最終更新日:2024/06/17

エッセイはいくつかの段落で構成されていた。

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The essay was composed of several paragraphs.

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元となった辞書の項目

paragraph

名詞

(文章の一つの)区切り,節,項,段落 / (新聞などの)小記事,小論説 / 段落記号

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: paragraph

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A distinct section of a piece of writing, usually dealing with a single theme and indicated by a new line and indentation or spacing.

意味(日本語): 文章において一つの主題を扱う、冒頭を改行やインデントなどで示すまとまりのこと。

「段落」は文章を読みやすく整理するために使われる基本的な単位です。たとえばエッセイやレポートを書くときに、話題や内容が切り替わるタイミングで段落を変えます。日本語でも「段落を変える」という表現がありますが、英語で言うところの “paragraph” は、改行とともにインデントや空行を使って一つのまとまりを示します。


  • CEFRレベル (目安): B1(中級)

    「paragraph」は文章を書くときには早い段階で出てくる単語ですが、文を書くスキルがついてくる中級レベルあたりから正しく活用できるようになるとよいでしょう。

活用形


  • 単数形: paragraph

  • 複数形: paragraphs

他の品詞


  • 動詞形: to paragraph(あまり一般的ではありませんが、「段落を分ける」「段落をつける」という意味で使われることがあります)

2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 (prefix): なし

  • 語幹 (stem/root): “para-” (ギリシャ語に由来する “παρά” で「そばに、並んで」などの意味) + “graph” (書く動詞 “to write” の意味を含んだ語幹)

  • 接尾語 (suffix): なし(この単語の場合はラテン語・ギリシャ語からの複合語)

もともと「横に書き添える」ようなイメージがあり、本文を区切って表示するのが “paragraph” です。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. introductory paragraph(イントロダクションの段落)

  2. concluding paragraph(結論の段落)

  3. body paragraph(本文・本論の段落)

  4. short paragraph(短い段落)

  5. long paragraph(長い段落)

  6. well-structured paragraph(よく構成された段落)

  7. paragraph break(段落区切り)

  8. paragraph indentation(段落のインデント)

  9. rewrite a paragraph(段落を書き直す)

  10. paragraph alignment(段落の配置・整列)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ギリシャ語の “paragraphos” (para-「そばに」+ -graphos「書く」) に由来し、「書き添える」「文章の脇に印をつける」というような意味を持ちます。

  • 使用時のニュアンス:


    • 文章を構成する基本単位としてよく使われます。

    • エッセイや論文、報告書などフォーマルな文章でもカジュアルな文章でも使われる、非常に一般的な単語です。

    • 自分の考えやテーマを区切りよくまとめる際に、「この段落では···」というように使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): 段落という単位は複数形にできます (paragraphs)。

  • 使われる一般的な構文例:


    • “In the first paragraph, the author introduces the main idea.”

    • “Please write at least three paragraphs on this topic.”


フォーマル/カジュアル: ビジネス文書や学術的論文から、日常的なエッセイやSNS投稿の解説まで幅広く使われます。文体による差はあまりなく、単に文章の区切りを示す際に用いられるシンプルな名詞です。

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I forgot to start a new paragraph when the topic changed.”

    (話題が変わったときに新しい段落を始めるのを忘れてしまったよ。)

  2. “Could you check if this paragraph makes sense?”

    (この段落が正しい意味になっているか確認してもらえる?)

  3. “Teachers often ask us to indent the first line of each paragraph.”

    (先生たちは、各段落の最初にインデントを入れるようによく指示します。)

(2) ビジネスでの例文


  1. “In the third paragraph of the report, please clarify the financial data.”

    (報告書の3段落目で、財務データを明確にしてください。)

  2. “You should summarize the main points in a concise paragraph.”

    (主要なポイントを手短に段落にまとめるべきです。)

  3. “Ensure each paragraph focuses on a single topic to maintain clarity.”

    (明確さを保つために、各段落は一つのトピックに集中するようにしましょう。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Each paragraph in your essay must support your thesis statement.”

    (あなたのエッセイの各段落は、あなたの主張を裏付ける必要があります。)

  2. “This paragraph elaborates on the theoretical framework of our study.”

    (この段落では、私たちの研究の理論的枠組みを詳しく述べています。)

  3. “A transition phrase at the beginning of each paragraph can improve coherence.”

    (各段落の冒頭に移行表現を入れることで、文章の一貫性を高めることができます。)

6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. section(セクション)


      • 一定の区分けを示す表現。より大きなまとまりを示すため、複数の段落をまとめて呼ぶこともあります。


    2. passage(文章の一節)


      • 本や文章の中から特定の部分を切り取るときに使われますが、必ずしも段落単位ではありません。



  • 反意語 (Antonyms): 直接の反意語はありませんが、強いて言えば文章全体 (essay, text) や行のみ (line) など、段落を区切る概念とは対比されることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈpɛrəɡræf/

    • イギリス英語: /ˈpærəɡrɑːf/


  • アクセント (強勢): 最初の音節 “pa(r)-” に強勢があります。

  • よくある発音の間違い:


    • “graf” の部分を “graph” /ɡræf/ と伸ばすときに、母音を曖昧に発音しすぎてしまう場合があります。

    • 最初の “pa-” を “pe-”と誤る人もいますが、アメリカ英語では [pɛr]、イギリス英語では [pær] が基本です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「paragragh」や「paragraf」などと書き間違いをするケースがあります。

  • 混同: “paragraph” と “phrase” や “passage” を混同することがあります。


    • phrase(句)は文法構造上の意味単位

    • passage(一節)は文章の抜粋全般


  • 試験対策: TOEICや英検で直接「paragraph」という単語を問われることは多くはありませんが、リーディングパッセージ中で “In the previous paragraph” などの指示語として頻出するため、段落や文章構成を示す語としての機能をしっかり押さえておきましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “para-” + “graph” = 並んで書かれたブロック: 書き添えるイメージを思い出すと「段落をまとめる」という感覚がわきやすくなります。

  • 覚え方のコツ:


    • 「段落は『パラ』と『グラフ』が合体しているイメージ」として、一塊(一段落)にくっついていると覚える。

    • 英語学習の中でエッセイやレポートを書く際に頻繁に使うため、実際に段落を分ける時に “paragraph” のつづりを意識すると記憶に残りやすいでしょう。


  • 勉強テクニック:


    • 英文記事や教科書で、どこが段落の始まりかを意識してマーカーなどで区切りをつけ、 “This is a new paragraph.” と認識しながら読むとよい。


段落を正しく使い分けられるようになると、英作文力や文章理解力がグッと伸びます。ぜひ実際に記事やエッセイを書く際に繰り返し使ってみてください。

意味のイメージ
paragraph
意味(1)

(文章の一つの)区切り,,項,段落

意味(2)

(新聞などの)小記事,小論説

意味(3)

段落記号

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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