最終更新日:2024/06/12

彼女は長い黒いスカートを着ていた。

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She wore a long black skirt.

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元となった辞書の項目

skirt

名詞

(女性用の)スカート / (コート・ドレスなどの腰から下の)すそ / (車両・機械などの)すそ部,覆い,スカート / 《複数形で》(…の)周辺,はずれ,郊外《+of+名》 / 《俗》女,娘(特にa bit of skirt,a piece of skirtの形で快楽の対象としてふざけて)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: skirt

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A piece of clothing that hangs from the waist and covers part or all of the legs.

意味(日本語): 腰から下を覆う衣服で、主に下半身に着用するものを指します。

「腰から下を覆う服」のことで、通常は女性用の衣類を指します。男性用でキルト(kilt)など、形状が似た伝統的な服も「スカート」の一種と考えられます。

活用形:


  • 単数形: skirt

  • 複数形: skirts

他の品詞としての例:


  • 動詞 (to skirt): 「~の周囲の端を通る」「(問題などを)はぐらかす・回避する」という意味で使われる


    • 例: “He skirted the issue.”(彼はその問題に触れず避けた。)


CEFRレベルの目安: A2(初級)

基本的な衣類を表す単語として初級レベルで学習されることが多い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「skirt」は接頭語や接尾語のつかないシンプルな形の単語ですが、語源としては古ノルド語の “skyrta” などと関係があるとされています(後述)。

派生語・類縁語:


  • skirting(名詞/動名詞): スカートの裾部分、または比喩的に“(何かを) 周囲を通ること”

  • skirted(動詞の過去形・過去分詞形): “skirt”の過去形・過去分詞形

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10例)


  1. long skirt(ロングスカート)

  2. short skirt(短いスカート)

  3. pencil skirt(ペンシルスカート)

  4. pleated skirt(プリーツスカート)

  5. A-line skirt(Aラインスカート)

  6. wrap skirt(巻きスカート)

  7. leather skirt(革のスカート)

  8. floral skirt(花柄のスカート)

  9. skater skirt(スケータースカート)

  10. plaid skirt(チェック柄のスカート)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古ノルド語の “skyrta” (シャツ)との関連があり、もともとは上半身の着衣を指すような言葉から派生し、裾が広がった服装全般に使われるようになったと言われます。

  • その後、下半身用の衣類として「skirt」という形で定着しました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「skirt」はほとんどの場合、女性の衣服を指しますが、スコットランドの「kilt」のように男性の伝統衣装を表す場合もあります。

  • フォーマル・カジュアル問わず、日常的に使われる単語です。

  • 「the outskirts of ~」のように「~のはずれ(郊外)」という意味で使われる場合は、比喩的に“skirt”の端・境界を表す用法から派生しています。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable noun): 例えば “I bought a new skirt.” のように数えられる形で使います。複数形は “skirts” です。

  • 動詞 (to skirt): 他動詞または自動詞として「回避する」「周囲を通る」という意味で用いられます。


    • 例: “They skirted the building.”(彼らはその建物の端を回り込んだ)

    • 例: “He skirted around the topic.”(彼はその話題を回避した)


常見イディオム/構文:


  • “to skirt around (something)” = 「(話題などを)避ける、はぐらかす」

  • “on the outskirts (of someplace)” = 「(場所の)郊外・はずれに」


5. 実例と例文

以下、それぞれ異なる場面(日常会話、ビジネス、学術的)の例文を3つずつ示します。例文は自然な英語を意識し、日本語訳をつけています。

日常会話


  1. “I love your new skirt! Where did you buy it?”


    • 日本語訳: 「あなたの新しいスカート素敵だね!どこで買ったの?」


  2. “I prefer wearing skirts in summer because they’re cooler than pants.”


    • 日本語訳: 「夏はズボンより涼しいから、スカートを履くほうが好きなんだ。」


  3. “She always pairs her skirt with a matching blouse.”


