horse
〈C〉馬,(特に成長した)雄馬 / =vaulting horse / 〈C〉(物を載せたり,支えたりする)脚付き枠(台など),掛け台,のこひき台,きゃたつ / 〈U〉《集合的に;複数扱い》騎兵,騎兵隊 / 〈人〉‘を'馬に乗せる;〈馬車〉‘に'をつける
以下では、英単語「horse」について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: horse
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A large four-legged mammal with hooves that people ride on or use for carrying or pulling loads.
意味(日本語): 大きな四足の哺乳類で、ひづめがあり、乗ったり物を運んだり引いたりするために使われる動物。
「馬」のことを指す、非常に基本的な単語です。日常生活でも子ども向けの絵本などからビジネス文書、また学術的な文脈でも登場する、幅広いシーンで使われる単語です。
- 活用形: 「horse」は可算名詞なので、複数形は「horses」となります。
他の品詞の例:
- 「horse」は動詞として「to horse around(ふざけ回る)」という句動詞で使われることがありますが、非常に口語的です。
- 形容詞形としてはあまり定着した形はありません。ただし、「horseman (騎手)」のように派生語として用いられることがあります。
CEFRレベル (目安): A2(初級)
- 馬という単語自体は非常に初歩の英単語ですが、周辺表現を含む場合や比喩的な表現ではもう少し上のレベルでも学ばれます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「horse」は、はっきりとした接頭語・接尾語・語幹が見られない単純語です。
派生語・類縁語等:
- horseback (馬に乗ること)
- horseman / horsewoman (騎手)
- horsepower (馬力) - エンジンの力を示す単位
コロケーション(10個)
- horse riding(乗馬)
- horse racing(競馬)
- wild horse(野生の馬)
- horse farm(牧場)
- horse meat(馬肉)
- cart horse(荷車を引く馬)
- a herd of horses(馬の群れ)
- horse trainer(馬の調教師)
- horse saddle(馬の鞍)
- Trojan horse(トロイの木馬 / コンピュータウイルスの一種としても使われる)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語の「hors」から来ており、ゲルマン語系にさかのぼります。長い歴史の中で、馬は移動手段の中心でもあったため、古くから存在する語です。
ニュアンスや注意点:
- 「horse」はごく一般的な言葉なので、フォーマル・インフォーマルを問わず使えます。
- ただし「horse around」は「ふざける・はしゃぐ」の意味で口語的に使われます。
- 文脈によっては「dark horse(伏兵、意外な存在、台風の目)」のような比喩表現としても使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 「horse」は可算名詞なので、「a horse」「two horses」のように数を表す場合には形を変えられます。不可算名詞としての用法はありません。
- 動詞フレーズとしては「to horse around (バカ騒ぎをする)」というイディオム的用法があります。カジュアルな口語表現です。
- イディオム例:
- hold your horses(ちょっと待って、本当に落ち着いて) – カジュアルな口調
- get on one’s high horse(高慢になる) – ややフォーマル/比喩的
5. 実例と例文
5.1 日常会話
“I used to ride my cousin’s horse on weekends.”
(週末にはいとこの馬に乗っていたんだ。)“We saw a wild horse during our trip to the countryside.”
(田舎へ行ったときに、野生の馬を見たよ。)“Let’s go horse riding this summer.”
(今年の夏は乗馬をしに行こうよ。)
5.2 ビジネスシーン
“Our company is sponsoring a local horse racing event.”
(私たちの会社は地元の競馬イベントを支援しています。)“The manager used the phrase ‘dark horse’ to describe the unexpected candidate.”
(マネージャーは意外な候補者のことを“伏兵”と表現しました。)“The report compares the horsepower of different car engines.”
(その報告書では、さまざまな自動車エンジンの馬力を比較しています。)
5.3 学術的な文脈
“Archaeological evidence shows that horses were domesticated over 5,000 years ago.”
(考古学的証拠によると、馬は5000年以上前に家畜化されていました。)“In zoology, the horse belongs to the family Equidae.”
(動物学では、馬はウマ科に属します。)“Researchers are studying horse genetics to improve breeding practices.”
(研究者たちは育種技術を向上させるために馬の遺伝学を研究しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
pony(ポニー)
小型の馬を指します。大きさの違いが明確なので、混同に注意。steed(騎馬)
文学的な言い回し。古い文脈または詩的な雰囲気で用いられることがあります。stallion(牡馬) / mare(牝馬)
馬の性別を強調するときに使います。
反意語
- 馬の明確な反意語はありません。同じ動物で対になる概念は存在しないため、文脈によっては「cow」(雌牛) などまったく別の動物を比較として挙げることがありますが、厳密には反意語ではありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /hɔːrs/ または /hɔrs/(地域差あり)
- イギリス英語: /hɔːs/
- アメリカ英語: /hɔːrs/ または /hɔrs/(地域差あり)
- 強勢: 1音節単語のため、horse全体をひとまとまりで発音します。
発音の違い:
- アメリカ英語では「r」の音が入るため /hɔːrs/ のように聞こえます。
- イギリス英語では /r/ が明確には発音されない傾向が強いです (/hɔːs/)。
- アメリカ英語では「r」の音が入るため /hɔːrs/ のように聞こえます。
よくある間違い:
“house” (/haʊs/) と綴り・発音を混同しやすいので注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “hors” や “house” と混同して書いてしまう例が多いです。
- 発音の混乱: 「house」と「horse」はまったく意味が違うので注意が必要です。
- TOEICや英検などの資格試験では、動物に関する基本的な語彙問題でよく出たり、リスニング問題で似た音との判別を問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “horse” は “h-o-r-s-e” の5文字。最後の “e” はアメリカ英語では /r/ の影響で伸びるような感じですが、無声音としては目立ちません。
- 「馬」という日本語のイメージをはっきりと持つと覚えやすいでしょう。馬車、乗馬、競馬など、身近にイメージしやすいイベントやスポーツに関連づけるのも効果的です。
- “house” (家) との対比を意識しながら「ou」と「or」の違いを練習すると正確な発音に近づきます。
以上が名詞「horse」の詳細な解説です。乗馬や競馬、また歴史・文化・技術の面でも重要な位置にある単語なので、覚えておくと会話や読解に役立ちます。
〈C〉馬,(特に成長した)雄馬
=vaulting horse
〈U〉《集合的に;複数扱い》騎兵,騎兵隊
〈人〉‘を'馬に乗せる;〈馬車〉‘に'をつける
〈C〉(物を載せたり,支えたりする)脚付き枠(台など),掛け台,のこひき台,きゃたつ