最終更新日:2025/10/13
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それは奇妙な状況です。

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元となった辞書の項目

strange

形容詞

奇妙な;見慣れない;不慣れな

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解説

以下では、形容詞「strange」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: strange

  • 日本語: 奇妙な、不思議な、見慣れない、未知の


    • 例)「It feels strange.」→「なんだか変な感じがする。」


「strange」は、「いつもと違っていて妙な感じがする」「不思議に思うような」ニュアンスを持つ形容詞です。違和感や初めて接したときの驚き・不思議な感覚を表します。

品詞


  • 形容詞 (adjective)

活用形


  • 原級: strange

  • 比較級: stranger

  • 最上級: strangest

他の品詞になった時の例


  • 名詞: strangeness(奇妙さ)


    • 例)The strangeness of the situation made me uneasy.(その状況の奇妙さが、私を落ち着かなくさせた。)


  • 動詞形: (直接の動詞形はありませんが、「to estrange(疎遠にする)」という単語は似た形を持ちます)

  • 副詞形: (直接の派生副詞はありませんが、慣用的に「strangely」が使われます)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級):日常会話でもよく登場し、「変わった」「未知の」という意味で広く使われる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

「strange」という単語は、特別な接頭語や接尾語がついているわけではなく、一語としての塊です。ただし、派生形には「strangely (副詞)」「strangeness (名詞)」があります。

主な意味とニュアンス


  1. 奇妙な、不思議な

    普通とは違っていて、違和感や驚きを伴うときに使われる。

    例)That’s a strange noise.(変な音がするね。)

  2. 見慣れない、未知の、よく知らない

    初めて見るものや、慣れていない状況に対して「strange」と表すことがあります。

    例)I felt strange in that new environment.(その新しい環境で、落ち着かない感じがした。)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. strange feeling(奇妙な感覚)

  2. strange noise(変な音)

  3. strange look(不思議な見た目/奇妙な表情)

  4. strange taste(妙な味)

  5. strange situation(奇妙な状況)

  6. strange place(見知らぬ場所)

  7. strange behavior(変わった行動)

  8. strange phenomenon(不可解な現象)

  9. feel strange(変な感じがする)

  10. look strange(変に見える)


3. 語源とニュアンス

「strange」は、ラテン語で「外の、異質の」を意味する “extraneus” から、古フランス語 “estrange” を経由して中英語に取り入れられたとされています。もともとは「外部から来たもの」「自分にとって慣れないもの」というニュアンスを持っていました。


  • 使用時の注意点:


    • 違和感を強く示す場合と、単に「慣れていない」という軽い意味合いの場合があります。文脈によってポジティブにもネガティブにも取られうるので、トーンに気をつけましょう。

    • 「風変わりで面白い」というニュアンスを含むこともあれば、「奇妙で気味が悪い」という印象を受ける場合もあります。


  • カジュアル/フォーマル:


    • 日常会話でもビジネスでも比較的広く使えますが、ビジネスで「strange」を使うときは、少し丁寧な言い換え(unusual, unexpected など)にすることもあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾したり、補語(SVC 第2文型)として使われます。

  • 例えば、It is strange (that) ...(~なんて不思議だ)などと構文をとります。

  • 比較級・最上級を用いるときは、以下のようになります。


    • It’s stranger than I expected.(思っていたよりも妙だ)

    • This is the strangest thing I’ve ever seen.(これは今までに見た中で一番奇妙なものだ)



5. 実例と例文

A. 日常会話


  1. “That’s strange. I thought I left my keys on the table.”

    「変だな。テーブルの上に鍵を置いたと思ったんだけど。」

  2. “Do you get a strange feeling when you walk in here?”

    「ここに入ったとき、なんだか変な感じがしない?」

  3. “She gave me a strange look when I mentioned the rumor.”

    「その噂のことを話したら、彼女は妙な顔をしたよ。」

B. ビジネス


  1. “It’s strange that the data doesn’t match our records.”

    「データが私たちの記録と合わないなんて、おかしいですね。」

  2. “I find it strange to communicate only by email.”

    「メールだけでやり取りするのは、ちょっと変だと思います。」

  3. “This is a strange request, but can we postpone the meeting?”

    「ちょっと変なお願いなんですが、会議を延期できますか?」

C. 学術的/フォーマル


  1. “These results appear strange compared to the initial hypothesis.”

    「これらの結果は、最初の仮説と比べると奇妙に見えます。」

  2. “It is strange to observe such an anomaly in controlled conditions.”

    「管理された条件下で、そのような異常が見られるのは不可解です。」

  3. “The cultural interpretation of ‘strange’ can vary significantly.”

    「“strange”という概念の文化的解釈は、大きく異なる可能性があります。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. odd(奇妙な)


    • 「strange」よりも口語的で、より「変わった」印象を与えます。


  2. bizarre(奇怪な)


    • 「strange」よりも強い意味合いで、かなり常識外れで奇妙な感じ。


  3. unusual(普通ではない)


    • 「strange」ほどの違和感を含まない柔らかい表現。


  4. peculiar(独特の)


    • 「strange」と似ていますが、「その対象特有の変わった様子」に焦点を当てる。


反意語(Antonyms)


  1. normal(普通の)

  2. usual(いつもの)

  3. familiar(よく知られた)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /streɪndʒ/

  • アクセント: 単音節語なのでアクセントはありませんが、母音の “-ay-”(/eɪ/)の音をはっきり伸ばすようにし、語尾の /dʒ/ をしっかり発音します。

  • アメリカ英語 /streɪndʒ/ と イギリス英語 /streɪndʒ/ で大きな違いはありません。

よくある間違いとしては、語尾を /ʒ/(濁った「ジュ」)ではなく /tʃ/(「チュ」)と発音してしまうケースがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “strage” や “strangee” などと間違えることがあります。


  • 同音異義語: 似ている音の単語は特にありませんが、/streɪn(d)ʒ/ の発音を崩してしまうと別の語に聞こえる恐れがあります。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などの語彙問題で、類義語や反意語との区別を問われる可能性が高いです。「strange」と「odd」「unusual」などの微妙なニュアンスの違いは押さえておくと良いでしょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「S(エス)+トレイン(train)+ジュ(ジョ)」という発音で覚えておくと、つづりと音をイメージしやすいかもしれません。

  • 意味としては「外から入ってきた未知の違和感」というイメージを持つと、語源の原義とも結び付き、覚えやすいでしょう。


以上が、形容詞「strange」の詳細な解説です。「strange」には「奇妙」「不思議」「見慣れない」などの多彩なニュアンスがあり、使い方によって相手に与える印象も変わりますので、文脈に応じて上手に使い分けてください。

意味のイメージ
strange
意味(1)

奇妙な,異常な,変な

意味(2)

見た(聞いた)ことのない,未知の

意味(3)

場違いの,勝手が違った

意味(4)

《補語にのみ用いて》(仕事などに)慣れていない,未熟の《+to+

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