最終更新日:2024/06/11
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Money is the measure of worth.

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元となった辞書の項目

measure

名詞

《複数形で》手段,方法; 対策,処置 / 〈C〉(インチ・グラムの)度量の単位 / 〈C〉計量器具(物差し,巻き尺,ますなど) / 〈C〉法案,法令 / 〈U〉(測って得た)寸法, 分量

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解説

1. 基本情報と概要

単語: measure

品詞: 名詞 (例: “This measure will help boost sales.”)

※動詞としても「測る」「評価する」などの意味で使われますが、ここでは名詞としての解説が中心です。

英語の意味:

1) A plan or course of action taken to achieve a particular purpose.

2) A unit or standard of measurement.

3) The act or process of measuring.

日本語の意味:

1) 対策、措置

2) (長さ・重さなどの) 測定単位、尺度

3) 測定そのもの

たとえば「政府が新しい措置(measure)を導入する」であれば、「何らかの問題を解決するための具体的な対策や手段」というニュアンスで使われます。あるいは、「1メートルという測定単位(measure)」のように「単位・基準」としても用いられます。


  • 活用形: 名詞のため直接的な活用変化はありませんが、「measures」(複数形) はよく使われます。

  • 他の品詞例: 「measure」が動詞になると「測る/評価する」という意味になります。


    • 例: “to measure length” (長さを測る)


CEFRレベルの目安: B1〜B2 (中級〜中上級)

・B1(中級): 日常会話でも使われ始める語彙レベル

・B2(中上級): 新聞や雑誌の論説などでも頻出する語彙レベル


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: mea- (もとのラテン語 “mensura” が由来)

  • 接尾語: -sure (結果や状態を示す名詞化の接尾語)

派生語や類縁語


  • measurement (名詞): 測定、測定値

  • measure (動詞): 測る、評価する

  • immeasurable (形容詞): 計り知れない

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


  1. take measures to do … (~するための措置を講じる)

  2. safety measures (安全対策)

  3. preventive measures (予防措置)

  4. a measure of success (成功の指標)

  5. an economic measure (経済的措置)

  6. legislative measures (立法措置、法律による対策)

  7. as a measure of … (…の指標として)

  8. measure of last resort (最後の手段)

  9. adopt a measure (措置を採用する)

  10. countermeasure (対抗策)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語「mensura」(測ること、測定基準)が中世フランス語を経由して英語に取り入れられたとされます。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「measure」はフォーマルからカジュアルまで幅広く使用されます。ただし「対策・措置」の意味においては、ややフォーマル寄りのニュアンスがあります。

  • 単位・測定を表す「measure」は学問的・専門的な文脈でもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun):


    • 例: “We need effective measures.” (効果的な措置が必要だ)

    • 複数形「measures」で表されることが多いです。


  • よく使われる構文:


    • “take/implement/introduce a measure (to …)”

      (…のために措置をとる/導入する)

    • “as a measure of …”

      (…の指標として)


  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマルな文章やビジネスシーンで「対策・措置」として頻繁に登場。

    • 日常会話では「unit of measure」のように測定単位について口語的に用いられることもあります。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “We need a new measure to fix this leaky faucet.”

    (この水漏れ蛇口を直すための新しい手立てが必要だよ。)

  2. “Do you have a measuring tape? I need to get the exact measure of this table.”

    (メジャーを持ってる?このテーブルの正確な寸法を知りたいんだ。)

  3. “It’s a measure of how serious he is that he keeps practicing every day.”

    (彼がどれだけ本気かは、毎日練習を続けていることが一つの指標だね。)

ビジネスシーン


  1. “Our company will implement new measures to boost employee satisfaction.”

    (我が社は従業員満足度を高めるための新しい対策を実施します。)

  2. “We must take immediate measures against the declining market.”

    (低迷する市場に対して、直ちに措置を講じなければいけません。)

  3. “Introducing eco-friendly measures has become essential for sustainable growth.”

    (環境に配慮した取り組みを導入することは、持続可能な成長に欠かせません。)

学術的/アカデミック


  1. “The study provides a reliable measure of cognitive development.”

    (その研究は認知発達の信頼できる指標を提示している。)

  2. “We need more precise measures to evaluate the effectiveness of the drug.”

    (この薬の効果を評価するには、より正確な測定手法が必要だ。)

  3. “A standard deviation is a common statistical measure of variability.”

    (標準偏差は変動の一般的な統計指標だ。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. step (ステップ、手段)


    • “We have to take steps to reduce costs.” → “We have to take measures to reduce costs.” とほぼ同じ意味。


  2. action (行動)


    • “Drastic action is required.” と言うと、より直接的な行動を強調するニュアンス。


  3. approach (取り組み方)


    • “A new approach is needed.” は「対策」というより方法論寄り。


  4. method (方法)


    • “We need a method.” は対策よりも具体的な手段ややり方のニュアンス。


反意語 (antonyms)


  • neglect (無視、放置)


    • 「対策(measure)を取る」の反対として、「何もしない」ニュアンスを表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈmɛʒ.ɚ/

    • イギリス英語: /ˈmɛʒ.ə/


  • 強勢 (アクセント): 最初の音節 “me-” に強勢が置かれます。


  • よくある発音間違い:


    • “mea” を「ミーア」と伸ばすのではなく、「メ」または「メァ」に近い音で発音

    • 「z」の音が日本人にとっては「ズ」と聞こえやすいため “mɛ-zʒ-ər” などになりがちですが、実際には[z]と[ʒ]が混ざったような “ʒ” の音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “measure” の “a” と “e” の位置が入れ替わって “measuer” や “measur” になりやすいので注意。

  • 動詞と名詞の用法を混同:


    • 名詞で “measureとして使う” → 対策・措置、測定単位

    • 動詞で “to measure” → 測る、評価する


  • TOEICや英検など:


    • ビジネス文脈の問題や読解文に頻出。「対策を講じる (take measures)」や「測定、評価 (measurement)」として出題されやすい。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「メジャー (measuring tape)」で覚える: “measure” の綴りは “meas + ure”。「メジャー」は「測る」道具で、語源を連想しやすいです。

  • 「手段=測ること」とイメージ: 「どう解決するかを“測る”→措置や判断のイメージで measure(対策)を連想すると覚えやすい」

  • 音読して耳に馴染ませる: /ˈmɛʒ.ɚ/ の「メジャー」というリズムを何度も声に出して練習すると定着しやすいです。

以上が名詞「measure」の詳細解説です。ぜひ、対策や測定という両方の面で使いこなしてみてください。

意味のイメージ
measure
意味(1)

《複数形で》手段,方法;対策,処置

意味(2)

〈C〉(インチ・グラムの)度量の単位

意味(3)

〈U〉度量法,測瀬法

意味(4)

〈C〉計量器具(物差し,巻き尺,ますなど)

意味(5)

〈C〉(判断・評価などの)基準,尺度(standard)《+of+

意味(6)

〈U〉〈C〉限界,限度(limit)

意味(7)

〈U〉《時にa~》ある程度,度合いの(の…)《+of+

意味(8)

〈C〉法案,法令,条例

意味(9)

〈C〉(音楽の)小節(bar);リズム,拍子

意味(10)

〈U〉(詩の)韻の)韻律,格調;詩脚,歩脚(foot)

意味(11)

〈U〉(測って得た)寸法,分量,広さ,重さ

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