最終更新日:2025/02/25
正解を見る

This book belongs to John.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

belong

動詞

《...の》所有である / 《...の》一部である / 《...に》属する《to》

このボタンはなに?

この本はジョンの所有物です。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: belong

品詞: 動詞 (自動詞)


  • 英語の意味: “to be in the right place or situation”, “to be a member of”

  • 日本語の意味: 「所属する」「~の所有物である」「~と関係がある」など

「belong」は「何かがある場所や集団にきちんと位置づけられている」「誰か・何かが適所にある」といった感覚で使われる単語です。たとえば「私はこのグループに属している」や「その本はテーブルの上にあるべきだ」など、物や人の「在るべき場所」「所属先」を表現します。

活用形


  • 現在形: belong

  • 過去形: belonged

  • 過去分詞形: belonged

  • 現在分詞形: belonging

他の品詞への変化例


  • 名詞形: belonging(s)(所有物や帰属意識を表す)


    • 例: “I packed all my belongings.”(すべての持ち物を詰めた。)


CEFRレベル: B1 (中級)

これは日常会話でもよく出てくる語で、自分の所属や場所など一般的な話題で使いやすい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • belong


    • 接頭語や接尾語は特に見られませんが、古い形では「be- (~になる)」+「long (関係する)」という形から成り立ったとされる説があります。

    • 「be-」は動詞化する接頭語、「-long」は「連なる」という意味合いを含むことがあります。


よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. belong to a group - グループに属する

  2. belong to a club - クラブに入っている

  3. belong to me - 私のものだ

  4. feel like I belong - 自分が居場所を感じる

  5. belong together - 一緒にあるべき、相性が良い

  6. belong among - ~の間に位置づけられる

  7. sense of belonging - 帰属意識

  8. belong in/at/on - 何かがどこの位置にあるべきかを表す

  9. where you belong - 自分がいるべき場所

  10. doesn’t belong here - ここにはふさわしくない


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「belong」は中英語で “at hand” や “to go along with” の意味を持つ言葉や、古英語の “gelangian” (gather, bring together) に由来するとも言われます。

  • 時代を経て、現在の「~に属する」「(人・物が) ある場所に位置づけられる」意味に落ち着きました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「belong」は人や物が「適所にあるかどうか」を言及するときに使われ、ポジティブ・ネガティブどちらにも使います。

  • カジュアル/フォーマルを問わず使われますが、書き言葉でも日常会話でもよく使われる汎用的な単語です。

  • 誰かを排除するときに “You don’t belong here.” と言うと少し冷たい響きになります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞として用い、通常は「belong + 前置詞 to/in/with/...」の形をとります。


    • “I belong to the tennis club.”(私はテニス部に所属している)

    • “This book belongs on the top shelf.”(この本は最上段の棚にあるべきだ)


使用シーンによる特徴


  • フォーマル/カジュアル両方で使われます。

  • 「(誰かの) 所有物である」という意味の場合は “belong to + 人” で表現します。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I really feel like I belong here with you guys.”

    (ここにいると、みんなと一緒に本当に居場所を感じるよ。)

  2. “That jacket belongs to my sister.”

    (そのジャケットは私の姉(妹)のものだよ。)

  3. “These plates belong in the kitchen cupboard.”

    (これらの皿はキッチンの食器棚に入れるべきだよ。)

ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “You belong to the marketing department, correct?”

    (あなたはマーケティング部に所属していますよね?)

  2. “All confidential documents belong in a secure cabinet.”

    (すべての機密文書は安全なキャビネットに入れるべきです。)

  3. “This data belongs to our most recent project analysis.”

    (このデータは最新のプロジェクト分析に関連するものです。)

学術的な文脈 (フォーマル)


  1. “The concept of democracy belongs to the realm of political science.”

    (民主主義の概念は政治学の領域に属している。)

  2. “These findings belong in a peer-reviewed journal.”

    (これらの研究結果は査読付きの学術誌に掲載されるべきだ。)

  3. “His theories belong with those of other prominent sociologists.”

    (彼の理論は他の著名な社会学者たちの理論と関連づけられる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “fit in” - (うまく馴染む)


    • 「集団の中でうまくやっていける」という文脈で使われます。 “I fit in well with my new classmates.”


  2. “be part of” - (~の一部である)


    • 所属や関係性を直接に示す場合に用います。 “I’m proud to be part of this team.”


  3. “own” - (所有する)


    • “belong to” と似た意味合いですが、こちらは「誰かが持っている」ことをフォーカスします。 “I own this property.”


反意語


  • “separate” - (分離する、切り離す)


    • 「何かから離脱する」イメージ。 “He separated himself from the group.”


  • “exclude” - (除外する)


    • 「メンバーとして認めない」ニュアンスがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /bɪˈlɒŋ/ (イギリス英語), /bɪˈlɔːŋ/ (アメリカ英語)


    • アメリカ英語では “ラング (lɔːŋ)” のように “ɔː” の母音で発音される場合が多い。

    • イギリス英語では “ロング (lɒŋ)” のように “ɒ” の母音になる。


  • アクセントは “be-LONG” の第二音節に置かれます。

  • つづりの途中に “o” と “n” が続くので “~ロング” としっかり発音してみましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “belong” を “bleong” や “belongg” と間違えるケース。

  2. 同音異義語: 特に「belong」と同音異義語はありませんが、「long」と比較して意味を混同しないように注意しましょう。

  3. 前置詞の使い方: “belong” は “to / in / on / with / among” など多くの前置詞を使いますが、それぞれニュアンスが異なります。試験では文法問題として問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語感: “be + long” で「そこに長く留まる」イメージを思い浮かべておくと、「その場所や集団にいるべき」「所属する」という感触を覚えやすいでしょう。

  • イメージしてみると、「長い線でつながっている → どこかに属している」という連鎖で忘れにくくなります。

  • 自分の身の回りのものを見て “This belongs to me, that belongs in the closet.” のように口に出して練習すると、自然と使いこなせるようになります。


以上が「belong」の詳しい解説です。所属先や適所を表現したい時によく使う便利な動詞ですので、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
belong
意味(1)

(…の)所有である《+to+

意味(2)

《場所を表す副詞[句]を伴って》(…に)本来あるべきである,ふさわしい

意味(3)

(…の)一部(付属物)である,(…に)属する,所属する,(…の)一員である《+to+

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★