最終更新日:2025/10/02

ロボットが家中を掃除しました。

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The robot cleaned the entire house.

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元となった辞書の項目

robot

名詞

ロボット / 機械的に働く人間,他人の意のままに働く人

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解説

1. 基本情報と概要

単語: robot

品詞: 名詞

活用形:


  • 単数形: robot

  • 複数形: robots

意味(英語): A machine capable of carrying out a complex series of actions automatically, especially one programmed by a computer.

意味(日本語): 自動的に複雑な動作を行う機械、特にコンピューターでプログラムされたもの。

「よくSF作品や工場での自動機械として想像される、動作を自動化して行う機械全般を指す単語です。人型に限らず、工業用のアーム型機械なども“robot”と呼ぶことがあります。」

他の品詞形:


  • 形容詞: robotic(ロボットの、ロボットのような)

  • 動詞形はありませんが、関連して “to robotize” (まれに使われる) という動詞形もあります。

  • 名詞(領域名詞): robotics(ロボット工学)

CEFRレベルの目安: B1(中級)

「日常会話やニュースなどでも比較的よく聞く単語ですが、やや専門的な場面で使われることもある単語です。」


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「rob- / robot」


    • もともとはチェコ語の「robota(強制労働)」が語源とされています。


  • よく使われる派生語や関連語:


    • robotics: ロボット工学

    • robotic: ロボットに関する、ロボットのような

    • android: (特に人間の形をした)ロボット


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10個:



  1. industrial robot(産業用ロボット)

  2. robot arm(ロボットアーム)

  3. robot vacuum cleaner(ロボット掃除機)

  4. robot technology(ロボット技術)

  5. humanoid robot(ヒト型ロボット)

  6. robot revolution(ロボット革命)

  7. companion robot(コンパニオンロボット)

  8. military robot(軍事用ロボット)

  9. robot-assisted surgery(ロボット支援手術)

  10. service robot(サービス用ロボット)


3. 語源とニュアンス

語源:

「robot」はチェコ語で「robota(強制労働)」を由来とし、劇作家カレル・チャペックの戯曲『R.U.R.(Rossum’s Universal Robots)』で初めて使われました。

当時は「労働を強いられる者」や「人間が担っていた労働を肩代わりする人工の存在」というニュアンスがありました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 技術的・工学的な文脈では専門用語として使われることが多いです。

  • SFや日常会話でも幅広く使われ、“機械的で感情がない” といったイメージを持たれることがあります。

  • フォーマルな場面でも問題なく使用できますが、ロボットに擬人化したような言い方をするとややカジュアルな印象を与えることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞


    • a robot / two robots / many robots のように数えられます。


  • 一般的な構文例:


    • “X is a robot designed to do Y.”(XはYをするように設計されたロボットである)

    • “Robots are transforming the manufacturing industry.”(ロボットは製造業を変革しつつある)


  • イディオム:


    • “on autopilot” と似たイメージで、人間がロボットのように機械的に行動する状態を指す表現もありますが、それほど頻繁には使われません。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I just got a new robot vacuum cleaner, and it does all the cleaning for me!”

    (新しいロボット掃除機を買ったんだ。掃除を全部やってくれるよ!)


  2. “My son wants a toy robot for his birthday.”

    (息子が誕生日にロボットのおもちゃを欲しがってるよ。)


  3. “Sometimes I feel like a robot when I do the same tasks all day.”

    (一日中同じ作業をしていると、ロボットになったような気がするよ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “We are considering implementing robots in our production line to reduce costs.”

    (コスト削減のために、私たちは生産ラインにロボットを導入することを検討しています。)


  2. “Our new automated system uses robot arms for packaging.”

    (新しい自動化システムは包装にロボットアームを使用しています。)


  3. “Robots can streamline repetitive tasks, allowing employees to focus on more creative work.”

    (ロボットは繰り返し作業を効率化し、社員がより創造的な仕事に集中できるようにしてくれます。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The study explores human-robot interaction in healthcare settings.”

    (その研究はヘルスケア環境における人間とロボットの相互作用を探っています。)


  2. “Advanced robotics research focuses on improving machine learning algorithms for autonomous movement.”

    (先端ロボット研究では、自律移動のための機械学習アルゴリズムの向上に注目しています。)


  3. “Robotics plays a critical role in modern engineering education.”

    (ロボット工学は現代の工学教育において重要な役割を果たしています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. android(アンドロイド / 人間の形をしたロボット)


    • ロボットの中でも特にヒト型のものを強調する際に使用。


  2. automaton(オートマトン / 自動人形)


    • 歴史的・やや古風な響きがある。


  3. machine(機械)


    • 非常に広義のため、具体的にロボットを指すときはやや不十分。


反意語:


  • 明確な対義語はありませんが、強いて挙げるなら “human” (人間) や “manual labor” (手作業) が「人間による作業」という点で相対的な概念となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˈroʊ.bɑt/ または /ˈroʊ.bət/

    • イギリス英語: /ˈrəʊ.bɒt/


  • アクセント: 単語の最初の音節 “ro” に強勢がきます: RO-bot


  • よくある発音の間違い:


    • /rəˈbɑt/ のようにアクセントの位置をずらしてしまう。

    • 末尾の “t” が弱くなりすぎて /roʊbə/ のように聴こえてしまう場合がある。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “robit” や “robott” のように誤ってつづりを増やしてしまう。

  • 同音異義語との混同: “rowboat”(ボートを漕ぐ “row boat”)と音がやや似ていますが、全く別の意味です。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などでも、ロボット技術や未来の労働形態についての文章中で出てくることがあります。段落の文脈から「自動機械」という意味をしっかり推測できるようにしておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚えやすくするためのストーリー: 「チェコの劇作家による『R.U.R.』から生まれた言葉」という元ネタは、意外とインパクトがあり記憶に残りやすいです。

  • スペリングのポイント: “ro” + “bot” と区切ると覚えやすいかもしれません。

  • 勉強テクニック: SF映画やアニメ、ニュース記事など、ロボットに関するトピックに触れながら覚えると自然に定着しやすいでしょう。

以上が名詞“robot”の詳細解説です。ぜひ会話や文章で積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
robot
意味(1)

ロボット

意味(2)

機械的に働く人間,他人の意のままに働く人

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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