最終更新日:2024/06/17

彼女にはおきまりの朝の習慣があった。

正解を見る

She had a usual morning routine.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

usual

形容詞

いつもの, 通例の, おきまりの

このボタンはなに?

彼女にはおきまりの朝の習慣があった。

このボタンはなに?
解説

以下では、形容詞「usual」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: usual

日本語: 「いつもの」「通常の」「普通の」

品詞: 形容詞 (adjective)

意味の概要(やさしい解説)

「usual」は、「いつも起きていること」「普段どおり」というニュアンスで使われる単語です。誰かがやっている普段の習慣や、いつもと変わらない状態を表すのに用いられます。たとえば、「いつものコーヒーでいい?」「いつものメンバーが集まった」などのシーンで使う表現です。

活用形

形容詞のため、時制による変化はありません。(比較級は「more usual」、最上級は「most usual」となりますが、あまり使われません。代わりに「common」の比較級・最上級のほうを使うことが多いです。)

他の品詞形


  • 副詞: usually(たいていは、普段は)

  • 名詞形はありませんが、形容詞「unusual」(普通でない) などの派生形があります。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

・B1: 日常生活や学校でよく使われる単語を理解するレベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「usual」は「use(使う)」とは関係がなく、語源的にはラテン語の「ūsus(使用、慣れ)」に由来します。接頭語や接尾語などのはっきりした構造はありませんが、派生形として「unusual」、副詞の「usually」があります。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. as usual(いつも通り)

  2. the usual routine(いつもの日課)

  3. the usual suspects(お決まりのメンバー / 容疑者)

  4. usual practice(普段の習慣 / 慣例)

  5. usual place(いつもの場所)

  6. usual time(いつもの時間)

  7. usual approach(普段のやり方)

  8. in the usual manner(いつもの方法で)

  9. more than usual(いつもより多い / いつもより)

  10. the same as usual(いつもと同じ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「usual」はラテン語の「ūsus(使用、慣れ)」と関連する「ūsuālis」がフランス語や中世英語を経て変化したとされています。「使用されることに慣れた」「人が日々慣れ親しんでいる」という意味合いがもともとのルーツです。

ニュアンス


  • 気軽な日常会話でよく使われる語です。

  • 「いつものことだけど、たいして驚きもない」といったニュアンスや、「普段どおりに進めよう」という気持ちを伝えたいときに多用されます。

  • フォーマルな文書でも「usual practice(通常の慣行)」のように使われるので、幅広い場面で使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として名詞を修飾します。可算名詞・不可算名詞どちらにも使えます。(例: usual coffee(いつものコーヒー) / usual business(いつもの業務))

  • 副詞「usually」は「たいてい」「普段は」の意味になるので、区別して使いましょう。

  • 「as usual」の形で副詞句(慣用表現)として使われることも多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Let’s meet at the usual café after work.”

    (仕事の後、いつものカフェで会おうよ。)


  2. “As usual, he forgot his keys.”

    (いつものように、彼は鍵を忘れた。)


  3. “I’ll have my usual drink, thanks.”

    (いつもの飲み物をお願いします。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “We followed our usual procedures for quality control.”

    (品質管理に関しては、いつもの手順に従いました。)


  2. “Is this your usual approach to project management?”

    (これが、あなたのプロジェクト管理のいつものやり方ですか?)


  3. “Despite the deadline, the team maintained their usual level of quality.”

    (締め切りが迫っているにもかかわらず、チームはいつもと変わらない品質を保ちました。)


学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The study was conducted following the usual ethical guidelines.”

    (研究は、通常の倫理指針に従って実施されました。)


  2. “It is the usual assumption in this field that data must be peer-reviewed.”

    (この分野では、データはピアレビューされるのが通常の前提です。)


  3. “The results align with the usual pattern observed in previous experiments.”

    (結果は、以前の実験で観察された通常のパターンと一致しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. normal(普通の)


    • 「usual」よりも「正常な・標準的な」イメージが強い。


  2. commonplace(よくある)


    • ややフォーマルで「ありふれている」ニュアンス。


  3. regular(定期的な、通常の)


    • スケジュールやルーティンにフォーカスしたときに使われることが多い。


反意語 (Antonyms)


  1. unusual(普通でない)

  2. extraordinary(並外れた)

  3. rare(珍しい)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈjuːʒuəl/

  • アメリカ英語 (General American): ユージュアル (第一音節「ju-」と第二音節「-ju-」がつながると “ユージュアル” と発音される傾向)

  • イギリス英語 (RP): ユージュアル (ほぼ同じだが、「r」の音の扱いがアメリカ英語より弱い場合がある)

  • よくある間違い: “/ˈjuː.ʒəl/” のように短くしたり、「z」と混同して「ユージャル」と発音する人がいるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミスで “usual” を “usuel” や “useual” と書いてしまう場合があるので注意しましょう。

  • 「usually」との使い分け: 形容詞が「usual」、副詞が「usually」。たとえば “as usual” だが、“as usually” にはならない。

  • 語感が似た “usable(使える)” とはまったく意味が違うので混同しないように注意。

  • TOEICなどでも、「as usual」や「usual business practice」などがフレーズとして出題されることがあります。慣れ親しんでおきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「U(あなた)」+「SUAL(スアール)」と無理やり分けて、「あなたが普段する(いつもの)イメージ」として覚えると面白いかもしれません。

  • 「as usual(いつも通り)」をセットで覚えておくと便利です。

  • “usual” ⇔ “unusual” でペアにすると、正反対の意味を覚えやすいです。

  • 頻繁に使う表現なので、日常フレーズの中に積極的に取り入れると定着しやすいでしょう。


以上が、形容詞「usual」の詳細な解説です。ぜひ参照して、日常会話やビジネス英語で活用してみてください。

意味のイメージ
usual
意味(1)

いつもの,通例の,おきまりの

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★