最終更新日:2025/11/30

どんなビジネスでも、効率を向上させることは成功に不可欠です。

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Improving efficiency is crucial for success in any business.

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元となった辞書の項目

efficiency

名詞

〈U〉能率,(仕事をする) 能力 / (機械の) 効率

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どんなビジネスでも、効率を向上させることは成功に不可欠です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: efficiency

品詞: 名詞 (noun)

英語の意味: The state or quality of being efficient — achieving maximum productivity with minimum wasted effort or expense.

日本語の意味: 能率、効率、または結果を出すための効果的な働き具合。

「少ないコストや時間でより大きな成果を上げる、というニュアンスの単語です。ビジネスや日常生活で“無駄がないこと”を表現するときによく使われます。」

活用形: 名詞のため、形そのものの変化はありませんが、形容詞形や副詞形など関連語として以下の形があります。


  • 形容詞: efficient (効率的な)

  • 副詞: efficiently (効率的に)

CEFRレベル: B2(中上級)

(「B2は、英語で考えをある程度自由に表現できるレベルです。この単語はニュース記事やビジネス文書など、ややアカデミック・専門的な文脈でよく出てきます。」)


2. 語構成と詳細な意味


  • 効率 (efficiency) は「effici-」部分が「働く・果たす」という意味合いを持ち、-ency という名詞の接尾語がついています。

  • この語幹 “efficient” はラテン語で「何かを成し遂げる」「作用する」を意味する語源から来ています。

関連語・派生語


  • efficient (形容詞: 効率的な)

  • efficiently (副詞: 効率的に)

  • inefficiency (名詞: 非効率)

  • inefficient (形容詞: 非効率的な)

よく使われるコロケーション(10例)


  1. operational efficiency(運用効率)

  2. energy efficiency(エネルギー効率)

  3. cost efficiency(コスト効率)

  4. improve efficiency(効率を改善する)

  5. efficiency gains(効率の向上)

  6. overall efficiency(全体的な効率)

  7. high efficiency(高い効率)

  8. achieve efficiency(効率を達成する)

  9. production efficiency(生産効率)

  10. focus on efficiency(効率に注力する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “efficientia”(効果・結果・作用)に由来します。同根語に “efficient” があり、「効率のよい」という意味を持ちます。

  • 歴史的使用: 16世紀頃には既に「有効な原因」や「影響力のある力」という意味で使われており、近代では「結果を生むうえでの有能さ」を指すように変化しました。

  • ニュアンスや使用時の注意:


    • ビジネス文書やフォーマルな場面でよく使われます。

    • カジュアルでも「効率」という概念を言いたいときには使われますが、やや専門的・客観的な響きがあります。

    • 「時間や労力をどれだけ無駄なく使えるか」という評価のときに使われることが多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算: 通常は不可算名詞として扱われます。「効率」という概念を表すので、原則 “efficiency” は単数形扱いです。ただし「さまざまな効率性の種類」という文脈では複数形 (efficiencies) が使われる場合もあります。

  • 使用シーン: ビジネス、学術論文、日常会話など幅広いが、ややフォーマル寄り。

  • 構文例:


    • The efficiency of this system is remarkable.(このシステムの効率は素晴らしい。)

    • We need to increase efficiency in our workflow.(私たちは作業の流れの効率を上げる必要がある。)



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. My new vacuum cleaner has great efficiency. It saves a lot of time.

    (新しい掃除機はすごく効率がいいよ。時間がかなり節約できる。)

  2. I’m trying to improve my study efficiency by using a schedule.

    (スケジュールを活用して、勉強の効率を上げようとしてるんだ。)

  3. Cooking in bulk has improved my kitchen efficiency.

    (まとめて料理をすることで、台所での効率が良くなった。)

ビジネス (フォーマル)


  1. We need to optimize our operational efficiency to remain competitive.

    (競争力を維持するためには、運用効率を最適化する必要があります。)

  2. Efficiency metrics should be monitored closely to ensure profitability.

    (利益確保のためには効率指標をきちんと監視すべきです。)

  3. Our main focus this quarter is to raise efficiency in the supply chain.

    (今期の主眼は、サプライチェーンの効率を向上させることです。)

学術的 (専門的・アカデミック)


  1. Researchers examined the efficiency of the new algorithm under various constraints.

    (研究者たちは、さまざまな制約条件の下で新しいアルゴリズムの効率を調査した。)

  2. The efficiency of energy conversion is critical in sustainable engineering.

    (エネルギー変換の効率は、持続可能工学において極めて重要です。)

  3. This model seeks to balance economic efficiency with environmental concerns.

    (このモデルは経済的効率と環境への配慮のバランスを模索している。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. effectiveness (有効性)


      • 結果の質に焦点がある。「効率」は過程の無駄のなさにも注目するのに対し、effectiveness は「達成度、自体の効果」に注目。


    2. productivity (生産性)


      • 「生産物や成果物がどれだけ多いか」を意識。efficiency は作業工程での無駄の少なさを示す。


    3. proficiency (熟達度)


      • スキルや習熟度合いを示す。個人の技能の高さが軸。



  • 反意語


    1. inefficiency (非効率)


      • 資源や時間の無駄が多く、成果が十分に取り切れていない状態を表す。


    2. wastefulness (浪費)


      • 無駄に使うこと、その結果として効率が悪いことを指す。




7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɪˈfɪʃnsi/

  • アメリカ英語: イフィシャンシー(最初の e が短い「イ」に近い)

  • イギリス英語: イフィシャンシー(アメリカ英語と大きな違いはありませんが、若干「イェ」に近い発音になることがあります)

  • 強勢 (アクセント): fi の部分に強勢が来ます (ef-FI-cien-cy)。

  • よくある間違い: 語末の “-cy” を「シー」ではなく「スィー」と発音しがち。実際は「シー」に近い音。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: efficency と “i” を落としてしまう誤りが多い。

  • 同音異義語との混同: 同じ発音はあまりありませんが、efficient(形容詞)とごちゃ混ぜになりやすい点に注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICやビジネス英語関連で頻出。「効率改善」「コスト削減」などの文脈で穴埋め問題や語句選択問題が出題されがち。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語頭の “e-” は “ex-” の名残: 「外へ」「成果が外に出てくる」というイメージを持つと頭に入りやすいです。

  • 「無駄なく成果を出すイメージ」: 生産ラインが高速に動く映像などを思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • スペリングのポイント: “effi” と “cien” に区切りをつけて “effi + cien + cy” と分けて覚えると良いです。


上記のように「efficiency」は、ビジネスや学術など専門性のある文脈でよく用いられる単語ですが、日常生活でも「より少ない労力で大きな成果を」という場面で幅広く使える、便利な表現です。ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
efficiency
意味(1)

(機械の)効率

意味(2)

能率,(仕事をする)能力

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