最終更新日:2024/06/13

彼女はマフラーを首に巻きつけました。

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She used a scarf to wrap around her neck.

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元となった辞書の項目

wrap

動詞

(人・物に)…‘を'巻きつける,掛ける《+名+around(about)+名〈人・物〉》 / (…で)〈人・物〉‘を'くるむ,包む〈+名〈人・物〉+up(+up+名+in+名》 / 《話》…‘を'終了する《+up+名,+名+up》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: wrap

品詞: 動詞 (verb)

活用形:


  • 現在形: wrap / wraps

  • 過去形: wrapped

  • 過去分詞形: wrapped

  • 現在分詞形: wrapping

意味(英語): To cover or enclose something (or someone) in paper, cloth, or other material.

意味(日本語): 何か(または誰か)を紙や布などで包むこと。

「wrap」は「包む」や「巻く」という意味を持つ動詞です。主にプレゼントを包んだり、食べ物をラップで覆ったり、何かをくるんで保護したりするときに使います。また、派生的に「wrap up(終わりにする・まとめる)」のようなイディオムもあり、会議や作業を「締めくくる」というニュアンスでも使えます。

CEFRレベル目安: B1(中級)

日常会話でよく登場し、特にプレゼントを包むときなど身近な場面で使う動詞なので、中級レベルの学習者にとって習得が望ましい単語です。

他の品詞例:


  • 名詞: 「wrap」という形で「包む材料」を指すことがある(例: a sandwich wrap)。

  • 形容詞系(やや少ない): 形容詞としてはあまり使われませんが、「wrapper(名詞: 包装紙・包むもの)」は関連語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (wrap): 「覆う・包む」というコアの意味を含む

  • 接頭語/接尾語: 大きな接頭語・接尾語は直接つかない形が基本。ただし、他の句動詞として “wrap up” や “wrap around” などの形をとることが多いです。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10例)


  1. wrap a present(プレゼントを包む)

  2. wrap up warm(暖かく着込む/防寒対策をする)

  3. wrap around(〜に巻き付ける)

  4. gift wrap(ギフト包装)

  5. plastic wrap(食品用ラップ)

  6. wrap up a meeting(会議をまとめる/終える)

  7. wrap one’s arms around(両腕で抱きしめる)

  8. shrink wrap(シュリンクラップする)

  9. wrap in paper(紙で包む)

  10. wrap up in a blanket(毛布にくるまる)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語(Middle English)の wrappe から来ており、さらに古ノルド語(Old Norse)の vrapa に関連するとされています。もともと「巻き付ける」「覆う」といった意味で使われていました。

  • ニュアンス:


    • 「何かを完全に包む・覆う」という物理的な意味だけでなく、比喩的に「終える・まとめる(wrap up)」や「頭で理解する(wrap one’s head around)」などの用法もあります。

    • カジュアルな日常会話から、ビジネスシーンでも「wrap up a deal(取引をまとめる)」のように幅広く使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): 「wrap + 目的語」の形で使われるのが基本です。

    例: “I wrapped the gift.”(そのプレゼントを包んだ)

  • 句動詞 (phrasal verbs):


    • wrap up: まとめる、終える、暖かく着込む

      例: “We need to wrap up this project soon.”

    • wrap around: 〜に巻きつく

      例: “A scarf wraps around your neck.”


  • フォーマル/カジュアル: 「wrap」は比較的カジュアルな言い方が多いですが、ビジネスメールやレポートでも「まとめる」という点で “wrap up” は使えます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you help me wrap this present for my friend’s birthday?”

    (友達の誕生日用に、このプレゼントを包むのを手伝ってくれない?)

  2. “It’s chilly outside, so make sure to wrap up warm.”

    (外は寒いから、暖かく着込んでね。)

  3. “I always wrap my sandwiches in plastic wrap.”

    (私はいつもサンドイッチをラップで包みます。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Let’s wrap up the meeting by 5 p.m. to respect everyone’s schedule.”

    (皆のスケジュールを考えて、会議は5時までに締めくくりましょう。)

  2. “We need to wrap the fragile items in bubble wrap before shipping.”

    (割れやすい品物は、発送前にプチプチで包む必要があります。)

  3. “I’d like to wrap up the negotiations as soon as possible.”

    (できるだけ早く交渉をまとめたいです。)

学術的/専門的な文脈での例文


  1. “When conducting experiments, it’s crucial to wrap sensitive equipment in protective materials.”

    (実験を行う際は、精密機器を保護材で包むことが重要です。)

  2. “She tried to wrap her head around the complex theory before writing her paper.”

    (論文を書く前に、その複雑な理論を理解しようと努めた。)

  3. “You can wrap the final report with a summary to make the conclusion clearer.”

    (結論をわかりやすくするために、最終レポートを要約で締めくくるといいでしょう。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. cover(覆う)


    • “cover” は単に「覆う」行為を表し、必ずしも「包む」形状にはならない


  2. enclose(封入する)


    • よりフォーマルで、完全に内部に閉じ込めるイメージ


  3. pack(詰める・荷造りする)


    • 荷物をまとめたり箱などに詰める場合に多用


  4. envelop(包む・覆い尽くす)


    • 「すっぽりと覆う」というやや文語的なニュアンス


  5. bundle(束ねる)


    • 包むというより「まとめて括る・ひとまとめにする」というイメージ


反意語 (Antonyms)


  • unwrap(包みを開ける)

  • uncover(覆いを取る)

「unwrap」は包みを取り外して中身を出す、「uncover」は覆いを外して見えるようにするという違いがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ræp/

  • アメリカ英語 (AE) / イギリス英語 (BE): 大きな違いはありません。どちらも短い「ア」の音(cat と同じ音)で発音します。

  • アクセント: 単音節なので特にアクセントはありませんが、強勢は語全体に置かれます。

  • よくある発音の間違い: “rap”(/ræp/)とほぼ同じ音ですが、スペル上 “wrap” には “w” が付くため混乱することがあります。実際には /w/ の音はほとんど聞こえません。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “rap” と混同する場合があります。

  • 過去形・過去分詞形: “wrapped” で “p” が重なるので、書き間違えないように注意が必要です(× wraped → ○ wrapped)。

  • 句動詞の中でも使い方が変わる: “wrap up” は「暖かく着込む」「終える(まとめる)」など文脈で意味が変わります。

  • 試験での出題: TOEICなどのリスニングで “wrap up the meeting” のようなフレーズが流れることがあるので、覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 文字通り「紙にくるむ(包む)」イメージをしっかり持つと覚えやすいです。「プレゼントを包む」というシーンを思い浮かべると、自然と定着します。

  • “wrap up” は「すべてを包み込んで終わりにする」 → 「まとめる」「終える」と派生するイメージです。

  • スペル上頭に “w” があるので、実際の音よりもスペルが少しややこしいと覚えておくと、スペルミスを防ぎやすいです。


以上が “wrap” の詳細解説です。プレゼントを包む場面はもちろん、さまざまな比喩的表現にも応用できるので、日常生活やビジネスの幅広いシチュエーションでぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
wrap
意味(1)

(人・物に)…‘を'巻きつける,掛ける《++around(about)+〈人・物〉》

意味(2)

(…で)〈人・物〉‘を'くるむ,包む〈+〈人・物〉+up(+up++in+

意味(3)

《話》…‘を'終了する《+up+,++up》

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