ourselves
《強意用法》《weと同格に用いて》私たち自身,自分たちみずから / 《再帰用法》《動詞・前置詞の目的語として》私たち自身を(に),自分たちを(に) / 《まれ》《おもにthan,butなどの後でweの代用として》我々,私たち
1. 基本情報と概要
単語: ourselves
品詞: 代名詞(再帰代名詞 / reflexive pronoun)
意味(英語): Refers to the same group of people already mentioned as “we” (used for emphasis or to indicate that the subject and the object are the same).
意味(日本語): 「私たち自身」を表す代名詞です。「私たち」という主語と同じ人たちを再び指す場合に使います。たとえば「私たちが私たち自身に(何かをする)」というように、行為者と行為の対象が同じ時に用いられます。日常的には「私たち自身を紹介する」「私たち自身を誇りに思う」などと表現します。
活用形: 再帰代名詞なので通常 “ourselves” だけで、過去形や複数形などの活用はありません。
他の品詞形:
- 「our」(所有代名詞的・形容詞的用法): 例 “This is our house.”
- 「us」(目的格): 例 “He gave us the tickets.”
- 「we」(主格): 例 “We are going out.”
- 「our」(所有代名詞的・形容詞的用法): 例 “This is our house.”
CEFRレベルの目安: B1(中級)
日常会話で「私たち自身で~する」という表現は、多少文法理解が必要ですが、日常シーンでも頻出します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- “our” (所有を示す語) + “selves” (self の複数形)
- “ourself” という形は原則的には使われず、複数を表す場合は “ourselves” のみを用います。
- “our” (所有を示す語) + “selves” (self の複数形)
派生語や類縁語:
- “ours” (「私たちのもの」所有代名詞)
- “ourselves” から新たな派生語はありませんが、同じ再帰代名詞の仲間として “myself” “yourself” “himself” “herself” “themselves” などが存在します。
- “ours” (「私たちのもの」所有代名詞)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10例)
- pride ourselves on …(…を誇りに思う)
- introduce ourselves to …(…に自己紹介する)
- help ourselves to …(…を自分たちで自由に取る・食べる)
- present ourselves as …(…として自分たちを示す)
- find ourselves in …((気づくと)…な状況にいる)
- blame ourselves for …(…のことで自分たちを責める)
- remind ourselves of …(…を自分たちに思い出させる)
- express ourselves clearly(自分たちをはっきり表現する)
- keep ourselves occupied(自分たちを忙しく保つ)
- prepare ourselves for …(…に対して心構えをする)
- pride ourselves on …(…を誇りに思う)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
中英語(Middle English)の “oure selves” がまとまった形で、所有代名詞 “our” と “self” の複数形に当たる “selves” の組み合わせです。 - 歴史的使用:
古くから「私たち自身」を強調したり、主語と同じ対象を示す再帰用法として使われてきました。近代英語になるにつれてスペルや形が整理され、現在の “ourselves” に落ち着きました。 - 使用時の注意ニュアンス:
- 行為主と目的語が同一であることを強調します。
- フォーマル・カジュアルを問わず広く使われますが、丁寧な文章でも頻出します。
- 行為主と目的語が同一であることを強調します。
4. 文法的な特徴と構文
- 再帰代名詞 (reflexive pronoun):
主語 “we” と目的語が同じ場合に用いられます。
例: “We taught ourselves how to code.”(私たちは独学でコーディングを学びました) - 強調構文 (intensive use):
強調したいときに使います。
例: “We ourselves fixed the problem.”(私たち自身がその問題を修理しました) - 可算・不可算: 代名詞であるため、この区別はありません。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3例)
- “We introduced ourselves to the new neighbors and invited them over for coffee.”
- 新しい隣人に私たち自身を紹介して、コーヒーに招待しました。
- 新しい隣人に私たち自身を紹介して、コーヒーに招待しました。
- “We often remind ourselves to take breaks when we study for long hours.”
