最終更新日:2025/03/10

彼はいつも熱心に勉強する真面目な学生です。

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He is a serious student who always studies hard.

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元となった辞書の項目

serious

形容詞

まじめな, 厳粛な / 本気の, 真剣な / (物事が)重大な, 深刻な

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解説

以下では、形容詞 “serious” をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: serious

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味 (英語): “not joking or trivial; earnest and sincere; of great importance”

意味 (日本語): 「真剣な、重大な、深刻な」

「serious」は、「冗談ではない、本気で重要なことを扱う」というニュアンスの単語です。日常会話でもビジネスでも「深刻な問題」「重要な態度」などを表す際によく使われます。

活用形

形容詞には活用変化がほとんどありませんが、副詞や名詞形への派生はあります。


  • 副詞形: seriously(真剣に、深刻に)

  • 名詞形: seriousness(真剣さ、重大さ)

他の品詞への変化例


  • 副詞 (Adverb) → seriously: “He answered my question seriously.”(彼は真剣に答えた)

  • 名詞 (Noun) → seriousness: “I was struck by the seriousness of the situation.”(その状況の深刻さに衝撃を受けた)

CEFRレベルの目安


  • B2:中上級

    日常会話・学術・ビジネスなどさまざまな場面で使われる単語で、比較的よく出てきます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “seri-” (ラテン語由来で「真面目な、深刻な、重大な」などの意味)

詳細な意味と用法


  1. 「真剣な・本気の」

    例)He was serious about learning the piano.(彼はピアノを学ぶことに真剣だった)

  2. 「重大な・深刻な」

    例)It’s a serious problem that needs immediate attention.(これはすぐに対処が必要な深刻な問題だ)

  3. 「誠実な・本心からの」

    例)She gave me a serious apology.(彼女は真摯に謝罪してくれた)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. serious problem(深刻な問題)

  2. serious issue(深刻な課題)

  3. serious concern(重大な懸念)

  4. serious injury(重傷)

  5. serious illness(重い病気)

  6. take something seriously(〜を真剣に受け止める)

  7. deadly serious(まったく冗談ではない、死活問題のように深刻な)

  8. serious discussion(真剣な話し合い)

  9. get serious about ~(〜について本腰を入れる、本気になる)

  10. a serious face(真剣な表情)


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の “serius”(まじめな、重大な)が語源です。中英語(Middle English)の時代に古フランス語 “serious” を経由して英語に入りました。

歴史的背景: 当初から「大切なことを扱う」「軽々しくない」という意味合いで使われており、現代英語でも同じニュアンスで使われ続けています。

使用時の注意点とニュアンス


  • 「冗談ではなく本当に重要である」ことを強調する場合に使われます。

  • 口語でも文語でも広く使われます。フォーマルすぎるわけではありませんが、状況の重大さを示すので、相手への伝わり方に注意して使いましょう。

  • カジュアルな会話からビジネスメールまで普遍的に使用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として、名詞を修飾したり、補語として使われます。

    例)He is serious about his future.(彼は自分の将来について真剣だ)

  • 文語・口語どちらでも使えますが、「深刻さ・重要性」を示す文脈が多いです。

一般的な構文やイディオム


  1. “be serious about (something)”


    • 例)I’m serious about changing my job.


  2. “take (something) seriously”


    • 例)You should take this advice seriously.


可算・不可算

形容詞のため可算・不可算の概念は直接ありませんが、修飾する名詞に合わせて使い方が変わります。


5. 実例と例文

以下に、日常会話 / ビジネス / 学術的な文脈ごとの例文をそれぞれ3つずつ示します。

日常会話


  1. “Are you serious about going on a diet this time?”

    (今度のダイエット、本気なの?)

  2. “He looked so serious that I thought something was wrong.”

    (彼がとても真剣そうだったので、何かあったのかと思った。)

  3. “I’m serious—I don’t want to go out tonight.”

    (本当にそう思ってるんだ。今夜は出かけたくないよ。)

ビジネス


  1. “We need a serious plan to boost our sales this quarter.”

    (今期の売上を伸ばすためには、しっかりした計画が必要です。)

  2. “This is a serious matter, so let’s discuss it in detail.”

    (これは重大な案件なので、しっかりと詳しく話し合いましょう。)

  3. “The board members raised some serious concerns about the strategy.”

    (取締役会のメンバーは、その戦略について重大な懸念を示しました。)

学術的な文脈


  1. “A serious investigation into the root causes of climate change is required.”

    (気候変動の根本原因に対するしっかりとした調査が必要だ。)

  2. “Researchers have identified a serious flaw in the initial hypothesis.”

    (研究者たちは当初の仮説に重大な欠陥を見つけた。)

  3. “The study presents a serious evaluation of current educational policies.”

    (この研究は、現在の教育政策に対する厳格な評価を示している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. grave(重大な)


    • “grave” は「厳粛さ・深刻さ」を強調するフォーマルな言い方


  2. earnest(真剣な)


    • 「本気で取り組む」ニュアンスが強い


  3. solemn(厳かな)


    • 「儀式的で重々しい」という少し堅いニュアンス


  4. critical(危機的な、重大な)


    • 「危機や決定的な局面」というニュアンス


  5. significant(重要な)


    • 「統計的または社会的に重要」という意味で使われることが多い


反意語 (Antonyms)


  1. trivial(ささいな)

  2. lighthearted(気楽な)

  3. humorous(ユーモアのある、おかしな)

  4. casual(気軽な)

“serious” は「真面目・深刻・重要」な状況を示しますが、上記の反意語は「深刻ではない・気軽な・冗談交じり」の状況を示します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈsɪr.i.əs/

  • イギリス英語: /ˈsɪə.ri.əs/

アクセントは最初の音節 “se-” (音としては “si-” もしくは “sɪr”) に置かれます。

よくある発音の間違い


  • 「シーアリアス」と伸ばしすぎる場合があるので、1音節目にしっかりとアクセントを置き、/ˈsɪr-/ のイメージで発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “serius”, “serous” などと誤記しやすい。

  • 同音異義語ではありませんが、発音が似た “series(シリーズ)” と混同しないように注意。

  • 資格試験(TOEIC・英検など)で、程度や重要度を表す単語として出題される場合があります。また、「take something seriously」などの熟語表現もセットで覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語感覚: 「シリアス」がカタカナでも使われるように、日本語でも「深刻」「重大」として馴染みのある単語です。

  • 関連ストーリー: “Why so serious?” (ジョーカーの有名な台詞)といったポップカルチャーのフレーズで印象付けてもよいでしょう。

  • 勉強テクニック: “serious” と “seriously” をセットで覚えることで、形容詞と副詞の使い分けをマスターしやすくなります。


以上が形容詞 “serious” の詳細な解説です。真剣さや重大性を表現するのに欠かせない単語なので、ぜひ使い方を身につけてください。

意味のイメージ
serious
意味(1)

まじめな,厳粛な

意味(2)

本気の,冗談でない,真剣な

意味(3)

(物事が)重大な,深刻な, 容易ならない

意味(4)

(人・作品などが)重要な,偉い

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