)
- 歴史的な使われ方: 医療の専門職として、歯や口腔内の健康を維持する職業名として18世紀頃から用いられています。
- ニュアンス:
- 日常会話でよく登場する、ごく一般的な語。
- 歯科治療の場面や歯の健康管理の話題で必須の単語です。
- 患者の側にとっては少し緊張したり嫌なイメージを持つ場合もあります。
- 日常会話でよく登場する、ごく一般的な語。
使用シーン:
- カジュアルな会話でもフォーマルな書き言葉でも同様に使用されます。
- 「I’m going to the dentist.」「I have a dentist appointment.」などニュースやメール文など、どちらでもOKです。
4. 文法的な特徴と構文
- 「dentist」は 可算名詞 であり、数えられます。 例: one dentist, two dentists
- 特別な文法構文はあまりありませんが、「go to the dentist」や「visit the dentist」の形で使うことが多いです。
- フォーマル・カジュアル共に同じ使い方をします。
- 書き言葉でも話し言葉でも同じように使用されます。
イディオム的な表現
はっきりとしたイディオムは少ないですが、「to pay a visit to the dentist(歯医者に行く)」などは日常的な言い回しです。
5. 実例と例文
以下に、日常会話・ビジネス・学術的文脈の3つの場面ごとに、より自然な例文をそれぞれ示します。
5.1 日常会話 (3例)
“I need to go to the dentist because I have a terrible toothache.”
(ひどい歯痛があるから歯医者に行かないと。)“My son is afraid of the dentist, but we have to schedule a check-up.”
(息子は歯医者が怖いんだけど、検診を予約しないといけないの。)“Have you found a good dentist in your new neighborhood yet?”
(引っ越し先で良い歯医者さんはもう見つかった?)
5.2 ビジネス (3例)
“I’ll be slightly late to the meeting; I have a dentist appointment this morning.”
(会議に少し遅れます。今朝は歯医者の予約があるんです。)“Our dental insurance plan covers most of the costs for routine dentist visits.”
(私たちの歯科保険は、定期的な歯科受診の費用の大部分をカバーしています。)“We can arrange a corporate wellness program that includes free visits to a dentist.”
(歯科医院の無料受診を含む企業向けの健康管理プログラムを手配できます。)
5.3 学術的な文脈 (3例)
“Dentists often recommend fluoride treatments to strengthen the enamel.”
(歯科医はエナメル質を強化するためにフッ素処置を勧めることが多い。)“Modern dentistry has greatly reduced the discomfort associated with visiting a dentist.”
(現代の歯科医学は、歯医者に行くときの不快感を大幅に減らしています。)“According to the study, regular visits to a dentist can significantly lower the risk of gum disease.”
(研究によると、定期的に歯医者を受診することで歯茎の病気のリスクが大幅に低下することがわかっています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “dental surgeon” → 歯科外科医(より手術に特化したニュアンス)
- “tooth doctor” → 非常に口語的・稀な表現(子供っぽい言い方)
- “oral health practitioner” → 口腔衛生の専門家(広い意味での表現)
いずれも「歯を扱う医師」という意味ですが、「dentist」が最も一般的でフォーマル・カジュアル問わず使われます。
反意語 (Antonyms)
- 明確な直接の反意語はありません。
- 強いて対比するなら “patient” と言えますが、「医者と患者」という対の関係なので、意味としての反意語ではありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈden.tɪst/
- 強勢: 第1音節「den」にアクセントがあります。
- アメリカ英語: ˈden.tɪst
- イギリス英語: ˈden.tɪst
- 発音の注意: アクセントを “DEN” に置き、「ティスト」のように発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「dentist」を「dentost」や「denitst」と間違えないようにする。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特になく、つづりが似ている “dental” (形容詞) などと混同しないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検のリスニングで「appointment with a dentist」など、職業・予約の文脈で出題されやすいキーワードです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “dent” → “歯” を思い浮かべる: 「デンチャー(入れ歯)=denture」と関連付けて覚えると良いかもしれません。
- “ist” → “専門家” のイメージ: 「artist, scientist」とおなじ “-ist” のイメージで記憶すると覚えやすいです。
- テクニック: フラッシュカードなどに「歯のイラスト + dentist」と書いて覚えると、視覚的に記憶に残りやすいです。
以上が英単語「dentist」の詳細解説です。歯に関する他の語(dental, dentistry, dentureなど)と関連付けて覚えておくと、語彙の幅が広がるでしょう。ぜひ参考にしてください。
歯科医,歯医者