最終更新日:2025/11/30

She has a genuine smile that lights up the room.

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元となった辞書の項目

genuine

形容詞

本物の / 真性の / 誠実な

このボタンはなに?

彼女は部屋を明るくする本物の笑顔を持っています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: genuine

品詞: 形容詞 (Adjective)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: 英語の主な場面で概ね意見交換ができるレベル。

英語での意味:


  • “genuine” means “real or authentic; not fake, artificial, or counterfeit.”

  • It also means “sincere or honest.”

日本語での意味:


  • 「本物の、偽物ではない」「誠実な、心からの」といった意味を表します。

  • つまり「本物」とか「心から」というニュアンスで、「何かが確かで信頼できる、真心こもった」というニュアンスです。例えば「genuine leather(本物の革)」や「genuine smile(心からの笑顔)」などで使われます。

活用形・関連する品詞:


  • 形容詞: genuine

  • 副詞: genuinely(心から、本当に)

  • 名詞: genuineness(本物であること、誠実さ)

※この単語は主に形容詞として使われますが、副詞形 “genuinely” や名詞形 “genuineness” も覚えておくと便利です。


2. 語構成と詳細な意味

「genuine」はラテン語の “genuinus”(生まれつきの、本来の)に由来し、“genus”(起源、出生)などとも関連があります。接頭語や接尾語というよりは、ラテン語から流入してきた形で形成されています。

主な派生語や関連する単語


  1. genuinely (副詞) – 「心から、本当に」

  2. genuineness (名詞) – 「本物であること、誠実さ」

  3. genus (名詞) – 「(生物分類の)属」 ※語源として関連がある

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. genuine smile → 本物の笑顔

  2. genuine leather → 本物の革

  3. genuine interest → 心からの興味

  4. genuine article → 本物の品物

  5. genuine effort → 真摯な努力

  6. genuine concern → 真に気遣うこと

  7. genuine apology → 心からの謝罪

  8. genuine mistake → 悪意のない間違い

  9. genuine compassion → 真心からの思いやり

  10. genuine threat → 実際に脅威となるもの


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “genuinus” (先天的な、生まれつきの)に由来し、更に “gignere” (生む、産む)という語根と繋がっています。これらは「本来の性質」や「源から来る真のもの」というイメージを持っています。

ニュアンス・使用上の注意:


  • “genuine”は本物・真実・誠実さを強調するときに使われます。人工的・偽物・うわべだけ、という意味合いを否定するときにも便利です。

  • 口語・文章の両方でよく使われますが、どちらかというとフォーマルな場面からカジュアルな場面まで幅広く使用されます。気軽に「That’s genuine.」と言うこともあれば、ビジネスで「genuine effort」を使うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞の位置: 修飾する名詞の前に置かれるのが基本例。「a genuine painting」のように使います。

  • 用法: 目に見える物質的な対象にも、感情的な要素や抽象的な概念にも修飾可能です。


    • 例) genuine leather (物質的対象) / genuine love (抽象概念)


一般的な構文やイディオム


  • the genuine article(本物): “This jacket is the genuine article.”

  • genuine vs. fake:比較表現としてよく使われます。

フォーマル / カジュアル両対応:


  • 「genuine」を使った表現はカジュアルでもOKな場合が多いです。ビジネス文書などでは「authentic」も類似のニュアンスで使われますが、「genuine」も十分フォーマルに使えます。


5. 実例と例文

以下、それぞれの状況で3つずつ例文を紹介します。

日常会話


  1. “I really appreciate her genuine support; she’s always there for me.”


    • 「彼女の本当に心のこもったサポートには感謝してる。いつも助けてくれるんだ。」


  2. “You can tell his smile is genuine when he meets his friends.”


    • 「彼の笑顔は、友人たちに会っている時は本当に心からだってわかるよ。」


  3. “I love this shop because they only sell genuine leather goods.”


    • 「このお店は本物の革製品だけ扱ってるから大好きなんだ。」


ビジネス


  1. “We value employees who show genuine interest in improving our products.”


    • 「当社では、製品を改善したいという真の興味を示す従業員を高く評価します。」


  2. “A genuine apology can resolve many conflicts in the workplace.”


    • 「心からの謝罪は、職場での多くの対立を解決する場合があります。」


  3. “Her genuine leadership style inspired everyone on the team.”


    • 「彼女の誠実なリーダーシップがチーム全体に刺激を与えました。」


学術的・専門的


  1. “The researcher provided genuine data to support her hypothesis.”


    • 「その研究者は、仮説を裏付けるための本物のデータを提示しました。」


  2. “A genuine discussion on environmental policies is needed to enact real change.”


    • 「実際の変化をもたらすためには、環境政策についての本当に意味のある議論が必要です。」


  3. “Her article emphasized the importance of genuine collaboration across disciplines.”


    • 「彼女の論文は、学際的な真の協力の重要性を強調していました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. authentic (本物の)


    • 「真正の」といった固いニュアンスで、証明や裏付けに重きを置く感じ。

    • 例: “Authentic documents” (正式文書、真正書類)


  2. real (本当の)


    • 日常表現で非常にシンプルかつ広い意味。「偽物じゃない」という全般的な意味。

    • 例: “Is this bag real leather?” (これって本革なの?)


  3. sincere (誠実な)


    • 感情や姿勢が「うわべでなく本当である」ことを強調。

    • 例: “I want a sincere apology.” (心からの謝罪がほしい)


反意語 (Antonyms)


  1. fake (偽物の)

  2. artificial (人工的な、不自然な)

  3. counterfeit (偽造の)

“genuine”は「本物である/誠実な」、対して「fake」は「偽物」、「counterfeit」は「(通貨・商品などの)偽造」と使い分けられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈdʒen.ju.ɪn/


    • アメリカ英語: [ジェン・ユ・イン] のように発音

    • イギリス英語もおおむね同様に発音されますが、 /ˈdʒen.juː.ɪn/ と長めに発音する場合もあります。


  • アクセント: 最初の音節 “gen-” に強勢がきます。

  • よくある誤り:


    • “gen-u-ine” の最後の “-ine” を “ワイン” のように伸ばしてしまう場合があるので注意。

    • “genuine” の “u” は母音が連続するような発音をイメージすると自然。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “genuine” を “geniune” などと書いてしまう場合が多い。

  2. 同音異義語との混同: 類似の単語はあまりありませんが、 “genius”(天才) とつい似ているようで混同される可能性があるので注意。

  3. 資格試験での出題傾向:


    • TOEICや英検では「本物・正真正銘である」という意味を問う問題や、類義語 (authentic, real など) との使い分けが問われることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ge-」で始まり「-uine」で終わる単語は少ないので、スペルを印象的に覚えておく。

  • 「gene」という部分から「遺伝子 → 生まれつき → 本物の」というイメージを関連づけると覚えやすいかもしれません (語源的にも “gignere” = 「産む」なので関連性あり)。

  • “genuine” と “authentic” はどちらも「本物」と覚えると混同しがちですが、シンプルに“genuine”が「本物らしい誠意、思い」も含む、とイメージすると使いやすいでしょう。


以上が “genuine” の詳細解説です。この単語を意識して使えば、日常会話やビジネスシーンでも「誠実さ」や「信頼感」を伝えることができるはずです。頑張って学習してください。

意味のイメージ
genuine
意味(1)

本物の,真の

意味(2)

(疫病が)真性の

意味(3)

誠実な,[真]心からの

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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