最終更新日:2024/06/12

ビザ申請の手続きはかなり複雑です。

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The procedure for applying for a visa is quite complicated.

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元となった辞書の項目

procedure

名詞

手続き / 手順 / 方法 / 工程

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解説

1. 基本情報と概要

単語: procedure

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A series of actions or steps taken to accomplish a particular task or goal.

意味(日本語): ある目的を達成するために踏む段階や手順のこと。

「たとえば、何かを実行するときの決まったやり方やステップなどを指します。業務マニュアルや規則の中で“必ずこの手順に従ってください”といった時などに使われる、ややフォーマルな響きの名詞です。」

活用形: 名詞なので動詞のように時制によって変化することはありませんが、複数形はproceduresです。

他の品詞形:


  • 形容詞: procedural (手続き上の、手続きに関する)

  • 副詞: procedurally (手続き上、手続きにおいて)

CEFRレベル: B2(中上級)

「大学の教科書やビジネス文書などでもよく出てくるレベルの単語です。独特のフォーマルな響きがあるので、目上の人やビジネスシーンでも自然に使われます。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語 pro- : 「前へ」「先へ」という意味を持つラテン語由来の要素。

  • 語幹 cedere : 「進む」「行く」という意味のラテン語“cedere”に由来。

  • 接尾辞 -ure : ラテン語・フランス語からの名詞形成に用いられる要素。

他の単語との関連性:


  • proceed (動詞: 前に進む、続ける)

  • process (名詞/動詞: 過程/処理する)

  • procedural (形容詞: 手続き上の)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. standard procedure(標準手順)

  2. safety procedure(安全手順)

  3. legal procedure(法的手続き)

  4. operating procedure(操作手順)

  5. emergency procedure(緊急手順)

  6. follow the procedure(手順に従う)

  7. administrative procedure(行政手続き)

  8. procedure manual(手順書、マニュアル)

  9. protocol and procedure(プロトコルと手順)

  10. procedural error(手続き上のミス)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の “procedere” (pro-「前へ」+ cedere「進む」) に由来し、フランス語を経由して英語に入ったとされています。歴史的には「前進する、進む」という意味合いから、「目的達成のため前に進む手段(手続き)」として使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 一般に「公式な手順」や「ルールに沿ったやり方」というフォーマルな響きが強いです。

  • 行政文書、法的文書、学術的文章、ビジネス文書など、ややかしこまった場でよく使われます。

  • 口語でも使われますが、カジュアルな場面では「steps」や「way of doing it」などを使うことも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): 手順が複数あるときは “procedures” と複数形になります。

  • 基本的な構文:


    • “the procedure for + [名詞/動名詞]”「〜するための手順」

    • “follow + procedure”「手順に従う」

    • “establish/implement a procedure”「手順を確立する/実施する・導入する」


使用シーン:


  • フォーマル: 行政、ビジネス、法的文書

  • セミフォーマル・カジュアル: 日常会話でも、特定の手順や方法について言及するときに使われることがあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I learned the procedure for making the perfect cup of coffee from my friend.”

    (友人から完璧なコーヒーのいれ方の手順を教わったよ。)


  2. “Could you explain the procedure to reset the router?”

    (ルーターをリセットする手順を教えてもらえますか?)


  3. “This recipe is tricky, but if you follow the procedure carefully, it’ll be great.”

    (このレシピは難しいけど、ちゃんと手順通りにやればうまくいくよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We must follow the safety procedures in the factory at all times.”

    (工場では常に安全手順に従わなければなりません。)


  2. “The new onboarding procedure has improved employee satisfaction.”

    (新しい入社手続きのおかげで従業員の満足度が向上しました。)


  3. “Let’s finalize the standard operating procedure before the product launch.”

    (製品発売前に標準操作手順を確定させましょう。)


(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “Researchers must document every step of the procedure in the lab report.”

    (研究者は実験レポートに手順のすべてを記録しなければなりません。)


  2. “The medical procedure was conducted under strict ethical guidelines.”

    (その医療手順は厳格な倫理ガイドラインに基づいて実施されました。)


  3. “A thorough understanding of the statistical procedure is essential for accurate results.”

    (正確な結果を得るには統計手法をしっかり理解することが不可欠です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. process(過程):より広義で、進行状況や過程そのものを表すことが多い。

  2. method(方法):特定の目的を達成するための一連の方法だが、「手続き」ほど公式的でないことが多い。

  3. protocol(プロトコル):主に科学・医療・ITなど、特定分野における公式の手順・規則を強調。

  4. step(段階):具体的に1ステップ、2ステップと数えられるイメージで、カジュアルなニュアンス。

  5. guideline(指針):手順そのものというより、方針やガイドラインを提示するときに使う。

反意語 (Antonyms)


  • improvisation(アドリブ、即興):定められた手順がない状態を表す。

  • disorder(無秩序):手順が守られず混乱した状態。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • イギリス英語: /prəˈsiː.dʒə/

  • アメリカ英語: /prəˈsiː.dʒɚ/

アクセント(強勢)の位置


  • “pro*ce*dure” の “ce” の部分にストレスが来ます(第二音節にアクセント)。

よくある発音の間違い


  • “procedure” の末尾を “-zure” ではなく “-dʒər” / “-dʒə” と発音することに留意。

  • “proceed” と混同しないように注意(“proceed” は /prəˈsiːd/ )。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “procedure” を “proceedure” と書いてしまうミスが多いです。

  • 動詞 “proceed” との混同: 「手続きを進める」の意味で “proceed with the procedure” となるとくどい印象があるため、文脈に注意しましょう。

  • TOEICや英検などの試験対策: ビジネス文書、説明文などのリーディングパッセージでよく見られます。設問で「手順・やり方」を問う問題などで頻出する単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「プロセス(process)」や「プロトコル(protocol)」と見た目や音が近いので、合わせて覚えるとよいでしょう。

  • スペリングは “pro-CE-dure”。「CE」部分がシーと読むところがポイントです。

  • 「貫いて進む (proceed)」→「進むための手順 (procedure)」というストーリーで覚えるとわかりやすいです。

以上が procedure の詳細解説です。業務マニュアルを読むときや書類で見かけることの多い単語なので、特にビジネスシーンや学術的な文章でしっかり理解しておくと便利です。

意味のイメージ
procedure
意味(1)

〈U〉(行動・事情などの)進行,進展

意味(2)

〈C〉(進行上の)手順,方法;(法律上の)手続き

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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