最終更新日:2025/10/27

I quoted some famous phrases in my book.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

phrase

名詞

〈C〉(文法で)句(2語以上の語の集まりで,節(clause)と違って「主語+述語動詞」の構造を持たず,文中で一つの品詞の働きをするもの) / 〈C〉成句,熟語,慣用句;語群,連語 / 〈C〉〈U〉言葉づかい,言い回し / 〈C〉簡潔な言葉;名言,寸言,警句 / 〈C〉(メロディーの一単位を構成する)楽句

このボタンはなに?

私は自分の本に有名な言葉を引用した。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語 “phrase” の意味・使い方などを9つの観点から詳しく解説します。学習者の方が理解・記憶しやすいように、できるだけやさしく、具体的に説明します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “phrase”

  • 日本語: 「フレーズ」「言い回し」「語句」

「phrase」は、短い言語表現や言い回しを指す名詞です。例えば、言葉がまとまった小さな単位を指すときに使われます。日本語では「決まり文句」「ひと続きの言葉」「数語で構成される言い回し」などのニュアンスでよく使われます。会話や文章などで、ある程度意味をもったまとまりを取り出して考えたいときに使われる単語です。

品詞

主に名詞(noun)として使われます。

活用形

名詞なので、単数形 “phrase”、複数形 “phrases” となります。

他の品詞形


  • 動詞として “to phrase” という形で「~を言い表す」「言葉で表現する」という意味を持つ場合があります。

    例: “How should I phrase my request?”(どのように要望を言い表せば良いだろう)

  • 形容詞形、副詞形はありませんが、名詞や動詞としてバリエーションがあります。

難易度(CEFR レベル目安)


  • B1(中級): 一般的な文章や会話の中でも出てきやすく、馴染みのある単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “phrase” は特に目立った接頭語・接尾語を持たず、語幹 “phrase” として存在しています。

派生語や関連語


  1. “catchphrase”(キャッチフレーズ)

  2. “rephrase”(言い換える)

  3. “phrasebook”(フレーズ集、旅行会話集など)

  4. “phrasing”(言い回し、表現方法)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. “common phrase” – よく使われる言い回し

  2. “set phrase” – 定型表現、決まり文句

  3. “key phrase” – 重要なフレーズ

  4. “catchy phrase” – 覚えやすいフレーズ

  5. “phrase structure” – フレーズ構造

  6. “musical phrase” – 音楽のフレーズ

  7. “bilingual phrase book” – 二か国語フレーズ集

  8. “a phrase from the text” – 文章の中のフレーズ

  9. “favorite phrase” – お気に入りのフレーズ

  10. “to turn a phrase” – 上手に言葉を扱う(良い言い回しをする)


3. 語源とニュアンス

語源

“phrase” は古代ギリシャ語 “phrasis”(「言葉による表現」)に由来するといわれます。ラテン語を経由し、フランス語 “phrase” として伝わり、現代英語に取り入れられました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 一般的に、中立的な語感で、ポジティブ・ネガティブどちらにも偏りにくい言葉です。

  • 書き言葉・話し言葉のどちらでも頻繁に使われますが、少し文脈に気をつける必要があります。例えば「短い言い回しを引用する」「よく使う決まり文句に触れる」など、ややフォーマル寄りにもカジュアル寄りにも対応できます。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての特徴


  • 「可算名詞」なので、単数・複数の区別があります。


    • a phrase / the phrase (単数)

    • phrases / the phrases (複数)


よく使われる構文・イディオム


  1. “turn a phrase” – (言葉を)うまく言い表す

  2. “coin a phrase” – 新しい言い回しや表現を生み出す

  3. “phrase something cleverly” – 何かを巧みな言い回しで言う

フォーマル/カジュアルの使い分け


  • ビジネスや学術論文で: “phrase” はそのまま使用されることが多い(ややフォーマル)。

  • 日常会話でも「フレーズ」という外来語として使われることが多い。


5. 実例と例文

それぞれ3つずつ、できるだけ自然な表現を示します。

日常会話


  1. “I learned a new phrase in my English class today — ‘long time no see.’”

