最終更新日:2025/07/29
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ヘリコプターが我々の上を一周した。

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元となった辞書の項目

circle

動詞

円を描く,旋回する / …'を'円で囲む;…'を'取り囲む / …‘の'回りを回る

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解説

以下では、英単語「circle」の動詞としての用法を、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: circle

品詞: 動詞 (他動詞/自動詞としても使われる)

意味 (英語・日本語)


  • 英語: to move around something in a circular path; to form a circle around something; to draw a circle around text or an object.

  • 日本語: 「何かの周囲を円を描くように回る」「何かを取り囲む」「文字や図形などを丸で囲む」という意味です。


    • 例えば、「敵の陣地をぐるりと回る」「地図上の場所を丸で囲む」のようなときに使います。動詞「circle」は「円のイメージ」を伴って行動するニュアンスの単語です。


活用形


  • 現在形: circle / circles

  • 進行形: circling

  • 過去形: circled

  • 過去分詞: circled

他品詞化の例


  • 名詞: circle (円、サークル、仲間の輪 など)

  • 形容詞: circular (円形の、循環する など)

  • 副詞: circularly (円形に、循環的に など)

CEFR レベルの目安


  • B1 (中級)

    日常会話や簡単な文章で、物事を「ぐるりと回る」「丸で囲む」ときに頻出し、使いやすい動詞です。


2. 語構成と詳細な意味

「circle」は、接頭語や接尾語を特に含まず、ラテン語やギリシャ語系の語根 circ-(「輪」「円」「周囲」を意味する語根)に由来します。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. circle around the block

    (ブロックをひと回りする)

  2. circle the globe

    (地球を一周する)

  3. circle back

    (再び話題や地点に戻る)

  4. circle an answer (on a test)

    (テストの回答を丸で囲む)

  5. circle overhead

    (〔鳥や飛行機などが〕頭上を旋回する)

  6. circle the date (on a calendar)

    (カレンダーの日付を丸で囲む)

  7. circle a location (on a map)

    (地図上の場所を丸で囲む)

  8. circle a question

    (質問文を円で囲む)

  9. circle the block looking for parking

    (駐車スペースを探してブロックをぐるぐる回る)

  10. circle in the sky

    (空中を旋回する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “circulus” (小さな円)や “circus” から派生しています。古フランス語 “cercle” を経て英語として取り入れられたとされています。

  • 歴史的用法: 古くは「円」「環」の名詞として使われていましたが、動詞としては「動きが円を描く」や「囲む」といった用法で広まりました。

  • ニュアンス: 「円や周囲を回る」だけでなく、「(何かを囲うように)周りを移動する・取り囲む」という比喩的表現に使うこともあります。

  • 使用シーン: 比較的カジュアルな場面でもフォーマルな文章でも使うことが可能です。「周回する」「取り囲む」「円を描く」という物理的なイメージを伴います。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使う場合:


    • 例: “Circle the correct answer.” (正しい答えに丸を付けなさい)

    • 目的語として「囲む対象」や「丸を付ける対象」が必要です。


  2. 自動詞として使う場合:


    • 例: “The plane is circling overhead.” (飛行機が頭上を旋回している)

    • 「周りを回っている」動作のイメージを表現します。


イディオムや構文


  • circle back (to something): 「(話題・場所などに)戻る」

    ビジネスメールなどでも “Let’s circle back on this topic.” と言ったりします。

  • circle in on: 「~に向かって取り囲むように近づく」

    例: “The wolves began to circle in on their prey.” (オオカミたちは獲物に近づくように取り囲み始めた。)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you circle the items we need to buy on the list?”

    (リスト上で買う必要があるものに丸を付けてくれない?)

  2. “I circled the block three times looking for a parking spot.”

    (駐車スペースを探してブロックを3周したよ。)

  3. “The kids were circling the playground on their bikes.”

    (子供たちは自転車で遊び場の周りをぐるぐる回っていた。)

ビジネスでの例文


  1. “Let’s circle back on this issue next week.”

    (この問題については来週改めて戻って話しましょう。)

  2. “Please circle any sections of the contract that you have questions about.”

    (契約書で質問がある箇所は丸で囲んでおいてください。)

  3. “Our team will circle the venue to ensure security.”

    (チームが会場の周囲を巡回してセキュリティを確保します。)

学術的な文脈・フォーマルな文脈での例文


  1. “The satellite circles the Earth at an altitude of 500 kilometers.”

    (その衛星は高度500キロメートルで地球の周囲を公転している。)

  2. “They used radar to observe how the birds circle the island.”

    (鳥がどのように島の周囲を回っているかをレーダーで観測した。)

  3. “The research paper circled back to the initial hypothesis, confirming its validity.”

    (研究論文は最初の仮説に立ち返り、その有効性を確認した。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “encircle”(~を取り囲む)


    • より「取り囲む」ニュアンスが強い。物理的にも比喩的にも使える。


  2. “orbit”(軌道を回る)


    • 主に惑星や人工衛星など、天体の軌道に関連して使う。


  3. “loop”(ループする、輪を作る)


    • 同じコースを戻るようなイメージが強い。


反意語 (Antonyms)


  1. “ignore”(無視する)


    • 物理的な「反意」というよりは、「囲む」の対象から外すイメージ。


  2. “disperse” (分散する)


    • 「取り囲む」とは逆に、バラバラに広がっていくニュアンス。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈsɜːrkl/ (米: /ˈsɝːkəl/, 英: /ˈsɜːkəl/)

  • アメリカ英語もイギリス英語も、第一音節 (sir-) にストレスがあります。

  • “r” の発音に差があり、アメリカ英語では “r” 音が強く、イギリス英語ではやや弱まる傾向があります。

  • よくある間違い: /sɪr/ と /kəl/ のつながりがはっきり発音できず「サークル」のように母音を伸ばしすぎてしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス

    「circle」の発音から “cirkel” や “circlel” と書いてしまうケースがあるので注意。

  • 同音異義語との混同

    同音異義語は特にないが、“circa” (およそ) など見た目が似た単語と混同しないように。

  • 試験対策

    TOEICや英検などでは、指示を表す文章や文章読解の中に “Please circle the correct answer.” のように出題されることがある。「丸印で囲む」という指示表現として覚えておくとよいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源 “circ-” から、「円」「丸」を意識

    “circumference” (円周)、“circumstance” (状況) など “circ-” は「円・周囲」を連想しやすいです。

  • スペリングのコツ

    “c + i + r + c + l + e” と子音・母音の順を意識すると覚えやすいです。

  • 動きを思い浮かべる

    モノの周りをぐるりと回るイメージで、円運動のイラストを頭に描くと理解が深まります。


以上が、動詞「circle」の詳細な解説です。円を連想しながら学習すると、イメージがしやすいかと思います。ぜひ、日常会話やビジネスのシーンでも活用してみてください。

意味のイメージ
circle
意味(1)

円を描く,旋回する

意味(2)

…'を'円で囲む;…'を'取り囲む

意味(3)

…‘の'回りを回る

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