最終更新日:2025/02/25

その食べ物はおいしくなかった。

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The food was bad.

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元となった辞書の項目

bad

形容詞

悪い,不良の;不正な / 適当でない,欠陥のある / 《補語にのみ用いて》《…に》有害な《for ...》 / 病気の / ひどい,激しい,重い / 腐敗した,腐った / 不快な,いやな / へたな,まずい / 《補語にのみ用いて》《話》《…を》悪いと(残念に)思っている《about ...》

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解説

以下では、形容詞 “bad” について、学習者にわかりやすいように9つの観点で詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

◼︎ 意味(英語)

“Bad” : poor in quality or low in standard; harmful or unpleasant.

◼︎ 意味(日本語)

「悪い」「よくない」「ひどい」「不快な」といった意味です。たとえば品質が良くない、状況が悪いなど、ネガティブな印象を与えるときに使われます。日常会話で頻繁に用いられる、とても基本的な形容詞です。

◼︎ 品詞

形容詞 (adjective)

◼︎ 活用形

比較級 : worse (「より悪い」)

最上級 : worst (「最も悪い」)

◼︎ 他の品詞への変化


  • “badly” (副詞) : 「悪く」「ひどく」

    例: “He sings badly.”(彼は下手に歌う)

  • “badness” (名詞形) : 「悪いこと」「悪質」 (ややフォーマルで日常ではあまり使われません)

◼︎ CEFRレベル

A1(超初心者レベル)

・「good」や「nice」など、基本的な形容詞と対になる初級レベルの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

◼︎ 語構成

“bad” は、元をたどると古い英語形から変化してきた単語です。接頭語や接尾語が特につかない、短い形容詞となっています。

◼︎ 詳細な意味のニュアンス


  1. 品質が低い : “This food is bad.”(この食べ物は悪い)

  2. 性質がよくない : “He has a bad habit.”(悪い習慣がある)

  3. 不快で嫌な : “I feel bad about it.”(そのことについて気が重い)

  4. 深刻な・重大な : “It was a bad accident.”(悪質な事故だった)

また、口語的には “悪くない” の逆であったり、文脈によっては “ひどい” という強い意味であったりと、強弱をつけて使われます。

◼︎ コロケーションや関連フレーズ例(10個)


  1. “bad news” — 悪い知らせ

  2. “bad idea” — よくない考え

  3. “bad habit” — 悪い習慣

  4. “feel bad” — 気が重い、気がとがめる

  5. “bad breath” — 口臭

  6. “bad weather” — 悪天候

  7. “bad day” — ついていない日

  8. “in a bad mood” — 機嫌が悪い

  9. “make a bad impression” — 悪い印象を与える

  10. “not bad” — 悪くない(肯定的に使われる表現)


3. 語源とニュアンス

◼︎ 語源

古英語の “bæddel” などから派生してきたとされ、もともと「弱い」「悪い」といった意味合いをもつ語幹がありました。中世英語を経るにつれ、現在の「悪い」「ひどい」といった意味へと定着しました。

◼︎ 使用時の注意点


  • 口語からフォーマルまで幅広く使える言葉ですが、書き言葉で強い表現を避けたい場合は、別の単語 (“poor,” “negative,” “unfavorable” など) が選ばれることもあります。

  • “I feel bad” というと「申し訳なく思う」「気が重い」という感情的なニュアンスを含み、直接的に「体調が悪い」は “I feel sick” や “I’m not feeling well” が使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文

◼︎ 一般的な構文・使い方


  • 単純に “be + bad” の形で「(物・事・状況が)悪い」と表す

    例: “This movie is bad.”

  • “feel + bad” のように、感情を表す場合も多い

    例: “I feel bad about lying to him.”

◼︎ フォーマル/カジュアル


  • “bad” はカジュアル・フォーマルの両シーンで使えますが、フォーマルな文章では “bad” よりも “poor,” “unfavorable,” “detrimental” を使う場合もあります。

◼︎ 他動詞/自動詞との関連(動詞ではないので参考)

形容詞であるため、他動詞・自動詞の区別は不要ですが、“badly” を副詞として使う際には動詞を修飾します。


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的文脈(やや硬めの文)の順に、例文を示します。

日常会話での例文(3つ)


  1. “That food smells bad. I think it's gone off.”

    (その食べ物、匂いがおかしいね。腐ってるかも。)

  2. “I feel bad about leaving early yesterday.”

