最終更新日:2025/08/09
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彼は強敵だ。

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元となった辞書の項目

tough

形容詞

(物が)丈夫な / (肉などが) 堅い / (体が) 屈強な / 骨の切れる,やっかいな

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: tough

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): strong and durable; difficult or challenging; strict or severe

意味(日本語): 頑丈な、難しい、厳しい、タフな

「tough」は「壊れにくい」「困難」「大変な」のような意味を持つ形容詞です。「タフな人」「厳しい問題」「硬い肉」のように、さまざまな状況で使われます。人間や物の強さを表したり、状況の困難さを表す場合にも使われます。

形容詞の活用形


  • 原級 (positive): tough

  • 比較級 (comparative): tougher

  • 最上級 (superlative): toughest

その他の品詞例


  • 名詞形: toughness (頑丈さ、困難さなど)

  • 副詞形: toughly (あまり日常的ではありませんが、文献等では「強く、厳しく」という意味で使うことがあります)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常会話や一般的な文章で頻出する単語です。自分の状況や話題について説明・意見を述べる際に役立ちます。


2. 語構成と詳細な意味

「tough」は短い単語で、分かりやすい接頭語や接尾語は持ちません。語幹そのものが「強靭さ・困難さ」といった意味を担っています。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. tough decision (難しい決断)

  2. tough situation (困難な状況)

  3. tough question (厳しい質問)

  4. tough competition (激しい競争)

  5. tough life (つらい人生)

  6. tough luck (不運な出来事)

  7. tough crowd (手強い観客・聴衆)

  8. tough time (大変な時期)

  9. tough guy (タフな男、怖い人)

  10. tough call (判断の難しい問題・決断)


3. 語源とニュアンス

「tough」という単語は古英語の “tōh” に由来し、「強い」「固い」「粘り強い」といった意味がありました。物理的な堅さを表すだけでなく、困難さや厳しさのニュアンスも包括しています。


  • 使用場面のニュアンス:


    • 「hard」や「difficult」よりも少しカジュアルだったり、「身体的・精神的タフさ」が強調されたりする特徴があります。

    • 会話や文章など、フォーマル・カジュアル問わず幅広く使えますが、ビジネスメールなどで「difficult」の方がよりフォーマルに響く場合もあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使用: 「This meat is tough.」のように、「名詞の状態・性質」を表します。

  • イディオム:


    • tough it out: 困難を根性で乗り切る・耐え抜く

    • be tough on ~: ~に厳しく当たる


  • フォーマル/カジュアル: 一般的にカジュアルな文脈でもビジネス寄りの文脈でも、使いどころを選ばずに使える便利な単語です。


5. 実例と例文

① 日常会話で使われる例文


  1. “I had a tough day at work.”

    →「仕事で大変な一日だったよ。」


  2. “This steak is so tough I can barely chew it.”

    →「このステーキ、硬くてほとんど噛めないよ。」


  3. “He acts tough, but he’s actually pretty sensitive.”

    →「彼はタフそうに見えるけど、実は繊細なんだ。」


② ビジネスシーンで使われる例文


  1. “We’re facing a tough deadline, so let’s focus on the priorities.”

    →「厳しい締切があるので、優先事項に集中しましょう。」


  2. “It was a tough negotiation, but we finally reached an agreement.”

    →「困難な交渉だったが、最終的に合意に至りました。」


  3. “Our manager is tough but fair.”

    →「私たちのマネージャーは厳しいけれど公平です。」


③ 学術・専門的な文脈で使われる例文


  1. “This is a tough concept to grasp without prior knowledge of the subject.”

    →「この分野の予備知識がないと理解するのは難しい概念です。」


  2. “Designing a durable and tough material is crucial in aerospace engineering.”

    →「航空宇宙工学では、耐久性が高く堅牢な素材を設計することが重要です。」


  3. “The researcher faced a tough challenge in collecting accurate data.”

    →「研究者は正確なデータを収集するのに大きな困難に直面しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. strong (強い)


    • 物理的・精神的な強さに焦点を当てる。


  2. hard (硬い、難しい)


    • 「硬い」または「難しい」と物理的・抽象的に使われる。


  3. sturdy (頑丈な)


    • 物の耐久性に特に焦点。


  4. robust (頑丈な、活気のある)


    • 物だけでなく、システムや議論などにも使える。


  5. challenging (やりがいのある、難しい)


    • 「難しい」だけでなく「挑戦しがいがある」というポジティブなニュアンスを含む。


反意語 (Antonyms)


  1. easy (簡単な)

  2. weak (弱い)

  3. fragile (壊れやすい)

「tough」は「困難・強い」という意味なので、それぞれ「簡単」「弱い」「壊れやすい」といった言葉が反対の概念を示します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /tʌf/

  • アメリカ英語 (AmE) とイギリス英語 (BrE): ともにほぼ同じ発音で、[タフ]というように母音は「ʌ」に近い発音です。

  • よくある発音の間違い: つづりの “ou” を /ou/ と発音しそうになりますが、実際には /ʌ/ の発音になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: “tough” は “tou*g*h” で、最後の “gh” が無音になっています。“tough” と “though” (けれども) を混同しやすいので注意。

  • 同音異義語: 似たスペルの “though” (/ðoʊ/) や “through” (/θruː/) などは意味・発音ともに違うので注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検のリスニングやリーディングで、「状況の困難さ」や「物の硬さ」を言い表す文脈で出題されることがあります。発音やつづりの混同に気をつけましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルの最後の “gh” は「無音」だとイメージして、頭の中で「タフ→tu*ff*」くらいの感覚で覚えるとよいでしょう。

  • 「タフなもの=硬くて壊れにくいもの」というイメージを連想すると、発音の「タフ」と結びつけて覚えやすくなります。

  • 例文を自分の日常に合わせてつくり、「今日は tough な一日だった」というように口に出して繰り返すと記憶に定着しやすいです。


以上が形容詞「tough」の詳細解説です。日常会話からビジネスまで幅広く使える、とても便利な単語なので、ぜひ覚えてください。

意味のイメージ
tough
意味(1)

(肉などが)堅い

意味(2)

(法などが)融通のきかない,(人・意志が)がんこな

意味(3)

骨の切れる,やっかいな

意味(4)

《米》粗暴な

意味(5)

《話》不幸な,不運な,つらい

意味(6)

(物が)丈夫な

意味(7)

(体が)屈強な,丈夫な,(人が)粘り強い,タフな

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