最終更新日:2025/08/09
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元となった辞書の項目

now

副詞

今, 現在は / 《rightを伴って》ただちに, すぐに / さて, ところで, さあ

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解説

副詞 “now” の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: now

品詞: 副詞 (adverb)

意味(日本語): 「今、現在、この瞬間」

「“now” は、主に時間を指し示す副詞で、“まさにこの瞬間” や “今すぐ” のニュアンスを表します。とても基本的な単語で、日常会話やビジネス、学術などあらゆる文脈で使われます。」


  • 活用形: 副詞のため、活用(変形)はありません。

  • 他の品詞での使用例: 口語的には「Now, …」という形で、接続詞的または間投詞的に使われることがあります。「さて、それでは」などの意味を持ちます。

CEFRレベル: A1 (超初心者)

「“now” は英語学習の初期段階で登場する、非常に基本的な単語です。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “now” は短い単語で、明確な接頭語・接尾語で分解することはできません。

関連する派生語・類縁語


  • “nowadays” (副詞):「今日では、近ごろは」

  • “just now” (フレーズ):「ちょうど今、たった今」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. right now(まさに今)

  2. from now on(これから先は / 今後は)

  3. now and then(時々)

  4. now or never(今やるか決してやらないか / 今が最後のチャンス)

  5. up to now(今までのところ)

  6. now that(~である以上、~した今は)

  7. even now(今でも)

  8. any minute now(もうすぐ、今にも)

  9. not now(いまはだめ、いまはやらない)

  10. by now(もう今ごろは、すでに)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “nū” に由来しており、意味は「現在、まさにこの時」。

歴史的にも「過去でも未来でもなく、いま起きていること」を示す語として使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • とても直接的で、話し手・書き手が強調したい「現在の瞬間」を明確に表すことができます。

  • 短く、カジュアルもフォーマルも両方で頻繁に使われる表現です。

  • 接続詞的に文頭で使う場合は、「さて」「では」「ところで」のような日本語訳になることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞なので、主に動詞を修飾したり、文全体の状況を示すのに使われます。

  • 接続詞または間投詞として文頭に置くことで、流れを変えたり、注意を喚起したりする働きもあります。

  • 名詞ではなく、可算・不可算の区別はありません。

  • フォーマル / カジュアルどちらでも使えますが、ビジネス文書では定型表現として “Now that …” の形がよく見られます。

一般的な構文例


  • “S + V + now”: “I’m leaving now.”

  • 文頭で接続詞的に: “Now, let’s move on to the next topic.”


5. 実例と例文

日常会話で使われる例文(3つ)


  1. “I’m going to the store now. Do you need anything?”

    (今からお店に行くけど、何かいる?)

  2. “Now, let me see... Where did I put my keys?”

    (さて、どれどれ… どこに鍵を置いたかな?)

  3. “I can’t talk right now. Can I call you back later?”

    (今は話せないんだ。また後でかけ直してもいい?)

ビジネスで使われる例文(3つ)


  1. “We need to finalize the contract now to meet the deadline.”

    (締め切りに間に合うよう、今すぐ契約をまとめる必要があります。)

  2. “Now that we have the budget, let’s proceed with the project.”

    (予算が確保されたので、プロジェクトを進めましょう。)

  3. “I’m busy right now, but I’ll email you the details later today.”

    (ただいま忙しいのですが、今日中に詳細をメールします。)

学術的な文脈で使われる例文(3つ)


  1. “Now we shall examine the implications of this theory in greater detail.”

    (ここから、この理論の示唆するところを詳しく検討していきます。)

  2. “Now, it becomes clear that the hypothesis needs to be revised.”

    (ここで、仮説に修正が必要であることが明らかになります。)

  3. “The study now focuses on data gathered from multiple sources.”

    (本研究は現在、多量の情報源から集めたデータに着目しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. currently(現在)


    • “currently” はややフォーマルで書き言葉寄り。


  2. at present(現在のところ)


    • “at present” は書き言葉でも口頭でも使うが、やや公式度が高い。


  3. right now(今まさに)


    • “right now” は “now” よりも強調度が高く、口語的。


反意語


  • then(そのとき/その後)


    • 過去や未来の時点を指すことが多いため、“now” との対比がはっきりする。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /naʊ/

  • アメリカ英語: [naʊ] (ナウ)

  • イギリス英語: [naʊ] (ナウ)

  • 大きな違いはほとんどありませんが、地域によっては /næɔ/ など微妙に聞こえる場合もあります。

  • 短い単語なので、アクセントは単語全体にかかります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “now” と “know” の混同に注意。“know” は “k” があり、意味も「知る」です。

  • 同音異義語: “now” と完全に同音の語はありませんが、「no」(ノー) と混同しがちになることがあります。

  • 試験対策: TOEIC・英検などでもリスニング問題でよく耳にします。短い単語なので聞き逃さないように注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「今」を表すため、“n” (「ん」という音) から尻上がりに “ow” (「アウ」という音) へ素早く語尾が上がるイメージを持つと印象に残りやすいです。

  • “now” を使うたびに、「その瞬間」を意識してみましょう。リアルタイム感を思い浮かべると定着しやすくなります。

  • 時計を見ながら “Now, …” と心の中でつぶやく練習をすると、時間を示す感覚と一緒に覚えられます。


以上が副詞 “now” の詳細解説です。学習やコミュニケーションにおいて、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
now
意味(1)

,現在は

意味(2)

《しばしばrightを伴って》ただちに,すぐに

意味(3)

(物語の中などで)そのとき

意味(4)

現状では,今はもう

意味(5)

《話題の転換・慰め,非難・命令・懇願などの調子を込めて》さて,ところで,さあ

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