    • 日本語訳: 「彼女はいつもスカートに合うブラウスを合わせています。」


ビジネス


  1. “Our company’s dress code allows both pants and skirts.”


    • 日本語訳: 「当社のドレスコードでは、ズボンでもスカートでも構いません。」


  2. “The new uniform features a pencil skirt and a tailored jacket.”


    • 日本語訳: 「新しい制服にはペンシルスカートと仕立てのよいジャケットが含まれています。」


  3. “She gave a presentation while wearing a neat, black skirt.”


    • 日本語訳: 「彼女はきちんとした黒いスカートを着てプレゼンを行いました。」


学術的(服飾・文化などに関する文脈)


  1. “In many traditional cultures, skirts or skirt-like garments are worn by both men and women.”


    • 日本語訳: 「多くの伝統文化では、男性も女性もスカートまたはスカートに類似した衣服を着用します。」


  2. “A historical study of skirts reveals how fashion and social norms have changed over time.”


    • 日本語訳: 「スカートの歴史的研究は、ファッションや社会規範が時代とともにいかに変化してきたかを示しています。」


  3. “Textile innovations have greatly influenced skirt designs throughout the centuries.”


    • 日本語訳: 「織物の技術革新は、何世紀にもわたりスカートのデザインに大きな影響を与えてきました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(類似する意味)


  1. dress(ドレス)


    • 全身を覆うワンピース型の衣料。スカート部分との大きな違いは、上半身と下半身がつながっている点。


  2. kilt(キルト)


    • スコットランドの伝統的な男性用スカート。一見似ているが、文化的背景が異なる。


  3. sarong(サロン/腰巻き)


    • 東南アジアなどで着用される腰巻き。スカートに似た巻き方をする。


反意語(対比される意味)


  • trousers/pants(ズボン)


    • 腰から足を2つの筒状で覆うため、形の違いははっきりしている。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /skɝːt/ (米), /skɜːt/ (英)

  • アクセントは 1 音節のみなので “skirt” 全体を滑らかに発音します。

  • アメリカ英語: “スカート” の “カ” がやや強めに聞こえます (/skɝt/)。

  • イギリス英語: “カ” の部分がやや長め (/skɜːt/)。

  • しばしば “shirt” (/ʃɝːt/ または /ʃɜːt/) と綴りも音も似ているので混同しないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “skirt” と “shirt” を混同しやすい。最初の子音の後に “k” が入るか “h” が入るかで意味が変わります。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語としてはあまり挙げられませんが、”skirt” を動詞で使う時に「回避する」という意味がある点に注意が必要です。

  • 試験出題傾向: TOEICなどで“dress code”や“uniform”に関するビジネスシーンでのリスニング・リーディング問題、またファッション関連の語彙として出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “S” + “K” + “IRT” で「S-kirt」

    「S と K が一緒になると、スカートの形(腰から裾へ広がるイメージ)を想像しやすい」という連想で覚えると良いかもしれません。

  • “shirt” の違い

    “shirt” と一文字違いなので、”skirt” は腰から下を覆うことをイメージ、一方 “shirt” は上半身を覆うものと関連づけると混乱を避けられます。

  • 英単語カードを作るときは、画像付きのカードにするなど、視覚情報をセットで学習するのも効果的です。


以上が、名詞「skirt」の詳細な解説です。腰から下の衣服を表すほかに、動詞として周縁を回る・回避するという意味もあるため、両方の用法があることを意識して使い分けてください。学習の際には、「shirt」との違いに注意しながら、イメージや写真とともに覚えるとよいでしょう。

意味のイメージ
skirt
意味(1)

(女性用の)スカート

意味(2)

(コート・ドレスなどの腰から下の)すそ

意味(3)

(車両・機械などの)すそ部,覆い,スカート

意味(4)

《複数形で》(…の)周辺,はずれ,郊外《+of+

意味(5)

《俗》女,娘(特にa bit of skirt,a piece of skirtの形で快楽の対象としてふざけて)

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