    (今日の英語の授業で、新しいフレーズを覚えたよ。「長い間会ってなかったね」っていうのがそうなんだ。)

  2. “That phrase you always use is really catchy!”

    (あなたがいつも使うそのフレーズ、とっても印象的だね!)

  3. “I can’t remember the exact phrase, but it meant something like ‘take it easy.’”

    (正確なフレーズが思い出せないけど、“気楽にやって” みたいな意味だったよ。)

ビジネスシーン


  1. “We should avoid using vague phrases in the contract.”

    (契約書内で曖昧な言い回しは避けるべきです。)

  2. “Could you rephrase the proposal in simpler terms?”

    (もう少し簡単な表現に言い換えていただけますか?)

  3. “The meeting minutes should include the exact phrase the CEO used.”

    (議事録には、CEO が使った正確な言い回しを含めるようにしてください。)

学術的な文脈


  1. “In linguistic studies, the term ‘noun phrase’ is used frequently.”

    (言語学の研究では、“名詞句” という用語が頻繁に使われます。)

  2. “This phrase structure is key to understanding the syntax of the sentence.”

    (このフレーズ構造は、その文の統語論を理解する上で重要です。)

  3. “One of the challenges is to identify idiomatic phrases that don’t translate literally.”

    (一つの課題は、直訳ができない慣用的フレーズを特定することです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “expression” – 「表現」


    • “phrase” よりも意味の幅が広く、感情表現などにも使われることがある。


  2. “saying” – 「ことわざ」「言い回し」


    • 短い格言や諺(ことわざ)に近い。少し古めかしく教訓的。


  3. “idiom” – 「慣用句」


    • 文字通りの意味とは異なる比喩的表現が含まれることが多い。


反意語


  • “phrase” そのものに明確な反意語はありませんが、強いて言うなら “single word”(一語)など、「言い回し」ではなく「単語」を指す場合は対照的です。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /freɪz/

  • イギリス英語: /freɪz/

強勢(アクセント)の位置


  • “phrase” の中では冒頭の “ph” → /f/ の音が強く、「フレイズ」のように発音します。強勢の位置は単語全体にかかり、特別に分かれませんが、冒頭がやや強めになります。

よくある発音の間違い


  • “ph” を /p/ としてしまう

  • 末尾が /s/ ではなく /z/ にならない


    • 正しくは /freɪz/



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “fraze”, “phraze” などと誤記する例

  2. 動詞 “to phrase” との混同: 「フレーズ(名詞)」「言い表す(動詞)」の区別に注意

  3. “phrase” と “clause” の混同: “clause” は主語と動詞を含む文構造(節)に焦点があり、“phrase” はそれより小さな意味のまとまりです。

試験対策


  • TOEIC や英検では、「フレーズで答える」といった指示や、「〜というフレーズを使う」などで出題されることがあります。

  • リーディングやライティングで、引用や言い回しとして出てくることが多いので、しっかり覚えておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「フレイズ」と発音するイメージを持つと書き取り・発音がしやすいです。

  • “phrase” の頭文字 “ph” は “f” と発音する単語群(photo, phone, etc.)と関連づけると覚えやすいです。

  • 「決まり文句」「短い表現」とイメージしたいときは、普段よく使う “catch phrase(キャッチフレーズ)” を思い出すとよいでしょう。


これで “phrase” の解説は以上です。短い意味のまとまりや言い回しを指す便利な名詞なので、ぜひ日常会話からビジネスまで幅広く使ってみてください。

意味のイメージ
phrase
意味(1)

〈C〉簡潔な言葉;名言,寸言,警句

意味(2)

〈C〉成句,熟語,慣用句;語群,連語

意味(3)

〈C〉(文法で)(2語以上の語の集まりで,節(clause)と違って「主語+述語動詞」の構造を持たず,文中で一つの品詞の働きをするもの)

意味(4)

〈C〉(メロディーの一単位を構成する)楽句

意味(5)

〈C〉〈U〉言葉づかい,言い回し

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★