最終更新日:2025/11/07
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元となった辞書の項目

register

名詞

〈C〉登録 / 登録簿,名簿

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解説

1. 基本情報と概要

単語: register

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語):

1) An official list or record of names or items

2) A particular part of the range of a voice or instrument

3) A style or level of language usage (linguistic register)

意味(日本語):

1) 名前や項目を記録した公式のリスト・名簿

2) 声や楽器の特定の音域

3) 言語使用のスタイルや文体(フォーマル・カジュアルなどのレベル)

「register」は「オフィシャルな名簿」「声の音域」「言語表現のレベル」といった複数の意味をもつ単語です。フォーマルな文脈から日常会話まで、さまざまな場面で使われます。

活用形(名詞):


  • 単数形: register

  • 複数形: registers

他の品詞へ変化する例:


  • 動詞形: to register (登録する、記録する)

  • 形容詞形(直接の派生形ではないが関連する語): registered (登録済みの)

  • 派生名詞: registration (登録、登録手続き)

CEFRレベル目安: B2(中上級)

B2レベル(中上級)は、ある程度複雑な文書ややり取りであっても、主要な内容を理解し自分の考えをある程度的確に示せる段階です。「register」という単語は公的な手続きや公式の文脈でも頻出するため、このレベルに相当すると考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • re-(接頭語): 「後ろに」「再び」などの意を持つが、ここでは明確な機能をもたず、語源的には「強調」の意味合いも含むとされる。

  • gister (gest/ger): ラテン語の「運ぶ、記録する」の語根に由来すると言われる。

その他の関連性・派生語


  • registration: 「登録」「記名」

  • registrar: 「記録係」「登録担当者」

  • registry: 「登録簿」「登記所」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. cash register(レジ)

  2. electoral register(選挙人名簿)

  3. to sign the register(名簿に署名する)

  4. membership register(会員名簿)

  5. official register(公式登録簿)

  6. school register(学籍簿)

  7. language register(言語の文体やレベル)

  8. vocal register(声域)

  9. land register(土地登記簿)

  10. shipping register(船舶登録)


3. 語源とニュアンス

語源

「register」はラテン語の「registrum」または「regestum」から来ており、「記録する」「書き留める」といった意味を持ちます。古フランス語を経由し、現在の英語「register」となりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 公式性・堅さ: 「登録名簿」や「公式リスト」のイメージがあり、フォーマルな印象を伴うことが多いです。

  • 専門分野での用例: 言語学では「register」は「文体」や「言語使用域」を指し、音楽であれば「声域」「音域」の意味になります。

  • 口語/文章: 登録・名簿を指すときはフォーマル寄りの文脈(オフィスや公式文書)が多いですが、日常的に「cash register(レジ)」を指す場合などカジュアルな使い方もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算): 一般に「a register」「two registers」のように数えられる名詞です。

  • 動詞形 (register) との違い: 動詞「to register」は「登録する」「記録する」の意味。名詞と混乱しないよう、文脈上の位置(主語・目的語)に注意が必要です。

  • 慣用的構文:


    • “be on the register” → 「登録簿に載っている」

    • “check the register” → 「名簿/リストを確認する」


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: “According to the official register, you are required to…”

  • カジュアル: “I’ll just check the register to see if your name’s here.”


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアルシーン)


  1. “Do you see my name on the class register?”

    (クラスの名簿に私の名前ある?)

  2. “I think the register at the store is broken.”

    (お店のレジが壊れてるみたい。)

  3. “We need someone to keep the guest register at the reception.”

    (受付でゲストの名簿を管理する人が必要だね。)

ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “Could you update the membership register by tomorrow?”

    (明日までに会員名簿を更新していただけますか?)

  2. “Please ensure your details are correct in the company register.”

    (会社の登録名簿の情報が正しいか確認してください。)

  3. “We keep an official register of all new employees.”

    (新入社員はすべて公式登録簿で管理しています。)

学術的・専門的シーン (フォーマル)


  1. “This study examines how language register changes in different social contexts.”

    (この研究はさまざまな社会的文脈でどのように言語の文体が変化するかを考察するものです。)

  2. “The land register shows that the property was sold last year.”

    (土地登記簿によると、その不動産は昨年売却されている。)

  3. “Analyzing vocal registers helps us understand the range of human speech.”

    (声域の分析は、人間の発声音域を理解するのに役立ちます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. record(記録)


    • 「ある事柄を記録したもの全般」を指す幅広い単語。公式性は高くなくてもよい。


  2. list(リスト)


    • 単純に項目を並べただけのもの。公式・非公式問わず使われる。


  3. roster(名簿)


    • スポーツチームなどのメンバーリストの意味でよく使われる。


  4. roll(名簿)


    • 学校や職場などで、出席確認用に使われるリストを指すことが多い。


それぞれ、「register」は公的・公式リストの印象が強いのに対し、「list」「record」はカジュアルにも使われ、「roster」「roll」はメンバー確認や出欠のイメージが強いです。

反意語

厳密な反対語はありませんが、強いて言えば「omission」や「exclusion」が「登録から漏れている・除外されている」というニュアンスになります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈrɛdʒɪstər/

  • イギリス英語: /ˈredʒ.ɪ.stər/

アクセント位置:


  • 最初の音節 “re-” にストレスが置かれます: RE-gi-ster

よくある発音の間違い:


  • 「レジスター」とカタカナ発音に引っぱられ、/e/ を /ɛ/ でなく /eɪ/ のように発音してしまう。

  • “-er” の部分を明確に /ər/ や /ə/と発音できず、曖昧母音を避けようとしがち。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “regester” や “registrer” と誤綴りしないよう注意。

  • 同音異義語との混同: “registrar” (登録担当者) や “registry” (登録所/登録簿) とはスペルと意味が異なるため区別が必要。

  • TOEIC・英検などの試験対策: ビジネス文脈で “register for a conference” (会議に登録する) や “be on the register” (登録されている) などの表現が出題されることがあります。「公的な名簿」を意味する際に使われることも多いので、文脈に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Re + gist + er” で「再び要点を書く」イメージ


    • “gist” は「主旨、要点」。語源的にはやや異なりますが、語呂合わせで “要点を記録する” と覚えると印象に残りやすいです。


  • カタカナの「レジ」を思い浮かべる


    • 日本で「レジ」といえば “cash register”。「登録する装置」という理解につなげて覚えることができます。


  • ノートやアプリでリストを作る習慣


    • 「Register of tasks」と思えば「タスクの登録リスト」。日常的に使ってみると単語に身がつきます。



これらを踏まえ、「register」は「公式な名簿」や「言語の文体・レベル」など幅広い意味を持ち、フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも目にする重要単語です。ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
register
意味(1)

(氏名・出生などの)登録,届;記録

意味(2)

登記簿,名簿

意味(3)

(暖房器などの)空調装置

意味(4)

音域,声域;(オルガンの)ストップ

意味(5)

自動登録機,レジスター

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