最終更新日:2025/07/09

The historian conducted extensive research on ancient civilizations.

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その歴史家は古代文明について広範な研究を行った。

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元となった辞書の項目

historian

名詞

〈C〉歴史家, 歴史学者

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この歴史家は、古代文明について幅広い研究を行った。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: historian

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A person who studies or writes about history, especially as a profession.

意味(日本語): 歴史を研究したり、書き表したりする人。主に歴史の専門家を指します。

「歴史学者」というニュアンスが強く、大学や研究機関で研究を行う人だけでなく、歴史に関する書籍を執筆する人も指すことで使われます。


  • 活用形: 複数形は “historians” です。

  • この単語が他の品詞になる例: 「history (名詞)」「historic (形容詞)」「historical (形容詞)」「historically (副詞)」など。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2:中上級レベルの学習者が理解できる単語です。比較的よく目にする学術的な語ですが、会話でも出てくることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “history”(歴史)

  • 接尾語: “-ian”: 「〜に関係する人」「〜に従事する人」という意味を持つ英語の一般的な接尾辞。

派生語や類縁語


  • history (名詞): 歴史

  • historic (形容詞): 歴史上重要な(出来事・建物など)

  • historical (形容詞): 歴史に関する、歴史上の

  • historically (副詞): 歴史上、歴史的に

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. “eminent historian” - 著名な歴史学者

  2. “professional historian” - 専門の歴史学者

  3. “amateur historian” - アマチュア歴史研究家

  4. “military historian” - 軍事史学者

  5. “art historian” - 美術史家

  6. “historians debate” - 歴史学者が議論する

  7. “historian’s perspective” - 歴史学者の視点

  8. “modern historian” - 近現代史を専門とする歴史学者

  9. “court historian” - 宮廷に仕える歴史編纂者(歴史家)

  10. “official historian” - 公式な歴史記録を担当する歴史家


3. 語源とニュアンス

語源


  • “historian” は “history” に接尾語 “-ian” がついたものです。

  • “history” は古代ギリシャ語の “historia”(探求、知識を得ること)に由来します。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 専門性のニュアンス: 厳密には専門知識のある人物を指す言葉ですが、会話では「歴史に詳しい人」という程度でも使われることがあります。

  • フォーマルかカジュアルか: 一般にはフォーマルな文脈(論文、講演、ニュース)でよく使われるものの、カジュアルな会話でも「彼は歴史学者みたいだね」というように使うことは可能です。

  • 文書での使用: 書き言葉・公的な文章・学術的な文章で頻繁に見られます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): “a historian” / “the historian” / “many historians” の形で使います。

  • 冠詞の使い方: “a historian” と書くのが一般的ですが、古い文献や一部のイギリス英語では “an historian” と表記される場合もあります(h の発音を弱くする名残)。

  • 構文例:


    • “He is a respected historian who specializes in medieval Europe.”

    • “According to the leading historian, this event changed the course of history.”


イディオムや定型表現は特にありませんが、“by historian’s standard”「歴史学者の標準からすると」といった表現が使われることがあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “My friend is a historian; he can tell you all about the local castle.”


    • 私の友だちは歴史学者で、その地域のお城について何でも教えてくれるよ。


  2. “I love talking to historians because they always have interesting stories.”


    • 歴史学者と話すのが好き。彼らはいつも面白い話をしてくれるから。


  3. “That TV show invites a historian every week to discuss ancient civilizations.”


    • あのテレビ番組は毎週、歴史学者を呼んで古代文明を語ってもらっているよ。


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We hired a corporate historian to document the company’s long heritage.”


    • 会社の長い歴史を記録するために、企業史の専門家を雇いました。


  2. “The historian’s report provided valuable insights into our brand evolution.”


    • 歴史学者の報告書は、私たちのブランドの進化について貴重な見解をもたらしました。


  3. “Having a historian speak at our conference will add depth to our cultural discussion.”


    • 会議で歴史学者に講演してもらうことで、文化的議論に深みを加えることができます。


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Many historians argue that economic factors contributed significantly to the dynasty’s fall.”


    • 多くの歴史学者は、その王朝の崩壊に経済的要因が大きく寄与したと主張しています。


  2. “A new generation of historians is re-examining the traditional narrative of World War II.”


    • 新世代の歴史学者たちが、第二次世界大戦の従来の歴史解釈を再検証しています。


  3. “The historian presented her findings at the international conference on early modern Europe.”


    • その歴史学者は近世ヨーロッパに関する国際会議で研究成果を発表しました。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. scholar(学者)


    • より広く「学問を深く研究している人」を指す。分野は問わない。


  2. researcher(研究者)


    • 専門分野を持った研究者全般を指すので、歴史に限らない。


  3. academic(大学教育・研究に携わる人)


    • 大学などの教育機関で研究・教育している人。歴史以外も含む。


  4. chronicle writer / chronicler(年代記作家)


    • 古い文献から歴史的事件を記録・編纂する人。ただし “historian” よりも文芸的な側面が強い。


反意語 (Antonyms)

はっきりした反意語は存在しませんが、強いてあげるなら「歴史をまったく知らない人」といったニュアンスの “historical novice” や “uninformed person” などが考えられます。ただし直接的な対義語とは言いにくいです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /hɪˈstɔːriən/ (アメリカ英語・イギリス英語どちらも類似)

  • アクセント: 第2音節の “stɔː” の部分に強勢があります。


  • よくある間違い: “his-toe-ri-an” のように第1音節に強勢を置かないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 冠詞の使い方: “a historian” と “an historian” の選択に混乱が生じる場合があります。現代英語では “a historian” が一般的ですが、古い文献や伝統的スタイルでは “an historian” と見かけることもあります。

  2. スペルミス: “historian” の “i” を抜かして “historn” としてしまうミスなどに注意。

  3. 混同しやすい単語: “historic” と “historical” は形容詞なので別の品詞です。使い分けに注意しましょう。

  4. 試験での出題傾向: TOEICや英検では、主に読解パッセージ中で “historian” が出てきて「歴史学者が〜と言及している」などの文脈で問われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “history + -ian” = 「歴史に関わる人」 という語構成をそのままイメージしやすい単語です。

  • 同じ “-ian” が付く単語として “librarian(司書)”、“musician(音楽家)”、“mathematician(数学者)” などがあります。接尾辞 “-ian” が「〜に従事する人」を表す、と覚えておくと便利です。

  • 響きの面で “Ian” という人名を語尾に持っているように考えれば、「人」が関わっている単語だと覚えられるかもしれません。

以上が “historian” の詳細な解説です。歴史を生き生きと描き出し、過去から学びを得る活動をする人を指す、とても重要な単語です。学習や文章を書く際にぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
historian
意味(1)

歴史家,歴史学者

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / フラッシュカード

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