最終更新日:2024/06/12

公共の場所における衛生状態は、公衆の健康を維持するために重要です。

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Sanitary conditions in public places are important for maintaining public health.

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元となった辞書の項目

public

形容詞

《名詞の前にのみ用いて》公の,公共の,公衆の / 公開の / 《名詞の前にのみ用いて》公務の,公務に従事する / 一般に知れ渡っている,周知の

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公共の場所における衛生状態は、公衆の健康を維持するために重要です。

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解説

以下では、形容詞 “public” をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: public

品詞: 形容詞 (場合によっては名詞として the public(大衆)と使われる)

英語での意味:

・of or concerning the people as a whole; open to or shared by all.

(人々全体に関わる、あるいはすべての人に対して開かれているさま)

日本語での意味:

・「公共の」「公の」「一般の人々に開かれた」「一般的に知られている」など。

こういう場面で使われる単語で、国や地域社会など、広く一般の人々に関わるものを形容するときに用いられます。

活用形

形容詞なので、動詞のように直接人称や時制で変化はしませんが、比較級・最上級を作る場合は以下のようになります。


  • 比較級: more public

  • 最上級: most public

他の品詞形


  • 名詞形: the public「一般の人々、大衆」

  • 副詞形: publicly「公に、公然と」

  • 動詞(派生): publicize「公表する、宣伝する」など

CEFR レベル

主観的ですが、文書や会話で比較的よく出てくる一般的な単語のため、目安として B1 (中級) レベルか、あるいは B2 (中上級) くらいでも把握しておくと良いでしょう。日常生活からニュース、ビジネスの場面、アカデミックな文脈まで幅広く使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語・語幹については、ラテン語由来の pūblicus (publi- + -cus) が語源とされ、そこから直接英語に入っています。

  • 接頭語 pub- 「人々に関する」、語幹 -lic と組み合わせて「国や市民と関わりを持つ」というニュアンスを含んでいます。

詳細な意味


  1. 公共の: 政府や公共機関など、社会全体に関係するものを指す。

  2. 公衆の: 個人的・私的でない、一般の人々全体の利用や閲覧にさらされている。

  3. 公然の / 周知の: 隠されておらず誰でも知ることができる、という意味。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. public service(公共サービス)

  2. public opinion(世論)

  3. public transportation(公共交通機関)

  4. public event(公共のイベント)

  5. public figure(公人、有名人)

  6. public holiday(祝日、公休日)

  7. public interest(公共の利益)

  8. public sector(公共部門)

  9. public space(公共の空間)

  10. public domain(パブリックドメイン、著作権が消滅して自由に利用できる領域)

コロケーション例)The public opinion can greatly influence policy-making.(世論は政策の決定に大きな影響を与えることがあります)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「pūblicus」から来ています。

  • もともと “populus”(people)と関連し、「人々に属する」や「公的なもの」を意味しました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「public」は雰囲気としては「誰でもアクセス可能」「みんなが知ることができる」といった開放性を強調します。

  • カジュアルからフォーマルまで幅広く使われる言葉ですが、公的機関やメディア・新聞記事などでよく見かけるため、ややフォーマル寄りのニュアンスを持つことが多いです。

  • 「公人 (public figure)」「公共の利益 (public interest)」のように、問題意識が社会全体に向くときに使われやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として名詞を修飾します。例: public space, public building, public announcement

  • 名詞として使う場合は the public で「一般の人々」を指します。


    • The public has a right to know.(人々には知る権利がある)


  • 「public + 名詞」で「(公共・公衆の)〜」という意味を表現するのが基本的な構文です。

フォーマル/カジュアル


  • 一般的にフォーマル・カジュアルともに使われますが、公の機関や法的文章などで特に使われることが多い点ではフォーマル度が上がります。

  • カジュアルには「あたりまえにみんなが知っている」ぐらいの感覚でも使われます。


5. 実例と例文

5-1. 日常会話での例文


  1. Is this a public park, or is it private property?

    →「ここって公園なの?それとも私有地?」


  2. I don’t like to argue in public.

    →「人前で口論するのは好きじゃないんだ。」


  3. She made a public statement about the incident.

    →「彼女はその出来事について公の声明を出した。」


5-2. ビジネスシーンでの例文


  1. Our company benefits from positive public relations efforts.

    →「当社は良好な広報活動から恩恵を受けています。」


  2. He’s responsible for drafting public policy recommendations.

    →「彼は公共政策の提言書の草案作成を担当しています。」


  3. Maintaining a good public image is crucial for our organization’s success.

    →「良い対外イメージを保つことは、当組織の成功にとって非常に重要です。」


5-3. 学術的文脈での例文


  1. The public health implications of this research are significant.

    →「この研究の公衆衛生上の影響は大きいです。」


  2. We need to analyze public opinion data more comprehensively.

    →「世論データをもっと包括的に分析する必要があります。」


  3. Historically, public institutions have played a major role in education.

    →「歴史的に、公的機関は教育において大きな役割を果たしてきました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. common(共通の/一般的な)


    • 「広く共有される」という点では似ていますが、「public」は「公的機関や社会全体に関わる」イメージがより強い。


  2. open(開かれた、公開の)


    • 物理的に誰でも入れる、参加できるという感覚が強調されます。「public」は「国や社会に属して誰もが利用できる」のニュアンス。


  3. general(全般的な、一般的な)


    • 「広く一般が対象」という意味は似ています。「general」はより漠然と「広く適用される」ことを指す場合が多い。


反意語 (Antonym)


  • private(私的な)


    • 「public」が「公的・一般の人々に開かれている」なのに対し、「private」は「個人所有、個人的で限られている」ことを意味します。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ˈpʌblɪk/

  • イギリス英語: /ˈpʌblɪk/

どちらもアクセントは先頭 (pun- の “pub” 部分) にあります。


  • 「パブリック」のように発音し、「パ」 の部分にアクセントを置くイメージ。

  • しばしば “-lic” の部分で「リック」よりも「リク」に近い音になることが多いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “publick” や “publik” と綴ってしまうミス。正しくは “public”。

  • 同音異義語: 同音異義語としては特になく、区別すべき単語は “publish” などのつづりが似ている単語。

  • 発音の間違い: “pu-BLIC” と最後にアクセントを持ってきてしまうなどのミス。最初の “pub-” の部分を強調する。

  • 試験対策: TOEIC・英検などでも「public relations」「public policy」などのフレーズで頻出。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • pub + lic と分解して、「パブ(pub)は多くの人が集まる場所」「それを形容する “lic” はラテン語系の語尾で形容詞を作る」くらいに覚えると、公共の場所、人が集まるところというイメージと結びつけやすいです。

  • 覚えるコツとしては「private」の反対語で「public」と覚えると、どちらのスペルも頭に入りやすいでしょう。

  • 実際の社会の中で目や耳に入る public transportationpublic library などの看板・表記を積極的に確認し、「公共の」という意味であることを意識すると自然に身につきやすいです。


以上が形容詞 “public” の詳細な解説です。社会全体に開かれた、公衆に関係する場面で幅広く活用できる便利な単語です。ぜひ例文やコロケーションを参考に、使い方を身につけてください。

意味のイメージ
public
意味(1)

公開の

意味(2)

一般に知れ渡っている,周知の

意味(3)

《名詞の前にのみ用いて》公の,公共の,公衆の

意味(4)

《名詞の前にのみ用いて》公務の,公務に従事する

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