最終更新日:2024/06/17

法廷はその訴訟に判決を下した。

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The court judged the case.

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元となった辞書の項目

judge

動詞

を裁判する / を審判する / を判断する,を評価する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: judge

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞として使われる場合もあります)

意味(英語)


  • to form an opinion or conclusion about someone or something

意味(日本語)


  • (人や物事について)判断・評価する

  • 「人や物事を見て、自分の考えをまとめ、良し悪しを決めるときに使う単語です。『~を判断する』『~とみなす』『裁く』などのニュアンスがあります。」

活用形


  • 現在形: judge

  • 過去形: judged

  • 過去分詞: judged

  • 現在分詞(動名詞): judging

他の品詞になった例


  • 名詞: judgment / judgement(判断、判決)

    例: “The judge made a fair judgment.”

  • 形容詞: judgmental(批判的な、決めつける)

    例: “Don’t be too judgmental when you meet new people.”

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • 「日常会話や文章で比較的よく登場し、会話の中でも重要な動詞となるレベルです。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: judg-

  • 古いフランス語の「jugier」、さらにラテン語の「iūdicāre」(判断する) が由来です。

  • 接頭語/派生語: misjudge(誤って判断する)、prejudge(先入観で判断する)、adjudge(判決を下す)など

よく使われるコロケーション(関連フレーズ10個)


  1. judge a case(裁判を行う)

  2. judge someone’s performance(人のパフォーマンスを評価する)

  3. judge based on evidence(証拠に基づいて判断する)

  4. judge fairly(公正に判断する)

  5. judge by appearance(見た目で判断する)

  6. judge harshly(厳しく評価する)

  7. judge someone’s character(人の性格を判断する)

  8. judge in one’s favor(~に有利な裁定を下す)

  9. don’t judge a book by its cover(見た目で判断するな)

  10. judge a competition(コンテストを審査する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語「iūdex(裁判官)」から派生し、「判断する・裁定を下す」を意味する「iūdicāre」がフランス語を経て英語に入ってきました。

  • ニュアンス: 裁判官が公的に判決を下す場面をイメージして、「公平に評価する」「善悪を決める」といった公式な場面で使われることが多いです。ただし、日常会話でも「人を見て判断する」という軽めの使い方でも使われます。

  • 使用時の注意点:


    • “Don’t judge me.” のようにカジュアルな会話で「決めつけないで」と言うときにもよく使われます。

    • 公式な文脈では、裁判や審査などの厳粛な場面で使われる場合もあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞のタイプ: 主に他動詞


    • “Judge something” のように目的語をとって使うことが多い。

    • 時々、連続して文が続く形で “Judge that …” と文を導くこともある。


  • 構文例:


    • “judge + 目的語”

    • 例: “We shouldn’t judge others too quickly.”

    • “judge + (that) + 文”

    • 例: “I judge that this plan won’t work.” (ややフォーマル)

    • 口語的表現: “Don’t judge!”(勝手に決めつけないで!)


  • イディオム:


    • “Don’t judge a book by its cover.”(見かけで判断してはいけない)

    • “Judge for yourself.”(自分で判断してごらん)



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Don’t judge me just because I like unusual hobbies.”

    -「珍しい趣味があるってだけで判断しないでよ。」

  2. “Let’s not judge her outfit too quickly; maybe it’s for a special event.”

    -「彼女の服装を早とちりで評価するのはやめよう。特別なイベント用かもしれないし。」

  3. “I can’t judge the situation without seeing it myself.”

    -「実際に自分の目で見ないと、その状況を判断できない。」

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “I need more data before I can judge the feasibility of this project.”

    -「このプロジェクトの実現可能性を判断するには、もっとデータが必要です。」

  2. “The manager will judge our proposals based on cost-effectiveness.”

    -「マネージャーは費用対効果に基づいて私たちの提案を判断する予定です。」

  3. “It’s difficult to judge the market trends without accurate forecasts.”

    -「正確な予測がないと、市場動向を判断するのは難しいです。」

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Researchers must judge the validity of each source carefully.”

    -「研究者は各情報源の信憑性を注意深く判断しなければならない。」

  2. “The committee will judge the submissions according to strict criteria.”

    -「委員会は厳格な基準に基づいて提出物を審査します。」

  3. “We cannot judge the full implications of the theory without further experimentation.”

    -「さらなる実験がなければ、この理論の影響を完全に評価することはできません。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. evaluate(評価する)


    • 「客観的にデータや基準などで評価する」ニュアンスが強い。


  2. assess(査定する、見積もる)


    • 「金銭的価値や能力などを判断する」場合によく使われる。


  3. appraise(鑑定する)


    • 「商品の価値を測る、鑑定する」など専門的な場面に多い。


  4. consider(よく考える)


    • 「判断に至るまでのプロセスを重視するニュアンス」。


反意語


  • ignore(無視する)


    • 「判断材料を見ない・考慮しない」意味となる。


  • overlook(見逃す)


    • 「判断材料を目にしていない/見過ごす」意味がある。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dʒʌdʒ/


    • アメリカ英語(AmE)でもイギリス英語(BrE)でもほぼ同じ発音です。


  • アクセント: “judge” は1音節で、強勢は単語全体にあります。

  • よくある発音ミス:


    • 「ジャッジ」のように /dʒə/ の部分をしっかり発音せず、「ジュッジ」のように曖昧になるケースがあります。

    • 語尾の /dʒ/ (「ッジ」) を弱く発音しないよう注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “judge” の “d” と “g” の位置を入れ替えて “jugde” と書く間違いが多い。

  • 同音異義語: 特にはありませんが、“judged” と “judge” の区別(過去形か現在形か)に注意。

  • 試験での出題傾向:


    • TOEICなどではビジネス文脈で “judge the quality,” “judge the profitability” などの表現が出る可能性あり。

    • 英検でも、文意から “judge” の適切な活用形を選ぶ問題が出ることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージ: 《法廷で裁判官(judge)が裁定する》という光景を思い浮かべると覚えやすい。

  • 覚え方のコツ: “Don’t judge a book by its cover!” を何度か声に出して言ってみると、自然に単語を記憶しやすい。

  • スペリング暗記法: 「ジュッジ」と一拍置くように発音しながら書いてみると、d と g の位置を間違えにくいでしょう。


学習者にとっては「判断する」「審査する」といった意味で非常に重要な動詞です。

日常会話からビジネス、学術的場面まで幅広く使えるので、ぜひ会話や文章で繰り返し使って定着させてください。

意味のイメージ
judge
意味(1)

〈競技など〉‘を'審判する,〈コンテストなど〉‘を'審査する

意味(2)

〈人・事件〉‘を'裁判する

意味(3)

(…で…を)判断する,評価する《+of++by+

意味(4)

(裁判官・審判などとして)(…を)裁く,判定する;(…の間の)優劣を判定する《+between+

意味(5)

〈人・物事〉‘を'判断する,評価する;…‘と'[判断して]思う

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