最終更新日:2024/06/11
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元となった辞書の項目

me

代名詞

私を(に) / 《話》私(=I)

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解説

以下では、英語の代名詞「me」について、さまざまな観点から解説していきます。


1. 基本情報と概要

品詞: 代名詞(人称代名詞)

英語での意味: “me”

日本語での意味: 「わたしを」「わたしに」「わたしにとって」など(英語の母語話者にとっては、自分自身を直接目的語・間接目的語・前置詞の目的語などで表すときに使います)

「me」は“私”を指す代名詞で、主に文中で目的格の位置に使われます。たとえば、「私にください」「私を見て」などの表現で使われる、とても基本的な単語です。英語を始めたばかりの学習者でも、日常会話で頻繁に目にする単語です。

CEFRレベルで考えると、最も初歩段階のA1(超初心者)から学ぶ単語です。

活用形


  • 第一人称主格: I

  • 第一人称目的格: me

  • 第一人称所有格形容詞: my

  • 第一人称所有代名詞: mine

  • 第一人称再帰代名詞: myself

「me」は上述の通り、いわゆる「目的格」の形になります。後ろに動名詞「-ing」がついたりはせず、固定形です。

他の品詞形

厳密には「me」という形が形容詞や動詞になることはありませんが、同じ語幹の代名詞としては、主格「I」や所有格「my」などが挙げられます。


2. 語構成と詳細な意味

「me」は非常に短い単語で、接頭語や接尾語、語幹に分解できるような構造はありません。古英語由来の代名詞の一形態です。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例と日本語訳)


  1. “talk to me” (私に話しかけて / 私と話して)

  2. “listen to me” (私の言うことを聞いて)

  3. “let me see” (ちょっと考えさせて / 見せて)

  4. “let me know” (私に知らせて)

  5. “give me a hand” (手を貸して)

  6. “excuse me” (すみません / 失礼します)

  7. “someone like me” (私のような人)

  8. “between you and me” (あなたと私のあいだで / ここだけの話)

  9. “for me” (私にとって / 私のために)

  10. “me neither” (私も…ないです)


3. 語源とニュアンス

「me」は古英語の「mē」(西ゲルマン語派由来)にさかのぼります。中世の英語を経て現代英語へと変化しましたが、ほぼ同じ発音・機能を維持してきました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 一人称の目的格として使われるので、主語には使わない点に注意が必要です。

  • フォーマル/カジュアルどちらでも頻繁に使われますが、「It’s me.」などの表現はSATなどの試験の文法問題では「It is I.」と言い換える形が正しいとされることがあります。ただし、実際の現代英語の口語では「It’s me.」が圧倒的に一般的です。

日常会話はもちろん、ビジネスやカジュアル、あらゆる文脈で使われる非常に基本的な単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 目的格: 動詞や前置詞の目的語に使います。


    • 例: “Give me the ball.”(私にボールをちょうだい)

    • 例: “Please sit with me.”(私の隣に座ってください)


  • 可算/不可算: 代名詞なので、名詞の可算・不可算とは異なる概念です。


  • 他動詞・自動詞: 代名詞なので、動詞の目的になる場合が多いですが、構文上の制約を強く受けるというよりは、動詞や前置詞が「私」という意味を必要とするときに使われます。



5. 実例と例文

以下では、さまざまな状況別に例文を示します。

日常会話


  1. “Can you pass me the salt?”


    • (塩を取ってくれる?)


  2. “Please wait for me!”


    • (私を待ってて!)


  3. “Stop teasing me!”


    • (私をからかわないでよ!)


ビジネスシーン


  1. “Could you send me the updated file?”


    • (更新ファイルを私に送っていただけますか?)


  2. “Please copy me on the email.”


    • (そのメールを私にもCCに入れてください。)


  3. “Let me handle this situation.”


    • (この状況は私に任せてください。)


学術的・フォーマルな文脈


  1. “This data suggests a significant correlation, which leads me to believe further analysis is required.”


    • (このデータは有意な相関を示しており、さらなる分析が必要だと私に考えさせます。)


  2. “Let me clarify the methodology of our research.”


    • (研究の方法論を私の方で明確にしておきます。)


  3. “The professor informed me of the upcoming conference.”


    • (教授は私に今度の学会について連絡をくださいました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “myself” (再帰代名詞:自分自身を強調したいときに使う。例: “I made this cake myself.”)

  • “I” (主格:主語として使う。例: “I went to the store.”)

「me」と「myself」は同じ状況で置き換えられるわけではありません。目的格として単純に「私」を表す場合は“me”で、強調や反射(再帰)を表す場合には“myself”を使います。

反意語


  • 直接的な反意語はありませんが、人称の対比として “you” や “him” “her” などがあり得ます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /miː/

  • アメリカ英語: /miː/ (強勢は “me” のみ、軽く「ミー」とのばす)

  • イギリス英語: /miː/ (ほぼ同じ発音だが、少し短めに聞こえる場合もある)

よくある間違い: カタカナ読みで「ミー」という認識はまだしも、弱形で /mɪ/ になることはあまりありません。「me」は強形で発音することが大半です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “I” と “me” の使い分け:


    • 主語 → I

    • 目的語 → me

    • 例: (誤) “Me went to the store.” → (正) “I went to the store.”

    • 例: (誤) “Please give it to I.” → (正) “Please give it to me.”


  2. “my” や “mine” との混同:


    • 目的格 → me

    • 所有格形容詞 → my

    • 所有代名詞 → mine


  3. 試験での文法ルール:


    • 形式的・文法的に正しいのは “It is I.” (特に文法書などでは)

    • しかし、日常的には “It’s me.” がごく一般的です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「me」は「私のことを(相手が)」というイメージで、いつも 目的 に置かれていると考えると分かりやすいです。

  • “It’s me!” というシンプルなフレーズで、電話や玄関などで自分だと知らせる場面のイメージがあると覚えやすいでしょう。

  • “Give me …” という形は初心者がよく使う表現ですので、練習しておくと便利です。


以上が、代名詞「me」の詳しい解説です。

非常に基本的でありながら、使いどころが多く、初歩から上級まであらゆる文脈で登場する重要な単語です。ぜひキャッチフレーズ的に「誰かが何かをする対象としての『私』」=“me” として覚えてみてください。

意味のイメージ
me
意味(1)

私を()

意味(2)

《話》(=I)

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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