最終更新日:2025/11/19

That will be $1,500, minus the deposit of $150 that you already paid.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

minus

前後置詞

…を引くと,を減ずると / 《話》…なしで,を失って,のない(without)

このボタンはなに?

すでに支払った150ドルを差し引くと、1500ドルとなる。

このボタンはなに?
解説

以下では、英語の前置詞「minus」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: minus

品詞: 前置詞 (preposition)、形容詞 (adjective)、名詞 (noun) としても使われる場合があります。

英語での意味


  • (前置詞) “with the subtraction of” → 何かを差し引いた状態を示す

  • (形容詞) “negative” → 「マイナスの、負の」

  • (名詞) “a negative quantity or aspect” → 「マイナス(値)、不利な点」

日本語での意味


  • (前置詞) 「〜を差し引いて」

    例えば「10 minus 3」の場合、「10から3を差し引いて」という意味になります。

    数学的なニュアンスだけでなく、日常会話で「~が足りない状態」を表す際にも使われる場合があります。

この単語が使われる場面・ニュアンス


  • 数学の計算式や数値を扱う文脈で頻繁に登場します。

  • 「~を差し引く」「~未満」「~を持たない」というニュアンスで使うこともあります。

活用形


  • 「minus」は形態変化しない前置詞です。

  • 名詞・形容詞として使う場合も同じ形「minus」ですが、文中での役割によって意味が異なります。

他の品詞としての例


  • 形容詞: “The temperature is minus five degrees.”(気温はマイナス5度だ)

  • 名詞: “One minus of this approach is the cost.”(このやり方でのマイナス要因はコストです)

難易度(CEFR目安)


  • B1(中級): 数値や計算という具体的な文脈で、比較的頻繁に出現する単語です。


2. 語構成と詳細な意味

「minus」はラテン語由来の単語で、接頭語や接尾語などが明確に分かれた形ではありませんが、“less”(少ない)という意味をもつラテン語 minus に起源があります。

関連語や派生語


  • “minor”: 「より小さい」「二次的な」という意味(ラテン語 minor

  • “minute”(ミニット/マイニュート): 「非常に小さい」(形容詞形 “minute” [maɪˈnjuːt])、または「分」(名詞 “minute” [ˈmɪnɪt])※発音に注意

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. minus 10 degrees → マイナス10度

  2. minus a few points → 数ポイント差し引いて

  3. minus the cost → コストを差し引いて

  4. minus taxes → 税金を差し引いて

  5. a minus figure → マイナスの数値

  6. to be in the minus → マイナスになっている

  7. plus or minus → プラスあるいはマイナス

  8. minus the expenses → 経費を差し引いて

  9. minus the fees → 手数料を差し引いて

  10. the pros and minuses → 賛成点とマイナス点(口語的表現)


3. 語源とニュアンス

「minus」はラテン語 minus(“less”)を語源とします。古くから「少ない」「〜を差し引いて」という意味を保持しており、数学や金銭計算など、「差し引き」や「値が負」という概念で使われてきました。

微妙なニュアンスや使用上の注意


  • 日常会話では主に数値の差し引きを表すシンプルな前置詞ですが、名詞や形容詞としても用いる場合は特に文脈で意味に注意が必要です。

  • “minus” はややカジュアル寄りで、数字を扱う会話や文章ならフォーマルな文章でも使えます。


4. 文法的な特徴と構文

1) 前置詞として


  • “minus + 数値/名詞”

    例: “It costs 50 dollars minus the discount.”(割引を差し引いて50ドルかかる)

2) 形容詞として


  • “minus + 数値”

    例: “The temperature is minus two degrees Celsius.”(気温はマイナス2度です)

3) 名詞として


  • “a minus (to something)”

    例: “That’s a minus if you want faster results.”(より早い結果が欲しいなら、それはマイナスだ)

可算・不可算などの文法上のポイント


  • “minus” は前置詞としては可算・不可算の区別はなく、特定の名詞を後ろに取る表現です。

  • 名詞としては可算扱いになることがあります(“There are several pluses and minuses” のように、複数形 “minuses” が使われる場合もある)。

続く他動詞・自動詞の区別は、前置詞であるため基本的に動詞としての用法はありません。


5. 実例と例文

以下では、日常会話、ビジネス、学術的な文脈それぞれ3つずつ例文を示します。

1) 日常会話


  1. “It’s minus five degrees outside, so wear a coat.”

