最終更新日:2025/09/14
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水の化学式はH2Oです。

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元となった辞書の項目

formula

名詞

〈C〉決まった言い方 / 《...の》解決策 / 決まった方法《for》 / 《...の》製法,処方箋《for》 / 《...の》公式《for》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: formula

品詞: 名詞 (countable: 可算名詞)

英語での意味: A set of rules, symbols, or a method used for performing or producing something, especially in mathematics, science, or a set of instructions.

日本語での意味: (特に数学や科学で)問題を解くための式・公式、あるいは作り方や手順を体系的に示した方法・処方のこと。

「公式」や「定型化された方法・手順」といったニュアンスを持ち、「プロセスを決められた形で示す」イメージの単語です。たとえば、数学の数式、商品の製法、問題解明の手順など幅広く使われます。


  • CEFRレベル: B2(中上級)

    B2はある程度複雑なトピックについても理解でき、日常やビジネスで高度な議論ができるレベルを指します。

活用形


  • 単数形: formula (フォーミュラ)

  • 複数形: formulas (フォーミュラス)、formulae (フォーミュリィ または フォーミュライ) → 主に学術的・専門的文脈で使われる場合は “formulae” が用いられることがあります。

他の品詞形


  • formulate (動詞): (考えや理論などを)考案する、体系化する


    • 例: to formulate a plan(計画を立てる)


  • formulation (名詞): 公式化、考案、策定


    • 例: the formulation of a new theory(新しい理論の策定)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源の核(語幹): form- → 「形」を意味するラテン語 “forma” に由来

  • 接尾語: -ula → ラテン語系で小型名詞を作る要素

  • もともとは “small form” のようなニュアンスを持っていました。

関連する派生語・類縁語


  • format(形式)

  • inform(情報を与える)

  • uniform(同一の形をもつ/制服)

    など、form を含む単語はいずれも「形」や「整える」という意味領域を共有しています。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. mathematical formula(数学の公式)

  2. chemical formula(化学式)

  3. a winning formula(勝利の方程式)

  4. baby formula(粉ミルク)

  5. formula for success(成功の公式/秘訣)

  6. derive a formula(公式を導く)

  7. apply a formula(公式を適用する)

  8. break the formula(定型を破る)

  9. the formula for happiness(幸福の秘訣)

  10. follow / stick to a formula(定型に従う)


3. 語源とニュアンス

ラテン語 “formula”(小さな形、決まりきった言い方)から来ており、古代ローマの法律文書などにおいても「定型文」や「決まった形」を指していました。

現代では、特定の目的を達成するための「確立されたやり方」や数学・科学の「公式、化学式」など、幅広く使われます。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「ただのやり方」よりも、「固定化された方法」や「メソッド性のある指示・式」というニュアンスが強いです。

  • 「決まりきったやり方」に対するやや否定的な響きで使う場合もあります。

  • 口語でも使われますが、学術・ビジネス・特定分野の技術書で頻出する少し硬めの単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞:


    • We have a formula for solving that problem.

    • Many formulas exist in the handbook.

    • 例文のように、可算名詞として扱います。


  2. 使用シーン:


    • フォーマル:学術論文、技術書、会議など

    • カジュアル:日常会話やSNSでも、成功法則や定番のパターンとして口にすることはある


イディオム/構文(厳密なイディオムは多くありませんが、定型表現として)


  • “X is the perfect formula for Y” → 「XはYのための完璧な方法/秘訣だ」


5. 実例と例文

日常会話


  1. “I have a simple formula for a great weekend: good food, good friends, and plenty of rest.”


    • いい週末を過ごすためのシンプルな秘訣があるんだ:美味しい食事、いい友達、そしてたっぷりの休息。


  2. “Is there a formula for getting over a breakup?”


    • 失恋から立ち直るための決まった方法ってあるのかな?


  3. “I tried a new baby formula for my daughter last week.”


    • 先週、娘に新しい粉ミルクを試してみたよ。


ビジネス


  1. “Our team is looking for a reliable formula to boost productivity.”


    • 私たちのチームは、生産性を上げる確実な方法を模索しています。


  2. “We’ve refined the manufacturing formula to reduce costs.”


    • コスト削減のために、製造の手順を改良しました。


  3. “We need a formula that guarantees consistent results.”


    • 常に安定した結果をもたらす仕組みが必要です。


学術的


  1. “This mathematical formula accurately predicts population growth.”


    • この数学的公式は、人口増加を正確に予測します。


  2. “By applying the formula, we can determine the molecule’s structure.”


    • その公式を適用することで、分子構造を特定できます。


  3. “The textbook provides various chemical formulas for the reactions.”


    • 教科書には、反応における様々な化学式が示されています。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. method(方法)


    • 日本語: 方法

    • 「ある目的を達成するための手段」という意味。formula は「整然と固まったメソッド」というニュアンスが強めです。


  2. procedure(手順)


    • 日本語: 手順

    • 手順や工程を段階的に示す語。formulaよりも工程的な順序を重視。


  3. recipe(レシピ)


    • 日本語: 作り方(料理)、製法

    • 料理を連想させるが、「成功をもたらすレシピ」など比喩的にも使われます。


  4. blueprint(青写真)


    • 日本語: 設計図

    • 将来の計画を示す設計図。公式というよりは「計画段階の構想」というイメージ。


反意語

明確な反意語はありませんが、下記のような「無規則」「アドリブ」といった概念が対照的です。


  • “improvisation (即興)”


    • 固定した手順や式がない状態。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈfɔːr.mjə.lə/ (アメリカ英語), /ˈfɔː.mjʊ.lə/ (イギリス英語)

  • アクセント(強勢): 第1音節 “FOR” に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: イギリス英語は “fɔː.mjʊ.lə” とやや “ミュ” の音が強調されます。アメリカ英語は “mjə” に近い音になりがちです。

  • よくある間違い: “フォーミュラ”を“フォーミュラー”と伸ばしてしまう、日本語のカタカナ発音に引きずられやすい。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: × “formulla” / “formla” など

  • 複数形の選択: “formulas” と “formulae”


    • 一般的・会話や米国の教科書 → formulas

    • 学術/専門性の高い文書 → formulae


  • 同音異義語: 近い音の単語はあまり多くありませんが “former” などとは間違えないように。

  • TOEICや英検などでも: 科学技術に関する読解問題やビジネス書類中の専門用語として登場する可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Form”をベースに、ラテン語の「小さな形(形作られたもの)」と覚える

  • 料理レシピが「決まった手順や分量」を表すように、数学や科学でも「決まった式・手順」を表しているとイメージするとわかりやすい。

  • 暗記法: 「フォーミュ(4ミュ)=4つの要素をまとめる方法」など、語呂合わせを考えると記憶に残りやすいかもしれません。


以上が formula の詳細解説です。「公式」「処方」「定型化された方法・手順」など、分野によって使い分けがある単語なので、文脈に注目して正確に使ってみてください。

意味のイメージ
formula
意味(1)

(あいさつなどの)決まった言い方;空虚な言葉

意味(2)

(…の)習慣的なやり方,決まった方法,解決策《+for+(do*ing*)》

意味(3)

(…の)公式,式《+for+

意味(4)

(…の)製法,調理法,処方せん《+for+

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