leap
《しばしば副詞[句]を伴って》ぴょんと飛ぶ,はねる,躍る / 《副詞[句]を伴って》(飛ぶように)急に(す早く)動く,ぴょんと動く / 〈人・動物などが〉…‘を'飛び越える / (…を)〈動物など〉‘に'飛び越えさせる《+名+over(across)+名》
1. 基本情報と概要
単語: leap
品詞: 動詞 (occasionally 名詞としても使われる)
CEFR レベル目安:
- B2(中上級):日常会話以上のレベルで、文脈に応じて適切に使いこなせると上級レベルとみなされやすい
意味
- 英語: to jump or spring a long way, to a great height, or with great force
- 日本語: 「跳ぶ」「飛び上がる」「大きく飛躍する」
「leap」は、ただジャンプをするだけでなく、大きな動きや勢いのある跳躍を表すときに使われる単語です。興奮して飛び上がったり、急に大きく成長・上昇したりするイメージがあります。
活用形
- 原形: leap
- 三人称単数現在形: leaps
- 現在進行形: leaping
- 過去形・過去分詞形: leaped / leapt
アメリカ英語では「leaped」と書かれることが多く、イギリス英語では「leapt」と表記されることも多いです(どちらも通じます)。
他の品詞
- 名詞形: a leap(跳躍、飛躍)
例: a leap in technology(技術の飛躍)
2. 語構成と詳細な意味
「leap」は、短くシンプルな単語で、明確な接頭語や接尾語は含んでいません。語幹は“leap”そのもので、「跳ぶ・飛び越える」というイメージが含まれています。
派生語・関連語
- leaper (名詞): 跳躍する人・動物
- leapfrog (動詞・名詞): カエル跳びをする / カエル跳びの遊び
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- leap over something – ~を飛び越える
- take a leap of faith – 信じて思い切った行動をとる
- leap at an opportunity – チャンスに飛びつく
- leap in performance – パフォーマンス(能力)の飛躍的向上
- quantum leap – 飛躍的進歩(大きな変化)
- leap for joy – 喜びのあまり飛び上がる
- leap from one conclusion to another – 性急に次の結論に飛ぶ・とびとびの推論をする
- leap into action – 素早く行動に移る
- leap forward – 前に飛び出す、飛躍的に進む
- giant leap – 大きな一歩、大きな飛躍
3. 語源とニュアンス
「leap」は古英語の“hlēapan”に由来し、意義としては「跳ぶこと、跳躍」が中心にあります。歴史的にも、「突然の動き」や「急に高く飛び上がる・急に行動する」というイメージで使われてきました。
- ニュアンス:
- カジュアルな会話でもフォーマルな文脈でも使われます。
- 感情的に盛り上がって思わず飛び跳ねたり、大きな進歩・変化を指すときに好まれる表現です。
- 書き言葉でも使われますが、「jump」よりも意識的な力強い・劇的な印象があります。
- カジュアルな会話でもフォーマルな文脈でも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞 / 他動詞: 基本的には自動詞 (He leaped.) で使われますが、他動詞的に目的語を飛び越える表現でも使えます (He leaped the fence.).
イディオムや構文:
- “leap up” – 飛び上がる
- “leap ahead” – 先に進む / 飛躍的に進展する
- “look before you leap” – 無謀な行動をとる前に考えろ(ことわざ)
- “leap up” – 飛び上がる
可算/不可算: 動詞なので可算・不可算の概念はありませんが、名詞の “leap” は可算名詞とされます (two leaps, three leaps)。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I almost leaped for joy when I got the good news!”
(その良い知らせを聞いて、思わず飛び上がるほど嬉しかったよ!) - “Watch out! The dog might leap over the fence.”
(気をつけて!犬が柵を飛び越えるかもしれないよ。) - “Don’t leap to conclusions without hearing all the facts.”
(すべての事実を聞かないうちに結論を急がないでよ。)
ビジネスでの例文
- “Our sales took a huge leap this quarter thanks to the new marketing strategy.”
(新しいマーケティング戦略のおかげで、今期は売上が大きく飛躍しました。) - “If we take a leap of faith and invest now, we might see huge returns later.”
(思い切って今投資すれば、後々大きなリターンを得られるかもしれません。) - “He leaped at the opportunity to lead the project.”
(彼はプロジェクトのリーダーになるチャンスに飛びつきました。)
学術的な文脈での例文
- “The discovery represented a quantum leap in cancer research.”
(その発見はがん研究における飛躍的進歩を示しました。) - “The theory leaped from a mere hypothesis to an accepted principle.”
(その理論は単なる仮説から広く認められる原理へと飛躍しました。) - “Students’ performance leaped after they received additional tutoring.”
(追加の指導を受けた後、学生たちの成績は飛躍的に向上しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- jump (跳ぶ)
- 「ジャンプ」は一般的な「跳ぶ」の意味。ニュアンスとしては “leap” のほうが大きく力強い。
- 「ジャンプ」は一般的な「跳ぶ」の意味。ニュアンスとしては “leap” のほうが大きく力強い。
- spring (ぱっと跳ぶ)
- バネのように弾けるイメージが強い。
- バネのように弾けるイメージが強い。
- bound (弾むように跳ねる)
- 大きく跳ねまわるニュアンスがあり、勢いや連続動作を伴うイメージ。
- 大きく跳ねまわるニュアンスがあり、勢いや連続動作を伴うイメージ。
反意語
- descend (降りる, 下降する)
- land (着地する) – “leap” に対しての動作の終点を示す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /liːp/
- アメリカ英語 / イギリス英語: どちらも基本的に /liːp/。
- よくある発音ミス: “lip” (/lɪp/) と短い音として発音してしまう。正しくは「リープ」のように長音です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: しばしば「leep」と書いてしまう間違いに注意。
- 過去形の混同: “leaped” と “leapt” の両方があり、アメリカ英語寄りかイギリス英語寄りかで表記が異なる。
- TOEIC・英検など: 文章中で「急成長」や「劇的な変化」の表現として登場することがある。慣用表現(“leap of faith”や“quantum leap”)が出題されることも。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「leap」は “伸びやかに大きく跳ぶ” イメージ。
- スペルは「l + e + a + p」で、「e」と「a」の並びに注目しましょう。
- 過去形のスペルが2種類ある(leaped / leapt)ので、例文でしっかり定着させると覚えやすいです。
- 「quantum leap」や「leap of faith」などの慣用句をまるごと覚えると単語のイメージがさらに身につきます。
以上が、動詞「leap」の詳細な解説です。ドラマティックなニュアンスを含む「大きく跳ぶ」イメージをもつ動詞として、機会があればぜひ使ってみてください。
〈人・動物などが〉…‘を'飛び越える
(…を)〈動物など〉‘に'飛び越えさせる《+名+over(across)+名》
《しばしば副詞[句]を伴って》ぴょんと飛ぶ,はねる,躍る
《副詞[句]を伴って》(飛ぶように)急に(す早く)動く,ぴょんと動く