最終更新日:2025/08/08

計画の実行はスムーズに行われました。

正解を見る

The execution of the plan went smoothly.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

execution

名詞

〈U〉(命令・任務などの)実行,遂行《+of+名》 / 〈U〉〈C〉死刑執行,処刑 / 〈U〉(芸術品の)制作,できばえ;演奏[ぶり];演技 / 〈U〉(遺言などの)執行《+of+名》

このボタンはなに?

計画の実行はスムーズに行われました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: execution

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語):


  1. The act of carrying out or performing something, such as a plan or order.

  2. The legal act of putting someone to death as a penalty.

意味 (日本語):


  1. 何か(計画や命令など)を実行すること。

  2. 死刑を執行すること。

    「計画を実際に行動に移す」や「死刑を実施する」といった文脈で使われる単語です。

活用形:


  • 単数形: execution

  • 複数形: executions

他の品詞形:


  • 動詞: execute (実行する、処刑する)


    • 例: executed (過去・過去分詞形), executing (進行形)


  • 形容詞: executable (実行可能な)

CEFR レベルの目安: B2(中上級)


  • 文章中でも会話中でも出てくる、抽象的な概念や法律関連、ビジネス関連でも使われる語彙です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語源的には、ラテン語の exsequi(「やりとげる」「最後まで行う」)が由来です。

  • 接頭語「ex-」: 「外に、十分に」

  • 語幹「sequi」: 「続く、追う」に由来するとされています。

詳細な意味 / 用途:


  1. 実行: 計画や命令などを実際に行動に移すこと

  2. 処刑: 特に法律で定められた死刑の執行を指す

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個):


  1. public execution – (公開処刑)

  2. execution of a plan – (計画の実行)

  3. execution of an order – (命令の執行)

  4. stay of execution – (執行停止)

  5. flawless execution – (完璧な実行)

  6. botched execution – (失敗した処刑 / 実行)

  7. execution date – (執行日 / 実行日)

  8. execution phase – (実行段階)

  9. delay in execution – (執行の遅延)

  10. before the execution – (処刑/実行の前に)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • Middle English (中英語)・Anglo-French (アングロ・フランス語) を経て、ラテン語 executio(n-) (= exsequi) にさかのぼる。

  • 「物事をやり遂げる」「徹底的に遂行する」という意味が基盤となっています。

ニュアンス:


  • 「実行」の意味では、フォーマルから日常まで幅広く使われ、プランを進める・義務を果たすなどにも用いられます。

  • 「処刑」の意味を持つ場合には法的でフォーマルな響きがあり、特に文章やニュース、法律文書で見られます。慎重に使うべき単語です。

使用時の注意点:


  • 「処刑」の意味が強調される場合、不穏な文脈を与えることがあるため、日常会話で誤解を避けるためには「実行」「実施」などの意味と区別して使い分ける必要があります。

  • 論文や法律文書などではフォーマルに「執行(する)」としてしばしば登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable/uncountable):


    • “execution” は「死刑執行など1回の行為」を指すときは可算名詞 (an execution, two executions...)、行為全般を指すときは不可算名詞として扱われることもあります。


  • 動詞形: execute (他動詞)


    • 目的語がないと成り立ちにくい(他動詞のため、何を実行するか、誰を処刑するかを明確にする必要があります)。


イディオム/構文例:


  • “to carry out an execution” – 死刑を執行する

  • “to oversee the execution of something” – 何かの実行を監督する

  • “to stay someone’s execution” – (死刑などの)執行を延期する

使用シーン:


  • フォーマル寄りの単語。法律文書、ビジネス文書、ニュース記事などで多用されます。

  • カジュアルな日常会話では「execute (実行する)」や「carry out (行う)」などが比較的やわらかい形で使われる場合があります。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I was impressed by the execution of the magic trick.”


    • 「あの手品の実行(パフォーマンス)の仕方には感心したよ。」


  2. “Her execution of the dance routine was perfect.”


    • 「彼女のダンスの振り付けのこなし方は完璧だったよ。」


  3. “We talked about the execution of our weekend plans.”


    • 「私たちは週末の計画をどう実行するか話し合った。」


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “The execution of this marketing strategy requires careful planning.”


    • 「このマーケティング戦略を実行するには、綿密な計画が必要です。」


  2. “We need to ensure swift execution of our new policies.”


    • 「新しい方針の素早い実行を確実にしなければなりません。」


  3. “A flawless execution of the project will enhance our reputation.”


    • 「完璧なプロジェクトの実行は、我々の評判を高めるでしょう。」


学術的/法的文脈での例文 (3つ)


  1. “The theories discuss the optimal execution of complex computational tasks.”


    • 「その理論は、複雑な計算タスクを最適に実行する方法について論じています。」


  2. “The court ordered an immediate execution of the judgment.”


    • 「裁判所は、判決の即時執行を命じた。」


  3. “Historical records indicate that public executions were once common.”


    • 「歴史的記録によれば、かつては公開処刑が一般的だったとされる。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. implementation (実装、実行)


    • よりビジネスや技術寄りのニュアンス。


  2. carrying out (実行)


    • 動詞句としては日常的な表現。


  3. enforcement (施行)


    • 法律や規則の施行を指す。少しフォーマル。


反意語 (Antonyms):


  1. cancellation (取り消し)

  2. suspension (一時停止)

  3. abandonment (放棄)


  • 例: “The execution of the plan was canceled.” (実行は取り消された) のように用いる。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌɛk.sɪˈkjuː.ʃən/(米・英ほぼ共通だが、地域によって微妙な差あり)

  • アクセント: 「-cu-」の部分に強勢が置かれる: ex-e*CU*-tion

  • アメリカ英語 / イギリス英語の違い: 大きな違いはないが、母音の発音が若干異なることがあります。

  • よくある誤り: “execute” (/ˈɛk.sə.kjuːt/) と「execution」ではアクセントの位置が異なるので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “excution” や “execusion” のように “e” や “u” を抜かしてしまうミスが多いです。

  2. 意味の混同: 「実行」と「処刑」の両方の意味があるため、文脈を確認しないと誤解を招くおそれがあります。

  3. 動詞形との混同: 名詞 “execution” と 動詞 “execute” のアクセント位置やスペルを間違えやすいので注意。

試験対策 (TOEIC・英検など):


  • ビジネスの文脈では「計画の実行」としてよく登場します。

  • 法律系や国際ニュースなどでは「死刑執行」の意味で出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「EX(e) + SECU(リ)TY + TION」のように覚える: 実行するにも、安全確保 (security) が必要(あくまで語呂合わせ)。

  • 「execute(実行する)」から派生して、「やり遂げる」「最後までやる」とイメージすれば覚えやすいです。

  • スペルの “exe” はコンピュータ用語の “.exe (実行ファイル)” とも関係づけられ、実行のイメージを持つ手がかりになります。


以上が、名詞「execution」の詳細な解説です。文脈に応じた意味の違いと正しい発音・スペルに気をつけて、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
execution
意味(1)

〈U〉〈C〉死刑執行,処刑

意味(2)

〈U〉(芸術品の)制作,できばえ;演奏[ぶり];演技

意味(3)

〈U〉(遺言などの)執行《+of+

意味(4)

〈U〉(命令・任務などの)実行,遂行《+of+

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★