最終更新日:2024/06/17
正解を見る

I will break the record.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

record

名詞

〈C〉《...の》記録 / 《...を》記録すること《of》 / 経歴 / 最高記録

このボタンはなに?

私は記録を打ち破るつもりだ。

このボタンはなに?
解説

名詞「record」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: record

日本語: 記録、(音楽などの)レコード、履歴、最高記録など

品詞: 名詞 (countable: a record / records)

「record」の名詞としての主な意味は、「何かを記録したもの」や「他人に示すために残しておく記録」というニュアンスがあります。たとえば、スポーツの最高記録や、ある出来事の記録(ドキュメンテーション)、昔の音楽を聴くために用いたアナログレコードなどを指します。「何かを正式に残したり、最高の成果として残ったりする」イメージで使われる単語です。

また、歴史的な出来事を記録した文書やデータ(二次資料など)を指す場合にも使われます。

活用形

名詞なので時制変化はありません。可算名詞として複数形は “records” となります。


  • 単数形: a record

  • 複数形: records

他の品詞形


  • 動詞: “to record” (録音・録画する、記録する)


    • 例: “I record all my expenses in a notebook.” (私は出費をすべて手帳に記録している)


CEFRレベル目安: B1(中級)

日常会話や文章で広く使われる単語です。少し抽象度のある「記録」という意味を伴うため、Aレベルよりは一歩進んだ段階と言えます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • re- (再び)

  • cord (語源はラテン語で「心に留める」の意)

元々は「心に刻む、覚えておく」というニュアンスから発展した言葉です。

関連する派生語や類縁語


  • recording (名詞): 記録したもの、録画・録音

  • recorder (名詞): 記録する装置、または人

  • to record (動詞): 記録する、録音・録画する

よく使われるコロケーション10選


  1. keep a record of ~ (〜を記録する)

  2. break a record (記録を破る)

  3. hold the record (記録を保持する)

  4. set a record (記録を樹立する)

  5. track record (実績、履歴)

  6. medical record (診療記録、カルテ)

  7. criminal record (犯罪歴)

  8. historical record (歴史的記録)

  9. public record (公的記録)

  10. off the record (オフレコで、公にはしないで)


3. 語源とニュアンス

語源


  • Middle English (中英語): “recorden”

  • Old French (古フランス語): “recorder”

  • Latin (ラテン語): “recordari” → “re-”(再び) + “cor”(心)

元々ラテン語の “recordari” は「心に留める」「思い出す」という意味でした。そこから「記録する」「証拠として残す」という観念が派生し、現在の「record (名詞)」へとつながっています。

ニュアンス


  • フォーマルとカジュアルの両方で使えます。

  • 「正式な文書やデータ」に焦点を当てる場合は少しフォーマル寄りです。(例: 公的記録、公式文書)

  • 「音楽や音声」について話すときはカジュアルな文脈でもよく使われます。(例: vinyl record)

「記録」と言っても、「最高記録」「すごく速いタイム」といった「競技などでのベスト記録」から「過去の履歴・公式文書」「音楽のレコード」など、対象が幅広い分、文脈でどの種類の記録を示しているか注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞か不可算名詞か

    一般的には可算名詞 (a record, records) として扱われます。

    例: “I have many records of that event.”

  • イディオム・構文例


    • “set a new record” → 新記録を打ち立てる

    • “on the record” → 公式に言明する、公言する

    • “off the record” → 非公式に、オフレコで


使用シーン


  • フォーマル: 公的な記録・公式文章などについて述べるとき

  • カジュアル: 日常会話で音楽のレコードや個人の履歴を指す場合


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I found an old Beatles record in my parents’ attic.”


    • 両親の屋根裏で昔のビートルズのレコードを見つけたんだ。


  2. “I want to keep a record of my daily expenses.”


    • 日々の出費を記録しておきたいんだ。


  3. “That was the best performance I’ve ever seen on record!”


    • あれは今まで記録にある中で一番のパフォーマンスだったよ!


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We should maintain a clear record of all financial transactions.”


    • すべての金銭取引をきちんと記録しておくべきです。


  2. “Her track record in sales is remarkable.”


    • 彼女の販売実績は目を見張るものがある。


  3. “For the record, I object to this policy.”


    • 公式に言っておきますが、私はこの方針には反対です。


(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “We need to analyze the historical records to verify the hypothesis.”


    • 仮説を検証するために、歴史的資料を分析する必要があります。


  2. “All medical records must be kept confidential.”


    • すべての診療記録は守秘義務があり、外部には公開できません。


  3. “According to geological records, the area was once covered by the sea.”


    • 地質学的記録によると、その地域はかつて海で覆われていた。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. document (ドキュメント): 文章やファイル形式での記録


    • “record” がもう少し広い概念を持つのに対し、“document” は文書やファイルの形に焦点が当たります。


  2. archive (アーカイブ): 過去の記録、保存庫


    • 過去の文書や記録をまとめて保管する場所、本格的な記録保管を指すニュアンスが強いです。


  3. report (報告書、レポート): ある出来事や調査を報告する文書


    • “record” が事実の保存を主に示唆する一方、“report” は報告する行為やその結果の文書を指します。


反意語 (Antonyms)


  • oblivion (忘却): 一切の記録や記憶が失われた状態を指すので、概念的には対極にあると言えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (米国英語): /ˈrɛkərd/

  • IPA (英国英語): /ˈrek.ɔːd/


    • アメリカ英語では[レカード]に近い発音。

    • イギリス英語では[レコード]に近い発音。


  • アクセント: 名詞としては第1音節 “re” にアクセントがあります。

  • よくある間違い: 動詞 “to record” (/rɪˈkɔːrd/ or /rɪˈkɔrd/) と名詞 “record” (/ˈrek.ɔːrd/) はアクセント位置が異なるので要注意です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “record” の “o” を “e” と間違えるなどのミスに注意しましょう。

  2. 動詞との発音の混同: 名詞 (“RE-cord”) と動詞 (“re-CORD”) でストレス位置が変わります。

  3. TOEICや英検: ビジネス文脈で“sales record”や“track record”など、実績や履歴を問う問題、あるいは文章に登場する機会が多い語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “re-” + “cord(心)” → “心にもう一度刻む” → 事実や成果を残しておく・記録する

  • 動詞と名詞でアクセントが違うので、 “RE-cord” (名詞) は「残すレコード」、 “re-CORD” (動詞) は「録音・録画する」と覚えると差をつかみやすいです。

  • “broken record” という表現から、壊れたレコードが同じところで何度も繰り返すイメージも思い浮かぶかもしれません(口語表現で「同じことばかり繰り返す」というニュアンス)。


以上が名詞「record」の詳細な解説です。スポーツでの新記録や音楽のアナログレコード、歴史資料など、文脈によって広く使える汎用性の高い単語なので、ぜひ使い方やコロケーションを覚えてみてください。

意味のイメージ
record
意味(1)

〈C〉(…の)記録,(…を)記録すること《+of(about)+(wh-節)》

意味(2)

〈C〉公文書;公判記録;(昔の)遺物

意味(3)

〈C〉(個人・団体の)経歴;業績;成績

意味(4)

〈C〉(スポーツなどの)最高記録,レコード

意味(5)

(またdisc)〈C〉音盤,レコード

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★