最終更新日:2025/02/25

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元となった辞書の項目

commerce

名詞

〈U〉《...との》 商業, 通商, 貿易 《with ...》

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解説

名詞 “commerce” を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: commerce

日本語: 商業、貿易、通商

品詞: 名詞(不可算名詞)

意味(英語・日本語)


  • Commerce とは、商品やサービスを生産者から消費者へ交換・流通させる活動全般のことを指します。

  • 日本語では「商業」や「貿易」、「通商」と訳され、売買の取引やビジネス全般を表す単語です。

  • 「企業や国同士が商品を扱う活動」というイメージで、“business” や “trade” よりもやや広い意味合いを持つことがあります。

「ビジネス全般で使われるイメージで、売買や流通、商業活動全体を総称する語です。『企業間の取引』『国内外の経済活動』など、経済にかかわる文脈でよく出てきます。」

活用形:


  • 名詞なので、基本的には単数形のみで使われる不可算名詞です(複数形 commerces は通常使用されません)。

他の品詞:


  • adj.(形容詞): commercial(商業の、商業に関する)

  • adv.(副詞): commercially(商業的に)

※「commerce」を形容詞形にすると「commercial」となり、テレビCMの “commercial”(コマーシャル)とも関連があります。

CEFR レベル目安: B2(中上級)


  • B2(中上級)は、「仕事や学業での複雑な内容が理解できる」レベルです。「commerce」は経済やビジネス分野でよく登場する単語なので、B2 レベルの語彙として対策するとよいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • com-(共に, together)

  • merce(商品, goods)

ラテン語の *commercium*(com-「共に」+ merx(商品))が由来です。

関連語や派生語


  • commercial (adj.) : 商業の → 例: “commercial success”(商業的成功)

  • merchandise (n.) : 商品、製品 (同じ語源から派生)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. international commerce:国際商業

  2. e-commerce:電子商取引

  3. chamber of commerce:商工会議所

  4. commerce department:商務部 / 商務省

  5. commerce clause:通商条項(法律・憲法上の用語)

  6. commerce and trade:商業と貿易

  7. commerce platform:商業プラットフォーム(ネット販売サイトなど)

  8. engage in commerce:商業活動に従事する

  9. facilitate commerce:商業を促進する

  10. online commerce:オンライン商取引


3. 語源とニュアンス

語源


  • commerce はラテン語 *commercium* がフランス語を経由して英語に入った言葉です。

  • *commercium* は「共に(com-)商品(merx)」が元になっており、もとの意味は「物と物を交換すること」。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「commerce」は特にフォーマルでやや堅い印象を持ちます。ビジネス文書や経済関連の記事、政策のトピックなどでよく登場します。

  • 口語で使用する場合もありますが、「ビジネス全般」を指すなら “business” の方がカジュアルです。

  • 「commerce」は特に具体的な売買や経済活動全般を大きく網羅しているイメージです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞 → “a commerce” のような使い方はできません。

  • 指し示す範囲が広いため、具体的な数を表すときには “aspects of commerce”(商業の諸側面)などのように表現します。

一般的な構文・イディオム


  • “X is vital to commerce.”

    「X は商業にとって不可欠である。」

  • “The commerce between two countries is growing.”

    「2 国間の通商が増大している。」

フォーマルかカジュアルか


  • 「commerce」は主にフォーマルな文章やニュース、学術的な文脈での使用が多めです。日常会話なら “business” や “trade” を使う場合が多いでしょう。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例


  1. “I’m studying how e-commerce works so I can sell my crafts online.”

    (自分の手作り品をオンラインで売るために電子商取引の仕組みを勉強しているよ。)

  2. “Our town depends on tourism for most of its commerce.”

    (私たちの町は、その商業のほとんどを観光に頼っているんだ。)

  3. “Commerce is changing rapidly with new technology.”

    (新しい技術によって商業の形が急速に変化しているよ。)

ビジネスシーン(フォーマル・ビジネス)


  1. “The chamber of commerce organized a seminar on international trade regulations.”

    (商工会議所が国際貿易規制に関するセミナーを開催しました。)

  2. “Effective communication is essential in global commerce.”

    (グローバルな商業活動においては、効果的なコミュニケーションが不可欠です。)

  3. “The company’s strategy aims to facilitate commerce through digital platforms.”

    (その企業の戦略は、デジタルプラットフォームを通じて商業を促進することを目指しています。)

学術的な文脈


  1. “Many scholars argue that robust commerce can lead to greater political stability between nations.”

    (多くの学者は、活発な商業活動が国同士の政治的安定に寄与する可能性があると主張しています。)

  2. “Historical records show the emergence of commerce along major trade routes.”

    (歴史的記録は、主要な交易路に沿って商業が発展してきたことを示しています。)

  3. “An interdisciplinary approach is crucial in understanding modern commerce dynamics.”

    (現代の商業のダイナミクスを理解するには、学際的なアプローチが極めて重要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. trade(貿易)


    • 「輸出入を伴う貿易」というニュアンスが強い

    • 日常会話でもビジネスでも広く使われる


  2. business(ビジネス)


    • 企業活動や日常での取引全般を指す

    • カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使用


  3. merchandising(商品化、マーチャンダイジング)


    • 販売戦略や商品のプロモーション周りを指す

    • より専門的・具体的な意味をもつ


  4. economic exchange(経済交易)


    • より学術的・抽象的な表現


反意語 (Antonyms)


  • noncommercial / nonprofit(非営利の)


    • 利益を追求しない活動を示す場合に対比されることがある



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • イギリス英語 (BrE): /ˈkɒm.ɜːs/ (カマース のような音)

  • アメリカ英語 (AmE) : /ˈkɑː.mɝːs/ (カーマース のような音)

どちらも第一音節 “com-” に強勢(アクセント)がきます。

よくある発音の間違い


  • 第二音節 “-merce” を「マー〇ス」「メアス」のように曖昧に発音しないように注意

  • “r” の発音が続くので、特にアメリカ英語では「マース」に近い響きになる


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. つづり: “com*m*erce” の “m” が重なることを忘れがち

  2. 不可算名詞: “a commerce” のようには使わない

  3. business / trade / commerce の混同


    • “business” や “trade” と似ているが、かなりフォーマルかつ包括的な意味合い


  4. 試験対策


    • TOEIC や英検などでもビジネス系のパッセージに頻出

    • 特に “chamber of commerce” や “e-commerce” などの派生表現が問われることがある



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: “com-” (共に) + “merce” (商品) → 「商品を共有・交換し合う」

  • スペリングのコツ: 「co」+「m」+「merce」。中間の “mm” を忘れないよう「co + mm + erce」で分割して覚えると◎

  • 連想ストーリー: 「e-commerce (EC) サイト」はインターネットで商売をすること → “commerce” = 商業活動のイメージを強めてくれます。


以上が “commerce” の詳細解説です。「商業活動全般」を指すフォーマルな表現として、特にビジネスや経済関連の文章で目にする単語なので、ニュース記事やビジネス文書の読解などにも役立ちます。ぜひ例文とあわせて覚えておきましょう。

意味のイメージ
commerce
意味(1)

(…との)商業,通商,貿易(trade)《+with+

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