    (昨日早く帰ってしまって、申し訳ない気持ちだよ。)

  3. “This TV show is so bad that it's actually funny.”

    (このテレビ番組はひどいんだけど、逆におもしろい。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our sales figures look bad compared to last quarter.”

    (今期の売上は前期と比べて悪いですね。)

  2. “It would be a bad idea to sign the contract without reviewing it thoroughly.”

    (契約書をしっかり確認せずに署名するのは得策ではありません。)

  3. “Having poor communication within the team can lead to bad outcomes.”

    (チーム内のコミュニケーションが不足すると良くない結果を招くことがあります。)

学術的・硬めの文脈での例文(3つ)


  1. “A deficiency in vitamin D can have a bad effect on overall bone health.”

    (ビタミンD欠乏は骨の健康全体に悪影響を及ぼす可能性がある。)

  2. “The study indicated that bad air quality correlates highly with respiratory issues.”

    (その研究によると、悪い空気質は呼吸器系の問題と高い相関があるとのことだった。)

  3. “Failure to maintain equipment properly can result in bad performance and higher costs.”

    (機器を適切に保守しないと、性能不良やコスト増につながる可能性がある。)


6. 類義語・反意語と比較

◼︎ 類義語(Synonyms)


  1. “poor” (質・能力が低い)


    • 例: “He has poor reading skills.” (彼の読解力は低い)

    • “bad” と比べると、客観的な質が低い場合によりよく使われます。


  2. “awful” (非常にひどい)


    • 例: “The dinner was awful.” (夕食はひどかった)

    • “bad” よりも強調した感情表現です。


  3. “terrible” (非常に悪い、恐ろしいほど悪い)


    • 例: “This is a terrible situation.” (これはひどい状況だ)

    • 深刻さや嫌悪感を強く示します。


  4. “negative” (否定的 / 悪影響のある)


    • 例: “He has a negative attitude.” (彼は否定的な態度をとっている)

    • 文脈によっては客観的な評価や心理的な状態を示す言葉。


◼︎ 反意語(Antonyms)


  • “good” : 「良い」

  • “great” : 「すばらしい」

  • “wonderful” : 「素晴らしい」


7. 発音とアクセントの特徴

◼︎ 発音記号(IPA)


  • アメリカ英語(米): /bæd/

  • イギリス英語(英): /bæd/

◼︎ 強勢(アクセント)の位置

単音節なので、特にアクセントを意識するときは全体をはっきり発音します。

◼︎ 発音の違い

米・英ともにほぼ同じですが、米音は口をややしっかり開けて“æ”を発音する傾向が強いです。

例: 米では「バァド」のように、英では「バッド」に近く発音する場合があります。

◼︎ よくある発音の間違い


  • /bʌd/ (「バッド」ではなく「バド」に近い) としないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “bad” と “badly” の混同


    • “bad” は形容詞: “He feels bad.”

    • “badly” は副詞: “He behaves badly.”


  2. “worst / worse” のスペルミス


    • 比較級: “worse” (ワース)

    • 最上級: “worst” (ワースト)


  3. “not bad” の用法


    • “not bad” は「悪くない」というポジティブな意味になる点に注意。


◼︎ 試験での出題傾向

TOEICや英検などでも、比較級・最上級の問題で “worse,” “worst” を使った穴埋め問題が出題されることがあります。適切に活用形を覚えておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「bad」は「バッド」と覚えやすい短い単語なので、感覚的に“嫌な感じ”を思い浮かべると定着しやすいです。

  • “bad” ⇔ “good” という反対語でセットで覚えましょう。何かを評価するときにすぐに頭に浮かぶように意識すると使いやすいです。

  • “worse,” “worst” まで合わせて、三段活用でイメージしておくと混乱を防ぎやすいです。


上記の内容が “bad” の理解に役立てば幸いです。日常でとてもよく使われる形容詞なので、さまざまな例文で身につけてください。

意味のイメージ
bad
意味(1)

悪い,不良の;不正な

意味(2)

適当でない,欠陥のある

意味(3)

《補語にのみ用いて》(…に)有害な《+for+

意味(4)

病気の

意味(5)

ひどい,激しい,重い

意味(6)

腐敗した,腐った

意味(7)

不快な,いやな

意味(8)

へたな,まずい

意味(9)

《補語にのみ用いて》《話》(…を)悪いと(残念に)思っている《+about+(wh-節)》

意味(10)

悪いこと;悪い状態

意味(11)

《話》ひどく,大いに(badly)

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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