- 長時間勉強するときは、私たちはよく休憩をとるようにと自分たちを戒めています。
- 長時間勉強するときは、私たちはよく休憩をとるようにと自分たちを戒めています。
- “We told ourselves that everything would be okay.”
- 私たちはすべてうまくいくと自分たちに言い聞かせました。
ビジネスシーンでの例文 (3例)
- “We pride ourselves on delivering excellent customer service.”
- 私たちは優れた顧客サービスを提供することを誇りに思っています。
- 私たちは優れた顧客サービスを提供することを誇りに思っています。
- “We prepared ourselves thoroughly before meeting the client.”
- クライアントに会う前に、私たちは十分に準備しました。
- クライアントに会う前に、私たちは十分に準備しました。
- “We introduced ourselves professionally and stated our proposal clearly.”
- 私たちはプロらしく自己紹介をして、提案内容を明確に伝えました。
学術的な場面での例文 (3例)
- “We conducted the experiment ourselves to ensure accurate results.”
- 正確な結果を得るために、私たちは自分たち自身で実験を行いました。
- 正確な結果を得るために、私たちは自分たち自身で実験を行いました。
- “We positioned ourselves as neutral observers in the study.”
- 研究において、私たちは中立的な観察者という立場をとりました。
- 研究において、私たちは中立的な観察者という立場をとりました。
- “We challenged ourselves to read more primary sources.”
- 私たちはより多くの一次資料を読むよう自分たち自身に課しました。
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語: 他の再帰代名詞
- “ourselves” と同じように機能するわけではありませんが、再帰代名詞として「myself」「yourself」「himself」「herself」「themselves」などが同類です。しかし、“ourselves” 固有の意味である「私たち自身」を指す場合の直接の類義語はありません。
- “ourselves” と同じように機能するわけではありませんが、再帰代名詞として「myself」「yourself」「himself」「herself」「themselves」などが同類です。しかし、“ourselves” 固有の意味である「私たち自身」を指す場合の直接の類義語はありません。
- 反意語: とくに直接的な反意語は存在しませんが、あえて言えば “someone else”(ほかの誰か)が対照的に使われる場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- 米語(アメリカ英語): /aʊrˈsɛlvz/ または /aʊ.ɚˈsɛlvz/
- 英語(イギリス英語): /aʊəˈsɛlvz/
- 米語(アメリカ英語): /aʊrˈsɛlvz/ または /aʊ.ɚˈsɛlvz/
- 強勢(アクセント): “-selves” の部分に強勢が置かれやすいです。
- 発音上の注意:
- “our” の部分が「アウア」「アワ」「アウアー」など地域によって変わります。
- “selves” を /sɛlvz/ とそろえて発音するように気をつけましょう。
- “our” の部分が「アウア」「アワ」「アウアー」など地域によって変わります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “oureselves” や “ourselfs” など誤記に注意。
- 混同: “ours” (私たちのもの) と取り違えないようにしましょう。
- TOEICや英検などの出題傾向: 再帰代名詞の用法(行為者と目的語が同じ)を問う文法問題として出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「“our” + “selves”」と分解して、「私たち(our)の“自分たち(self)を複数形にしたもの”」と考えるとわかりやすいでしょう。
- イメージとしては「同じグループ」に向け方をぐるりと戻す感じです。
- 一度 “we” として登場したら、もう一度そのグループ自身を指す時に “ourselves” と使う、と覚えておくと混同を防げます。
以上が “ourselves” の詳細な解説です。再帰代名詞は文意を明確にするとても便利な語なので、ぜひ使いこなしてみてください。
《再帰用法》《動詞・前置詞の目的語として》私たち自身を(に),自分たちを(に)
《まれ》《おもにthan,butなどの後でweの代用として》我々,私たち
《強意用法》《weと同格に用いて》私たち自身,自分たちみずから