最終更新日:2025/11/30

話者は力強いスピーチで聴衆を魅了した。

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The speaker captivated the audience with his powerful speech.

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元となった辞書の項目

speaker

名詞

〈C〉話す人;演説者 / 《the S-》(議会の)議長 / 〈C〉拡声器(loudspeaker)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: speaker

品詞: 名詞 (countable noun)

英語の意味:


  1. A person who speaks (話し手)

  2. A device that produces sound (音声を出す装置、スピーカー)

日本語の意味:


  1. 話す人、発言者、演説者

  2. スピーカー(音を出す機械)

「speaker」は、基本的には「話す人」という意味と「音声を出す機械」という2つの主要な意味を持つ名詞です。前者は「スピーチをする人」「プレゼンテーションを行う人」などを指し、後者は「パソコンやオーディオに接続して音を出す装置」を指します。日常会話からビジネス、学術的な場面まで幅広く使われる単語です。


  • 活用形: speakers (複数形)

  • 他の品詞での例:


    • 動詞: speak (話す)

    • 名詞(派生): speech (スピーチ、演説)

    • 形容詞(派生): spoken (話される)


CEFRレベル目安: B1(中級)

「speaker」は基本的な単語ですが、主に「人を指すか機械を指すか」の文脈を理解する必要があるため、CEFRでいうとB1あたりが目安になります。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: speak (話す)

  • 接尾辞: -er (~する人・モノを表す)

「speak」に「-er」が付くことで「話す人」「話者を意味するモノ」を表す名詞になっています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. guest speaker – ゲストスピーカー(ゲスト講演者)

  2. keynote speaker – 基調講演者

  3. native speaker – ネイティブスピーカー

  4. non-native speaker – ノンネイティブスピーカー

  5. main speaker – 主な講演者

  6. motivational speaker – モチベーションを高める講演者

  7. public speaker – 演説者(公衆の前で話す人)

  8. loudspeaker – 拡声器

  9. speaker of the house/parliament – 議会議長(国会議長)

  10. fluent speaker – 流暢に話す人


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「speak(話す)」という古英語由来の動詞に、行為者を表す接尾辞「-er」がついた形。

  • 歴史的背景: 中世英語あたりから見られる形で、「話す人」という単純な構成が由来です。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「speaker」を機械として使う場合は文脈から判断する必要があります。たとえば「Turn on the speaker.(スピーカーをつけて)」は機械の意味です。

    • 一方、「He is a great speaker.」は「演説やプレゼンが上手な人」という評価になります。

    • フォーマルシーンでは「keynote speaker」や「guest speaker」のようにイベントで講演する人を指す場合が多いです。

    • カジュアルシーンで「speaker」と言うと、たいてい「機械のスピーカー」を指す場合が多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: a speaker / two speakers

  • 文法上のポイント:


    • 人を指すか装置を指すかで文脈が大きく変わります。

    • 冠詞 (a/an/the) や複数形 (speakers) の形で用います。


よく使われる構文やイディオム


  • “speaker + of + 言語”: 「特定の言語を話す人」(例: a native speaker of English)

  • “the Speaker”: 議会の議長(大文字で始める場合は特定の公職名を指す)


5. 実例と例文

日常会話での例


  1. “Could you turn down the speaker? It’s too loud.”

    (スピーカーの音量を下げてくれない?大きすぎるよ。)

  2. “I need a new speaker for my computer.”

    (パソコン用に新しいスピーカーが必要だな。)

  3. “He’s not a native speaker, but his English is excellent.”

    (彼はネイティブスピーカーじゃないけど、英語が上手だね。)

ビジネスでの例


  1. “We’ve invited a guest speaker for the seminar next week.”

    (来週のセミナーにゲストスピーカーをお呼びしました。)

  2. “Please send the questions to the speaker in advance.”

    (質問は事前に講演者に送っておいてください。)

  3. “Our keynote speaker is running late, so we’ll start with a short introduction.”

    (基調講演者が遅れているので、簡単なイントロダクションから始めます。)

学術的な場面での例


  1. “The speaker presented groundbreaking research on artificial intelligence.”

    (講演者は人工知能に関する画期的な研究を発表しました。)

  2. “She is a renowned speaker on environmental issues.”

    (彼女は環境問題に関する著名な講演者です。)

  3. “The speaker’s argument was supported by extensive data and peer-reviewed studies.”

    (講演者の主張は豊富なデータと査読論文で裏付けられていました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. presenter(プレゼンター):発表をする人

  2. orator(雄弁家):特に雄弁や修辞技法を駆使して話す人(フォーマルで文学的)

  3. lecturer(講師):大学などで講義をする人

  4. announcer(アナウンサー):放送などで公の場に情報を伝える人

  5. talker(話し手):カジュアルに「おしゃべりをする人」というニュアンス

これらは「話す人」という点では共通していますが、「orator」は修辞的に話が上手い人を指しやすいなど、特定の文脈で微妙に異なります。

反意語(Antonym)


  • listener(聞き手):直接的な対義語というわけではありませんが、「話す人」の対比として「聞く人」を指す場合にしばしば対比的に使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈspiːkər/ (アメリカ英語), /ˈspiːkə/ (イギリス英語)

  • アクセント: 最初の “speak” の部分に主アクセントが置かれます(SPEA-ker)。

  • 発音の違い:


    • アメリカ英語: “スピーカァ”

    • イギリス英語: “スピーカ”


  • よくある間違い: “spea-ker” のように妙に区切ってしまうこと。母音を短くして “spik-er” のように発音してしまうことにも注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “speeker” と余分に “e” を入れてしまう場合がある。

  • 同音異義語: “speakers” と “speaker’s” のアポストロフィーの混同に注意。

  • 試験対策・資格試験の出題: TOEICや英検などでは、ビジネスシーンにおける “guest speaker” や “keynote speaker” が例文に出てくることが多いので、文脈から意味を見抜く練習をしておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “speak + er” で「話す人」または「話す装置」と覚えると、そのまま言葉の成り立ちが見えてイメージがしやすいでしょう。

  • 機器としてのスピーカーは「拡声器」や「音を発する機械」を連想するとイメージが結びつきやすいです。

  • 人を指す場合は「講演者、話している人」を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

  • スペリングは「speak (話す) + er」なので、語源から想像してミスを防ぐと効果的です。

以上が、“speaker”の詳細な解説になります。人を指すか、機械を指すかで使い分けながら覚えておくと便利です。ぜひさまざまなシーンで使ってみてください。

意味のイメージ
speaker
意味(1)

〈C〉話す人;演説者

意味(2)

《the S-》(議会の)議長

意味(3)

〈C〉拡声器(loudspeaker)

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