最終更新日:2024/06/11

彼女はクモの恐怖を克服することができなかった。

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She couldn't overcome her fear of spiders.

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元となった辞書の項目

fear

名詞

〈C〉〈U〉恐れ,恐怖(dread) / 〈C〉〈U〉不安,心配,気づかい(anxiety) / 〈U〉(神に対する)おそれ,崇敬(awe)

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解説

以下では、名詞 “fear” をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “fear”

  • 日本語: 「恐怖」「不安」など

「fear」は何か危険なことや苦手なことなどに対して感じる恐怖や不安といった意味の名詞です。たとえば、大きな犬が怖いときに感じる気持ちや、重大な試験を前に感じる緊張感など、広く「怖い」「不安だ」という気持ちを表します。

品詞


  • 品詞: 名詞 (Noun)

  • CEFRレベル目安: B1(中級)


    • B1: 日常的な場面の多くで見聞きし、ある程度使いこなせる語彙です。


活用形

名詞 “fear” は数えられる場合(C)と数えられない場合(U)の両方で使われます。


  • 数えられる用法: “many fears” / “a fear of spiders”

  • 数えられない用法: “She was shaking with fear.”

他の品詞形


  • 動詞 (to fear): 「~を恐れる」


    • 例: “I fear the outcome of the test.” (私は試験の結果を恐れている)


  • 形容詞 (fearful): 「恐れている」「恐るべき」


    • 例: “He had a fearful expression on his face.” (彼は恐れに満ちた表情をしていた)


  • 形容詞 (fearless): 「恐れ知らずの」「大胆不敵な」


    • 例: “She is fearless when it comes to public speaking.” (彼女は人前で話すことを全く恐れない)



2. 語構成と詳細な意味

語構成

“fear” は、古英語の “fǣr”(突然の襲撃や危険)に由来すると言われ、明確な接頭語・接尾語はありません。

派生語や類縁語


  • fearful (形容詞)

  • fearless (形容詞)

  • fearsome (形容詞)

  • to fear (動詞)

よく使われるコロケーション(10例)


  1. “overcome fear” – 「恐怖を克服する」

  2. “fear of failure” – 「失敗への恐れ」

  3. “in fear” – 「恐怖の中で」

  4. “fear factor” – 「恐怖要素」

  5. “without fear” – 「恐れることなく」

  6. “fear for one’s safety” – 「自分の安全を恐れる」

  7. “live in fear” – 「恐怖の中で暮らす」

  8. “feeling of fear” – 「恐怖心」

  9. “face one’s fears” – 「自分の恐怖に立ち向かう」

  10. “conquer one’s fear” – 「恐怖を乗り越える」


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語 “fǣr”(突然の危険・恐怖)から派生しました。中世には「危険」「不安」と結びつき、人が本能的に感じる恐れの意味合いになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • “fear” は感情的な言葉であり、カジュアルからフォーマルまで幅広く使用できます。

  • 文章でも口語でもよく使われ、深刻なシーンから日常的な恐れ(例えば虫が嫌いなど)まで幅広くカバーします。

  • 相手の感情を表すときなど、慎重に使わないと相手を強く脅かすニュアンスになる場合もあります。


4. 文法的な特徴と構文

可算名詞・不可算名詞


  • “He has many fears.” (可算: 具体的な恐れ)

  • “She was shaking with fear.” (不可算: 漠然とした恐怖)

一般的な構文・イディオム


  1. “fear of 〜” – 「〜への恐れ」


    • “The fear of death is common among many people.”


  2. “for fear of 〜” – 「〜を恐れて」


    • “He stayed silent for fear of offending anyone.”


  3. “fear that 〜” – 「〜ではないかと恐れる」


    • “I fear that we might be too late.”


フォーマル・カジュアルを問わず使用されますが、スピーチや文章でも比較的よく見かける表現です。


5. 実例と例文

5-1. 日常会話の例文(3つ)


  1. “I have a fear of heights, so I won’t go on that roller coaster.”


    • (高所恐怖症だから、あのジェットコースターには乗らないよ。)


  2. “She admitted her fear of spiders when we saw one in the house.”


    • (家の中でクモを見たとき、彼女はクモ恐怖症だと認めた。)


  3. “He overcame his fear by trying a little bit every day.”


    • (彼は毎日少しずつ挑戦することで恐怖を克服した。)


5-2. ビジネスの例文(3つ)


  1. “The team’s biggest fear was missing the project deadline.”


    • (チームが最も恐れていたのは、プロジェクトの締め切りに間に合わないことだった。)


  2. “Fear of the unknown often prevents companies from taking bold actions.”


    • (未知への恐れは、しばしば企業が大胆な行動を起こすのを妨げる。)


  3. “Addressing your employees’ fears can help them perform better.”


    • (従業員の恐れに対処すると、彼らのパフォーマンスが向上する場合があります。)


5-3. 学術・フォーマルな例文(3つ)


  1. “Psychologists study fear as a fundamental human emotion affecting behavior.”


    • (心理学者は行動に影響を与える基本的な人間の感情として、恐怖を研究している。)


  2. “A heightened sense of fear may trigger a fight-or-flight response.”


    • (強い恐怖感は、闘争か逃走反応を誘発することがある。)


  3. “Understanding the biological basis of fear is crucial for developing treatment methods.”


    • (恐怖の生物学的基盤を理解することは、治療法の開発において重要である。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “dread” – 「強い恐れ」や「気が進まない感じ」


    • “I dread going to the dentist.”(歯医者に行くのが怖い/気が進まない)


  2. “terror” – 「激しい恐怖」 事件や脅迫など極度の恐怖表現に近い

  3. “fright” – 「突然襲う恐怖」ショックのような驚き

  4. “anxiety” – 「不安」心配・緊張する感情が強いときに使う

反意語 (Antonyms)


  1. “courage” – 「勇気」

  2. “bravery” – 「胆力」「勇敢さ」

  3. “calmness” – 「落ち着き」

“fear” は、危険や不確かな状況に対する本能的な感情ですが、“anxiety” は心配やストレスなど、やや長期的かつ内面的な不安感を含むなど、ニュアンスに違いがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /fɪər/(イギリス英語), /fɪr/(アメリカ英語)

  • 強勢: 単音節なので特にアクセントの移動はありません。頭からしっかり発音します。

  • イギリス英語では「フィア」に近く、アメリカ英語では「フィア(短め)」「フィー(r)」のようにRの要素が強くなります。

  • “fear” と “fair” はスペル・発音が似ているため混同しやすいので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “fear” を “feer” と書いてしまうことがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: “fear” と “feer” (造語などで出てくる場合) は異なる。

  • “fair” (公正な) と発音が似ているが、綴りと意味が全く異なる。

  • TOEICや英検などでも比較的よく出る単語なので、他の感情を表す動詞・名詞と混同しないように練習するとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペリングは「f + ear(耳)」とイメージすると覚えやすいかもしれません。

    「fear を感じると耳が聞こえなくなるほど怖い」という連想で助けになる場合があります。

  • 「恐怖」=「冷や汗やドキドキする現象」としてイメージし、感覚的につなげておくと覚えやすいです。


以上が、名詞 “fear” の詳細な解説です。日常的にも学術的にも頻繁に登場する重要な単語ですので、例文やコロケーションとともに覚えると効果的です。

意味のイメージ
fear
意味(1)

〈C〉〈U〉恐れ,恐怖(dread)

意味(2)

〈C〉〈U〉不安,心配,気づかい(anxiety)

意味(3)

〈U〉(神に対する)おそれ,崇敬(awe)

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