最終更新日:2025/11/30

森林を駆け巡る炎が急速に広がっていった。

正解を見る

The fire spread quickly through the forest.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

fire

名詞

〈U〉火, 炎 / 〈C〉燃えているもの / 〈U〉〈C〉火事, 火災 /

このボタンはなに?

森林を駆け巡る炎が急速に広がっていった。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: fire

品詞: 名詞 (場合によっては動詞としても使われますが、本解説では名詞について詳述します)


  • 英語での意味: Fire refers to the phenomenon of combustion, manifested in flames, heat, and light.

  • 日本語での意味: 「火」「炎」「火事」などを指し、物が燃えて熱や光を発している状態を表します。「暖をとるための火」や「建物を焼く火事」など、炎のイメージのある状態を指す単語です。日常的によく使われ、「火が燃えているよ」「キャンプファイヤーをする」といったシーンで使われます。

活用形(名詞)


  • 単数形: fire

  • 複数形: fires

他の品詞としての例


  • 動詞: to fire (「発砲する」「解雇する」など)


    • 例: fire a gun (銃を撃つ), fire someone from a job (誰かを解雇する)


CEFR レベル: A2 (初級)

→ 日常生活で「火」や「炎」を指す基礎的な単語の一つであり、日常会話に頻出です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • fire は短い単語なので、はっきりとした接頭語や接尾語はありません。語幹は fire そのものです。

派生語や関連語


  • firefighter: 消防士

  • fireproof: 耐火性の(形容詞)

  • fireworks: 花火(複数形で使われることが多い)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. start a fire(火を起こす)

  2. put out a fire(火を消す)

  3. fire alarm(火災報知器)

  4. fire extinguisher(消火器)

  5. brush fire(山火事・小規模な野火)

  6. campfire(キャンプファイヤー)

  7. fire drill(火災訓練)

  8. fire hazard(火災の危険)

  9. fire department(消防署)

  10. ring of fire(火の輪、環太平洋火山帯など)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「fire」は古英語の “fȳr” に由来し、さらに古代ゲルマン語の “fūr” にさかのぼります。炎や熱の概念を表す最も基本的な言葉の一つとして、長い歴史を持っています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 物が燃えている状態そのものを表すため、炎や熱、水害などと並ぶ「災害」要素としての強いイメージもあります。

  • 口語・文章ともに頻繁に使われ、日常会話からフォーマルな文書まで幅広く登場します。

  • 「山火事」や「火事」のように大きな災害を表すときや、「暖炉の火」のように穏やかな暖を取る姿を表すときでも使われます。それぞれの文脈で緊急・危険なイメージを伴うか、平和で温もりを与えるイメージを伴うかが変わります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:


    • 不可算名詞として扱う場合: 「火そのもの」を漠然と表すときは不可算。 例: Fire is dangerous. (火は危険だ)

    • 可算名詞として扱う場合: 特定の「火事」や「焚火」のように区別できるものを指す場合は可算。 例: There were two fires last night. (昨夜二つの火事があった)


  • 使われる一般的な構文・イディオム:


    1. catch fire: 火がつく、燃え始める

    2. play with fire: 危険なことをする(直訳「火で遊ぶ」)

    3. fight fire with fire: 同じ手段で対抗する

    4. under fire: 批判を受けている、攻撃されている


使用シーン


  • カジュアル: 日常の会話(「キャンプファイヤーが楽しかった」など)

  • フォーマル: ニュースでの「火事」の報道などにも問題なく使用される


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “We’re going to have a barbecue tonight. Could you start the fire, please?”

    (今夜バーベキューをするから、火を起こしてくれる?)


  2. “Be careful with that candle. You don’t want to start a fire.”

    (そのろうそく、気をつけて。火事の原因になるといけないから。)


  3. “I love sitting around the campfire and telling stories.”

    (キャンプファイヤーの周りで、お話しするのが大好きなんだ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “The fire alarm went off, so we all had to evacuate the building.”

    (火災報知器が鳴ったので、私たちは全員ビルから避難しなければなりませんでした。)


  2. “We must comply with fire safety regulations in this office.”

    (このオフィスでは火災安全規定を遵守しなければなりません。)


  3. “Our team prepared a fire drill to ensure everyone knows the evacuation routes.”

    (私たちのチームは、みんなが避難経路を知っているように火災訓練を準備しました。)


学術的/専門的文脈での例文


  1. “The research focuses on the ecological impact of forest fires in this region.”

    (その研究は、この地域での森林火災が生態系に与える影響に焦点を当てています。)


  2. “Fire behavior modeling helps predict how quickly flames will spread.”

    (火炎の挙動モデル化は、炎がどれくらい速く広がるかの予測に役立ちます。)


  3. “The study analyzes historical data of large-scale fires across different climates.”

    (その研究は、異なる気候帯で起きた大規模火災の歴史的データを分析しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. flame (炎):部分的・小規模な「炎」を指す。

  2. blaze (大火、激しい炎):火勢の強い燃え盛る火を指す。

  3. conflagration (大火、広範囲に及ぶ火災):フォーマルで、災害レベルの火事を示す。


  • 例: “The warehouse caught ablaze and turned into a massive conflagration.”

    (倉庫に火がついて大火事になった。)

反意語


  • water(⽔)、ice(氷)など「消火」「冷却」を連想させる語が挙げられますが、「fire」の直接的な「反意語」はありません。ただし「ice」は感覚的な対比がはっきりしており、「熱」と「冷たさ」の対比を表すことが多いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /faɪər/ (アメリカ英語), /faɪə/ (イギリス英語)

  • 強勢(アクセント): [faɪ’-ər] のように第一音節に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い:


    • アメリカ英語: [ファイアー] → /faɪər/

    • イギリス英語: [ファイア] → /faɪə/


  • よくある発音ミス: “far”に近く聞こえたり、[ファー]のように引き伸ばしてしまう。母音が二重母音である点に注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「fiar」「fier」などと間違えやすい。

  • 同音異義語との混同: 「fir (モミの木)」は /fɜːr/ (英) /fɝ/ (米) と発音され、意味も綴りも異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検では、火災や安全対策の文章中で出題されることがあります。文脈によっては「解雇する (fire someone)」の動詞、この解説で扱っていない「銃を発射する」という意味への発展も理解しておくと役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 炎や火事のイメージを頭に浮かべると覚えやすいです。

  • スペル覚え方: 「f + i + r + e」という4文字の組み合わせを声に出して確認すると定着しやすいです。「燃える」と語感が近く、力強い単語なので、熱を感じるイメージで覚えましょう。

  • ストーリー連想: 「暖炉の火で家族が集まっているところ」「キャンプファイヤーでみんなで歌っているところ」など温かいシーンをイメージすると定着しやすくなります。

以上が名詞としての “fire” の詳細な解説です。日常でもよく出てくる単語なので、使用シーンを意識して覚えると理解が深まります。

意味のイメージ
fire
意味(1)

,炎

意味(2)

〈C〉燃えているもの,炉火,たき火

意味(3)

〈C〉〈U〉火事,火災

意味(4)

〈U〉(火のような)熱情,情熱

意味(5)

〈U〉(鉄砲などの)発射,射撃,砲火

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★