最終更新日:2025/09/25

The scholarship enabled her to study abroad.

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元となった辞書の項目

enable

動詞

《 ~ A to do》 《Aが...することを》可能にする / 《かたく》 を可能にする

このボタンはなに?

奨学金のおかげで彼女は留学した。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: enable

品詞: 動詞 (他動詞)

活用形: enable – enabled – enabled – enabling


  • 英語での意味: to make it possible for someone or something to do something; to give someone or something the means or opportunity to do something.

  • 日本語での意味: 「(人や物事)が~することを可能にする」「~できるようにする」という意味です。


    • たとえば、「新しい技術が私たちに高性能のコンピューティングを可能にする」といった文脈で使われます。誰かや何かが、他の人やものに“~できるように”手助けしたり機能を与えたりするイメージの動詞です。


CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2レベルは、日常会話を問題なく行い、抽象的な話題についてもやや詳細に説明できるレベルです。

他の品詞形


  • enabler (名詞): 何かを可能にする人・もの

  • enabled (形容詞的な使われ方): 機能などが有効化されている状態を形容する文脈で使用することがある。(例:Wi-Fi enabled device)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語頭 (prefix): en-


    • 「~にする」「(ある状態に)する」という意味をもつ接頭語です。


  • 語幹 (root): able


    • 「能力がある」「~できる」という意味をもつ語幹です。


つまり “enable” は「~できる状態にする」というイメージで理解できます。

よく使われるコロケーション (共起表現) 10選


  1. enable someone to do something


    • (人)が何かできるようにする


  2. enable access


    • アクセスを可能にする


  3. enable a feature


    • 機能を有効にする


  4. enable a setting


    • 設定を有効にする


  5. enable communication


    • コミュニケーションを可能にする


  6. enable collaboration


    • 協力・共同作業を可能にする


  7. technology enables new opportunities


    • 技術が新たな機会をもたらす


  8. enable further development


    • さらなる発展を可能にする


  9. enable data collection


    • データ収集を可能にする


  10. enable growth


    • 成長を可能にする



3. 語源とニュアンス

語源


  • 「en-」という接頭語はラテン語・フランス語由来で「~の状態にする」という意味があります。

  • 「able」もラテン語由来で「~できる」という意味を持っています。

歴史的には中世フランス語で使われていた “enablen” が古い形とされ、そこから英語に取り入れられました。

ニュアンス・使用上の注意


  • enable は「何かを実行できる状態にする」「許可や機能を与える」といったポジティブな響きをもつ動詞です。

  • 一方で disable は機能をオフにする、もしくは誰かや何かの行動をできなくする、という反対のイメージになります。

  • ビジネス文章やテクニカルな文書(IT関連)でもよく使われますが、会話の中でも「これを使えば○○が可能になるよ」というニュアンスで日常的に使われる場合があります。

  • フォーマル・カジュアル問わず、幅広いシーンで使える単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): “enable” は基本的に目的語を取ります。最もよく見る形は “enable + 目的語 + to + 動詞の原形” という構文です。


    • 例: “This system enables users to create custom reports.”


  • 受動態 (passive voice): “be enabled” という形で「有効化される」「可能にされる」という意味になります。


    • 例: “These features are enabled by default.”


よく使われる構文・イディオム


  • enable + 人/組織 + to + 動詞の原形


    • 例: “This application enables students to collaborate online.”


  • be enabled through/by ~


    • 例: “The project is enabled by additional funding.”



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “This new app enables me to keep track of my daily spending.”


    • (この新しいアプリのおかげで、毎日のお金の使い方を管理できるようになったよ。)


  2. “My smartphone’s camera enables me to take high-resolution pictures.”


    • (スマートフォンのカメラのおかげで、高解像度の写真が撮れるんだ。)


  3. “Enabling voice control will make it easier to use this device.”


    • (音声コントロールを有効にすると、このデバイスがより使いやすくなるよ。)


ビジネスでの例文


  1. “Our new platform enables companies to automate their tasks more efficiently.”


    • (私たちの新しいプラットフォームにより、企業はより効率的にタスクを自動化できるようになります。)


  2. “Additional funding enabled the startup to expand into international markets.”


    • (追加の資金調達によって、そのスタートアップは海外市場に進出できるようになりました。)


  3. “Enabling remote work can increase employee satisfaction and productivity.”


    • (リモートワークを可能にすることで、従業員の満足度と生産性を高められるかもしれません。)


学術的な文脈での例文


  1. “This algorithm enables real-time data analysis.”


    • (このアルゴリズムによって、リアルタイムのデータ解析が可能になります。)


  2. “The experiment was enabled by recent breakthroughs in biotechnology.”


    • (その実験は、バイオテクノロジーにおける最近のブレイクスルーによって可能になりました。)


  3. “Enabling further research in this area requires interdisciplinary collaboration.”


    • (この分野でさらに研究を進めるには、学際的な協力が必要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. allow (許可する)


    • “allow” は「許す」というややカジュアルなニュアンスが強く “enable” よりも幅広い状況で使われる。


  2. permit (許可する)


    • “allow” よりもややフォーマル。似た文脈で使われるが、正式な許可を与えるイメージがある。


  3. facilitate (容易にする)


    • 「物事を円滑に進めるのを手助けする」というニュアンス。“enable” よりもビジネスやアカデミック文書で好まれる。


  4. empower (力を与える)


    • 「権限や力を与える」という意味合いが強い。モチベーションを高めるような文脈で使われやすい。


反意語 (Antonyms)


  • disable (無効にする・機能を停止させる)

  • prevent (防ぐ)

  • hinder (妨げる)

  • prohibit (禁止する)

それぞれ「できないようにする」「妨げる」という真逆の意味合いになります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (国際音声記号): /ɪˈneɪ.bəl/ (米音・英音共通でおおむね同じ)

  • アクセント: 第2音節に強勢があります (e--ble)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: ほとんど変わりませんが、イギリス英語では /ɪ/ の部分がやや曖昧母音に近い発音になる場合もあります。

  • よくある発音ミス: 最初の “e” を強く読んでしまうことがありますが、最初の音は弱めで、第2音節 “na” にアクセントが来る点を意識するとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “enable” と “ennable” や “eneble” を混同することがあるので注意。

  2. 発音ミス: アクセントを “e” の部分に置いてしまうことがよくあります。

  3. 同音異義語との混同: ほぼありませんが、“unable” (できない) と視覚的に似ており、特に “en” と “un” を取り違えないように気をつけましょう。

  4. 試験対策: TOEICなどで “enable + 目的語 + to 不定詞” の形を問われることがあります。文法問題で出題されやすいので覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語 “en-” = 「~にする」+ “able” = 「~できる」 という組み合わせで、「できる状態にする」と覚えましょう。

  • 「エナブル(en・エイブル)」の音から、「中に (en) 能力 (able) を取り込むイメージ」と結びつけると記憶に残りやすいです。

  • IT関連で “enable” はしょっちゅう出てきます。「機能をONにする」という感覚で覚えるとスムーズに理解できます。

以上が “enable” の詳細解説です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
enable
意味(1)

〈物事〉‘を'可能にする,容易にする

意味(2)

enable++to do》〈物事が〉(…することを)…‘に'可能(容易)にする,…‘に'(…する)能力(資格)を与える

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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