    (外はマイナス5度だから、コートを着てね。)


  2. “We have ten people coming, minus my brother who can’t make it.”

    (うちの兄が来られないから、実質10人から1人差し引いた形だね。)


  3. “I spent almost all my money, minus a few dollars left.”

    (数ドル残っただけで、ほとんどお金を使っちゃったよ。)


2) ビジネス


  1. “Our revenue is $20,000 this month, minus the operating costs.”

    (今月の収益は運営コストを差し引いて2万ドルです。)


  2. “Minus the shipping fees, our profit margin looks decent.”

    (送料を差し引いたら、利益率はまあまあよさそうです。)


  3. “We’ll need to calculate time spent, minus any breaks or lunch hours.”

    (休憩や昼食の時間を差し引いて、作業時間を算出する必要があります。)


3) 学術的


  1. “Minus the initial outlier data, the results show a clear trend.”

    (初期の外れ値を除けば、結果ははっきりした傾向を示しています。)


  2. “Consider a scenario where the variable is minus infinity.”

    (変数がマイナス無限大の場合を考えてみよう。)


  3. “Minus oxygen, most living organisms would not survive.”

    (酸素がなければ、ほとんどの生物は生存できません。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  • less(~より少ない)

    例: “10 less 3” (やや古めかしい言い方)、日常的にはあまり使わない。

  • subtract(引き算をする)

    例: “Subtract 2 from 5.”(5から2を引く) → 動詞としての使い方。

※ “minus” は前置詞/形容詞/名詞として用いられる点が特徴で、 “subtract” は動詞です。

反意語 (Antonyms)


  • plus(プラス)

    例: “10 plus 2 = 12.”(10に2を足すと12)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • /ˈmaɪ.nəs/

アメリカ英語・イギリス英語での発音


  • ともに同じような発音です。(マイナス /ˈmaɪ.nəs/)

  • アクセントは先頭の “maɪ” の部分に置きます。

  • “mi” ではなく “maɪ” と発音することが重要です。

よくある発音ミス


  • 「ミナス」と誤って発音しないこと。

  • アクセントを後ろに寄せて「maɪˈnʌs」としないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “minas” や “minu s” と書き間違えるケース

  • 同音異義語との混同: 目立った “minus” と同音の単語は存在しませんが、 “minor” や “minute” と混同しないようにしましょう。

  • TOEIC・英検などの試験での出題傾向


    • 簡単な計算問題や数値の説明、グラフなどを読む時に “minus” の意味を理解しているか問われることがあります。

    • 実際のリスニングで「マイナス」という日本語カタカナ発音と異なり、 “maɪ.nəs” という英語の音を聞き取る練習が必要です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • マイ(maɪ)ナス」と覚えよう。

  • 数学で「- (マイナス記号)」を想像すると自然にイメージできます。

  • スペルは “mi + nus”。“mi”は「私 (I)」、 “nus”はカタカナ「ナス」と結び付けて「マイナス」と覚えてください。

  • 数学だけでなく日常の「差し引き」シーンで役立つ表現です。


「minus」は計算式や数値の差し引きでよく使われますが、形容詞や名詞としても幅広く使われる便利な単語です。しっかり覚えて、日常会話やビジネス・学術の場で活用してみましょう。

意味のイメージ
minus
意味(1)

…を引くと,を減ずると

意味(2)

《話》…なしで,を失って,のない(without)

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★