最終更新日:2024/06/10
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クラスで一番高い点数だった。

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元となった辞書の項目

grade

名詞

《米》(小・中・高校の)学年(小学校から12年まで通算する) / 《おもに米》(学業の)成績,評点 / (位階・品質・価値などの)階級,等級 / 《米》(道路・線路などの)傾斜,勾配(こうばい)(《英》gradient) /

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解説

1. 基本情報と概要

単語: grade

品詞: 名詞 (他に動詞としても用いられる)

意味(英語)


  • A level or score that is given to a student’s work or performance (e.g., A, B, C, etc.)

  • A particular level of quality, size, rank, or intensity

意味(日本語)


  • 生徒の成績や評価(A、B、Cなどの評価ランク)

  • 品質や程度などの「等級」「段階」「級」

「grade」は、学校での成績を表したり、モノや人のレベルを表す時に使う単語です。例えば「製品の等級が高い」「学年」「ある評価の段階」といった意味合いがあります。

活用形(名詞の場合)

名詞は基本的に複数形への変化のみです。


  • 単数: grade

  • 複数: grades

品詞が変わる場合の例


  • 動詞: to grade(採点する、評価する)


    • 例: The teacher graded the exams yesterday.(先生は昨日試験を採点した。)


CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • 学校の成績や評価を表す頻出単語で、学習教材にもよく登場します。中級レベルで学ぶと、成績やレベルの話題に幅広く対応できるようになります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「grade」は明確な接頭語や接尾語を持たない短い語形です。

  • 語幹は “grad” ですが、ここでは “grad” (段階) に由来するラテン語 “gradus” が元となっています。

派生語や類縁語


  • upgrade(動詞・名詞): アップグレードする、向上させる

  • downgrade(動詞・名詞): 格下げする

  • gradual(形容詞): 段階的な

  • graduate(動詞・名詞): 卒業する/卒業生


    • 語源的には “gradus” (段階) から発展しています。


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. good grade(良い成績)

  2. failing grade(不合格の成績)

  3. high grade(高い等級/高品質)

  4. grade point average (GPA)(成績平均値)

  5. top grade(最高ランク/最高評価)

  6. grade level(学年)

  7. food grade(食品の等級)

  8. grade boundary(成績の境界線)

  9. grade inflation(成績インフレ)

  10. achieve a passing grade(合格点を取る)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “gradus”(ステップ、段階)がフランス語を経由して英語に入ったと考えられています。

  • 歴史的使用: 元々は“段階”や“階段”のような意味合いで使われていましたが、教育の文脈で「成績」や「学年」という意味として広まっていきました。

  • ニュアンス: 「grade」は評価の優劣やレベルを段階づけて示す際に使われますが、気軽な会話でもフォーマルなビジネスシーンでも比較的よく使われます。


    • 学校の成績や試験結果、あるいは製品やサービスの品質を示す時など、シーンはさまざまです。

    • 口語・文章どちらもOKですが、論文やレポートでは若干フォーマル寄りに使われることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “a grade” “the grade” “many grades” のように可算扱いです。

  • 一般的な構文例:


    • get a (good) grade in [subject]([科目] で(良い)成績を取る)

    • give someone a grade(誰かに成績を付ける)

    • curve the grades(テストの成績を統計的に調整する)


  • フォーマル/カジュアル:


    • 学校や試験に関しては日常的なカジュアル会話からフォーマルなアカデミックな場面まで幅広く使われます。



5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. “I’m really happy; I got a good grade on my English test!”


    • 「英語のテストでいい成績が取れて、とてもうれしいよ!」


  2. “What grade are you in?” – “I’m in eighth grade.”


    • 「あなたは何年生?」「私は8年生です。」


  3. “Do you think you can maintain your grades this semester?”


    • 「今学期も成績を維持できそう?」


ビジネス(3例)


  1. “We only use top-grade materials for our products.”


    • 「私たちは製品に最高級の素材のみを使っています。」


  2. “I’d like to order industrial-grade steel for our new project.”


    • 「新しいプロジェクトのために産業用グレードの鋼材を注文したいのですが。」


  3. “The report gave each supplier a grade based on quality and service.”


    • 「そのレポートでは、品質とサービスに基づいて各サプライヤーに評価を付けていました。」


学術・フォーマル(3例)


  1. “According to the study, grade inflation has become a significant issue at universities.”


    • 「研究によると、大学では成績インフレが大きな問題になっている。」


  2. “Students must achieve a minimum passing grade in all core subjects.”


    • 「学生はすべての主要科目で最低合格点を取らなければなりません。」


  3. “The paper discusses the impact of grade boundaries on student motivation.”


    • 「その論文は、成績の境界線が学生のモチベーションに与える影響を論じています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. score(スコア、得点)


    • テストの合計点数を示す場合が多い。「grade」はA、Bなどの段階評価に焦点がある。


  2. mark(成績、点数)


    • イギリス英語で「grade」に近い意味。アメリカ英語でも使うが「mark」は数字や記号の印象。


  3. level(レベル)


    • 「段階・水準」という幅広い意味。必ずしも評価の文脈には限らない。


  4. rating(評価)


    • 星印や数値などで表す場合が多い。「grade」は学術的または品質での細かい評価の印象。


  5. rank(順位)


    • 「順位付け」に焦点。トーナメントや組織内序列によく使われる。


反意語


  • (直接の反意語はないが、 “ungraded” は「成績がついていない状態」を表す。)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡreɪd/

  • アメリカ英語: [グレイド] に近い発音

  • イギリス英語: [グレイド] とほぼ同じ発音

  • 強勢: 単音節なので特に語尾・語頭のアクセント差はありません。「g」に注意し、濁らせる発音です。

  • よくある発音の間違い: “grade” の “a” 部分を曖昧に伸ばしすぎないように気をつけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “gard” “grad” と書いてしまうミス。

  2. 動詞と名詞の混同: to grade(採点する)とa grade(成績・等級)は意味が違うので注意。

  3. 同音異義語: “grayed”(灰色になった)と聞こえが似ている場合があるが、まったく別の意味。

試験での出題傾向


  • TOEICや英検などでは、学校の成績や製品の等級の話題で出題されやすいです。文脈から名詞か動詞かの判断が問われることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ラテン語 “gradus” から「段階」を表すと覚えると、 “upgrade”(段階を上げる)、 “downgrade”(段階を下げる)などと併せて覚えやすいです。

  • スペリング: “g + r + a + d + e” とシンプルなので、変に余計な文字を入れないよう注意しましょう。

  • 勉強テクニック: 学校での「学年(g-rade)」や「グレードアップ(grade-up)」など、日本語に取り込まれた表現を使ってイメージをするのも有効です。


以上が名詞 “grade” の詳細解説です。学校やビジネス、学術など、さまざまな場面で耳にする頻度が高い単語なので、意味や使い方をしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
grade
意味(1)

《米》(小・中・高校の)学年(小学校から12年まで通算する)

意味(2)

《おもに米》(学業の)成績,評点

意味(3)

(位階・品質・価値などの)階級,等級

意味(4)

《米》(道路・線路などの)傾斜,勾配(こうばい)(《英》gradient)

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