最終更新日:2025/02/25
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The ocean is deep.

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元となった辞書の項目

deep

形容詞

(表面から下方または内部へ)深い / (程度が)非常な,深い / 奥行きの深い,奥まった / 奥深くて測りしれない,深遠な / 《補語にのみ用いて》(…の)奥深いところにいる(ある)《+in+名》 / (思想・感情などが)深い,強い / (色が)濃い / (音・声が)低い,太い

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解説

1. 基本情報と概要

単語: deep

品詞: 形容詞 (adjective)

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • 日常会話や少し抽象的な表現でも使われる語で、比較的よく登場します。


意味 (英語・日本語)


  • 英語: extending far down from the top or surface; profound, intense

  • 日本語: 「深い」という意味。物理的に深さがある場合に使われるだけでなく、感情や思考などが「深い」「奥深い」というニュアンスも持ちます。

日本語で言うと、「深い場所・深い考え方」などを示す語です。たとえば湖や海などの「深さ」、または「深い理解」「深刻な問題」というときにも使えます。


活用形













原形 (base form) 比較級 (comparative) 最上級 (superlative)
deep deeper deepest


  • 副詞形: deep (※ただし形容詞とは別に、より一般的な「深く」を表す副詞としては “deeply” を使うことが多いです)

  • 名詞形: depth(例: “the depth of the ocean” = 海の深さ)

  • 動詞形: deepen(例: “to deepen one’s understanding” = 理解を深める)


2. 語構成と詳細な意味

deep は接頭語・接尾語を特に含まず、語幹そのものが「深さ」を表しています。

関連語としては以下のようなものがあります:


  • depth (名詞): 深さ

  • deepen (動詞): 深くする、深まる

  • deeply (副詞): 深く、非常に

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. deep breath – 深い呼吸

  2. deep water – 深い水、深いところ

  3. deep sea – 深海

  4. deep understanding – 深い理解

  5. take a deep dive – 深堀りする

  6. deep insights – 深い洞察

  7. deep sleep – 深い眠り

  8. deep trouble – 深刻なトラブル

  9. deep conversation – 深い会話

  10. a deep wound – 深い傷


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語の déop に由来し、ゲルマン語系の言葉と関連を持ちます。「下の方へ伸びる」という感覚を伴った言葉です。

物理的に遠くまで伸びるという意味だけでなく、抽象的に「思想・感情が深い」「しっかりと根付いた」といったニュアンスも含みます。日常会話から学術論文まで幅広く使われ、カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使用可能です。ただし、特に感情面や思考面で “deep” を使うときは、「浅薄でない」「しっかりしている」という肯定的な響きになることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としては、限定用法(名詞を直接修飾する)と叙述用法(補語となり、be動詞や become などと共に使われる)の両方で使えます。


    • 限定用法: “He fell into a deep hole.”

    • 叙述用法: “The hole is deep.”


  • 副詞的用法は、「深く」という意味で “deeply” を用いることが一般的ですが、慣用的に “dig deep” のようなフレーズでは形容詞形を副詞的に用いる場合もあります。


  • 可算・不可算の問題はありません。形容詞のため名詞の数え方とは直接関係しません。


よく使われるイディオムや一般的な構文


  • dig deep: (お金や実力などを引き出すために)懸命に探す、力を尽くす

  • go in at the deep end: 難しい状況に飛び込む

これらは口語表現であり、カジュアルな会話でよく使われます。


5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的な文脈別に例文を示します。

日常会話での例文


  1. “I took a deep breath before starting my speech.”

    (スピーチを始める前に深呼吸をしました。)


  2. “The pool is pretty deep here, so be careful.”

    (ここのプールはかなり深いから、気をつけてね。)


  3. “We had a deep conversation about our future plans.”

    (私たちは将来の計画について深い話し合いをしました。)


ビジネスでの例文


  1. “Our new marketing strategy requires a deep understanding of consumer behavior.”

    (新しいマーケティング戦略には消費者行動の深い理解が必要です。)


  2. “We should take a deep dive into the sales data before making a decision.”

    (意思決定をする前に、販売データを深く分析するべきです。)


  3. “A deep level of trust is crucial for successful partnerships.”

    (成功するパートナーシップには深いレベルの信頼が不可欠です。)


学術的な文脈での例文


  1. “His research provides a deep analysis of climate change impacts.”

    (彼の研究は気候変動の影響について深い分析を提供しています。)


  2. “A deep understanding of quantum mechanics is necessary for this field.”

    (この分野では量子力学に対する深い理解が必要です。)


  3. “The paper addresses the issue with a deep theoretical framework.”

    (その論文は深い理論的枠組みを用いてその問題に取り組んでいます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. profound (深遠な)


    • より「精神的・学問的に深い」ニュアンスを強調。

    • 例: “He offered profound insights into the nature of reality.”


  2. intense (強烈な、強度の)


    • 感情や出来事の強さに焦点がある。心理的圧力が強い時にも使われる。

    • 例: “The competition was quite intense.”


  3. serious (深刻な、真剣な)


    • 状況や態度の「深刻さ」「真剣さ」を表す。物理的な深さは表さない。

    • 例: “He is serious about his career.”


反意語 (Antonym)


  • shallow (浅い)


    • 深さがない、浅はかな印象。物理的にも抽象的にも「深みがない」という意味を示す。

    • 例: “This pool is shallow on the other side, so it’s safe for children.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /diːp/

  • アクセント: “deep” は1音節の単語のため、特にアクセント位置の区別はありません。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。どちらも /diːp/ と発音します。

  • 注意点: “dip” (/dɪp/) とは母音が異なりますので、混同しないように気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “deep” は「ee」が2文字続くので、しばしば “dep” や “deap” と書き間違える例が見られます。

  • 副詞形との混同: 副詞として「深く」を表現したい場合は、原則 “deeply” を使う方が自然です。ただし “breathe deep” のようなイディオム的な表現もあるので注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、比較級・最上級(deeper, deepest)や “depth,” “deepen” など関連単語との区別が問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ee」を2つ続けて深いイメージ: “ee” は文字の形が縦長に伸びており、深い空間をイメージしやすいかもしれません。

  • “deep sea” 連想法: 海の深いイメージを思い浮かべると、スペリングや意味を一緒に覚えやすくなります。

  • スペリングを覚えるためには「ディープ」とカタカナで自分なりに反復すると定着しやすいです。


以上が形容詞 “deep” の詳細な解説です。物理的にも比喩的にも幅広く使われる重要な英単語なので、発音・スペリング・意味の広がりを押さえておくとコミュニケーションの幅がぐっと広がります。

意味のイメージ
deep
意味(1)

《補語にのみ用いて》(…の)奥深いところにいる(ある)《+in+

意味(2)

(思想・感情などが)深い,強い

意味(3)

(音・声が)低い,太い

意味(4)

深く

意味(5)

《the~》《古》(冬などの)さなか

意味(6)

〈C〉(特に海洋の)深い所;海溝

意味(7)

(表面から下方または内部へ)深い

意味(8)

(程度が)非常な,深い

意味(9)

奥行きの深い,奥まった

意味(10)

奥深くて測りしれない,深遠な

意味(11)

(色が)濃い

意味(12)

《the~》《文》海

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