最終更新日:2025/09/25
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元となった辞書の項目

dedicate

動詞

《...に》を奉納する / をささげる《to》 / に専念する

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解説

以下では、英単語 “dedicate” をさまざまな観点から解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語


  • dedicate

品詞


  • 動詞 (Verb)

活用形


  • 原形: dedicate

  • 三人称単数現在形: dedicates

  • 現在分詞/動名詞: dedicating

  • 過去形: dedicated

  • 過去分詞: dedicated

英語と日本語での意味


  • 英語: “to devote or commit something (time, effort, resources, etc.) to a particular purpose, person, or goal”

  • 日本語: 「特定の目的・人・目標などに(時間や努力、資源などを)捧げる、専念する」といった意味です。

「dedicate」は例えば「楽曲を誰かに捧げる」とか「自分の時間をある活動に費やす・専念する」といったときに使われます。比較的丁寧でフォーマル寄りのニュアンスがある言葉です。

他の品詞形


  • 形容詞: dedicated (捧げられた、献身的な、熱心な など)

  • 名詞: dedication (献身、専念、献呈文 など)

難易度(CEFRレベル)


  • B2 (中上級) 以上でよく登場する単語です。

    B2:中上級(会話や文章でこの単語を使うにはある程度の英語力が必要です)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “de-” + “dicare” (ラテン語由来)


    • “de-” は「~へ、~に向かって」という意味合いを持つことがあります。

    • “dicare” は「宣言する」「公にする」という意味のラテン語に由来します。


他の単語との関連性(派生語など)


  • dedication (名詞)

  • dedicated (形容詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. dedicate oneself to 〜


    • (自分自身を〜に捧げる、専念する)


  2. dedicate time to 〜


    • (時間を〜に充てる)


  3. dedicate resources to 〜


    • (資源を〜に投入する)


  4. dedicate a book to 〜


    • (本を〜に献呈する)


  5. dedicate a song to 〜


    • (歌を〜に捧げる)


  6. dedicate one’s efforts to 〜


    • (努力を〜に向ける)


  7. be dedicated to 〜


    • (〜に熱心に取り組んでいる、献身している)


  8. dedicate one’s life to 〜


    • (人生を〜に捧げる)


  9. ceremony to dedicate (a building)


    • ((建物を)奉献する式典)


  10. dedicate a memorial to 〜


    • (追悼碑を〜に捧げる)



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「dēdicāre(公にする、奉納する)」に由来します。古代では宗教や儀式的な場面で「奉納する、捧げる」という意味合いが強調されていました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 現代では「時間・労力などを何かに注ぐ」といった広い意味あいでも使われます。

  • フォーマル〜セミフォーマルで使われることが多い単語です。カジュアルな場面でも問題なく使えますが、ニュアンスとしては少し堅苦しさや積極性が感じられます。

  • 何かを強く「ささげる・専念する」という響きがあるため、文章で使うほうが自然な場合が多いですが、スピーチやプレゼンなどでもしばしば用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 主に他動詞 (transitive verb) として「dedicate + 目的語(+ to + 目的)」の形をとります。

    例: “He dedicated his life to helping others.”

  • 「dedicate oneself to + 名詞/動名詞」の形で「〜に専念する」という構文がよく使われます。

    例: “She dedicated herself to studying English every day.”

よく使われる構文・イディオム


  1. dedicate something to someone/something


    • “He dedicated his new album to his late father.”


  2. dedicate oneself to doing something


    • “They dedicated themselves to providing support for refugees.”


  3. be dedicated to something/somebody


    • “He is dedicated to his family and work.”


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル寄りの印象が強いが、カジュアルな会話でも普通に通じる。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I want to dedicate more time to my family.”

    (もっと家族との時間に専念したいんだ。)

  2. “She dedicated her weekend to cleaning the house.”

    (彼女は週末を家の掃除に充てたよ。)

  3. “He decided to dedicate his spare time to learning a new language.”

    (彼は余暇を新しい言語学習に充てることに決めた。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to dedicate additional resources to this project.”

    (このプロジェクトには追加のリソースを投下する必要があります。)

  2. “The team dedicated eight months to completing the new product launch.”

    (チームは新製品のローンチを完遂するのに8か月を費やしました。)

  3. “I’ve decided to dedicate my energy to improving our customer satisfaction.”

    (顧客満足度の向上にエネルギーを注ぐことに決めました。)

学術的な文脈での例文


  1. “The researcher dedicated years of study to this groundbreaking discovery.”

    (その研究者はこの画期的な発見に何年もの研究期間を捧げた。)

  2. “He dedicated his thesis to exploring sustainable energy solutions.”

    (彼は論文を持続可能なエネルギーの解決策探求に充てた。)

  3. “They dedicated a special section of the conference to discussing climate change.”

    (会議では気候変動の話し合いに特別セクションを設けた。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. devote (専念する、ささげる)


    • “devote oneself to 〜” と同様に使われるが、ややカジュアル。


  2. commit (傾注する、尽力する)


    • 「努力や時間などをしっかり投下する」というニュアンス。


  3. allocate (割り当てる、配分する)


    • もう少しビジネス書などで使われる「配分する」という感じ。


反意語 (Antonyms)


  1. neglect (無視する、怠る)


    • dedeicate とは正反対で「放置する」ニュアンス。


  2. ignore (無視する)


    • dedicate が「注力する」ならば、ignore は「注力せずに無視する」。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈdɛdɪkeɪt/


    • アメリカ英語(AmE), イギリス英語(BrE) ともに基本的に同じですが、/ˈded.ɪ.keɪt/ の部分の母音の微妙な音が国によってやや異なることがあります。


  • 強勢は第1音節 “de-” にあります (DE-di-cate)。

  • “dedicate” の最後の “-cate” は「ケイト」のように「ケイ(t)」と伸ばすイメージ。

よくある発音の間違い


  • 「デディケート」と「テ」に強いアクセントを置いてしまう間違い。正しくは “ˈdɛdɪkeɪt” で最初の “de” にストレスがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「dedicate」を「dedicate」と書くのは意外に間違えにくいですが、「dettiecate」や「dedictate」などの誤字が紛れやすいので注意。

  • 同音異義語との混同: 現在広くは見当たらないですが、“dictate(命令する、指示する)” など似たスペリングの単語と混同しないように。

  • 試験での注意点: TOEIC・英検などでは「dedicate oneself to 〜」のイディオムが出題されることがあります。意味の区別や使い方(目的語として動名詞を取る形)に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “de(〜に) + dicare(宣言する)” → 「何に向けて宣言する=その人や物にささげる」というイメージで覚えましょう。

  • “I dedicate this to you.” とスピーチのフレーズで思い出すと印象に残りやすいです。

  • スペリングは “de + di + cate” の三つの塊に分けて確認するとよいでしょう。

  • 音読の際には強勢を “DE” の部分に置いてしっかり練習すると記憶にも残りやすいです。


以上が “dedicate” の詳細解説です。時間や労力を何かに捧げたり、専念するときに使う便利な単語なので、ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
dedicate
意味(1)

(…に)…'を'奉納する,献納する《++to+

意味(2)

(…に)〈時間・精力など〉'を'ささげる《++to+(do*ing*)》

意味(3)

(…に)〈著者など〉'を'献呈する《++to+

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