最終更新日:2025/09/29

The violent storm caused widespread damage.

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元となった辞書の項目

violent

形容詞

暴力による,乱暴な / 激しい,猛烈な,すさまじい

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解説

1. 基本情報と概要

単語: violent

品詞: 形容詞(adjective)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


B2 レベルは、ある程度複雑な文章や話題を理解できるようになった段階です。日常生活や職場でも、具体的かつ抽象的な話題に対応できるレベルです。


意味(英語)

・Involving or using physical force intended to hurt, damage, or kill.

・Extremely strong, forceful, or intense in effect.

意味(日本語)

・相手を傷つけたり破壊したりするための暴力的な力・行為と関連する。

・非常に強烈で激しい。

「violent」は、人や行動が“暴力的”だったり、“激しい”というニュアンスを表すときに使われます。使われる文脈としては、ケンカや犯罪、自然現象(嵐など)が激しい時にも用いられます。

活用形

形容詞なので、時制による変化はありませんが、副詞形・名詞形など異なる品詞への変化があります。


  • violent (形容詞)

  • violently (副詞:「暴力的に」「激しく」)

  • violence (名詞:「暴力」「激しさ」)

他の品詞(例)


  • violence(名詞)


    • 例: The violence in that movie was disturbing.(あの映画の暴力描写は不快だった。)


  • violate(動詞)


    • 例: He violated the rules of the contract.(彼は契約の規定に違反した。)



2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • viol(ラテン語の語源に由来。強さや力を表す部分)

  • -ent(形容詞化する接尾語)

ここから「強い力が伴う」というイメージが伝わってきます。

関連語や派生語


  • violence(名詞):暴力、激しさ

  • violently(副詞):暴力的に、激しく

  • to violate(動詞):侵害する、違反する

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. violent crime(暴力犯罪)

  2. violent outburst(激しい爆発的行動/感情の爆発)

  3. violent behavior(暴力的な行動)

  4. violent protest(暴力的な抗議活動)

  5. violent reaction(激しい反応)

  6. violent storm(激しい嵐)

  7. violent clash(暴力的な衝突)

  8. violent confrontation(激しい対立)

  9. violent video games(暴力的なビデオゲーム)

  10. violent temper(激しい気性)


3. 語源とニュアンス

語源:

「violent」はラテン語の “violare(力や暴力で破壊する、傷つける)” に由来するとされます。古フランス語 “violent” を経て英語に入ってきた言葉です。

ニュアンス:


  • 行為や動作における“暴力性”を強調する。

  • 凶暴なイメージが伴うため、会話で使用する際は状況と話し相手を考慮する必要があります。

  • 人に対して使う場合は「攻撃的で危険な人物」を描写するニュアンスが強く、自然現象に対して使えば「ものすごい勢い・激しさ」を表します。

フォーマルかカジュアルかでいうと、中立的な形容詞として扱われることが多いですが、内容自体が強いニュアンスなので、日常会話でも「相当危険・激しい」イメージを与えます。


4. 文法的な特徴と構文

文法的ポイント(形容詞)


  • 「violent」は可算・不可算の区別がある名詞ではなく、形容詞なので名詞を修飾します。

  • 厳密には他動詞・自動詞の使い分けは関係がありません。

  • 強い形容詞なので、しばしば「extremely, very, quite, fairly」などの副詞とともに使われることがあります。例: extremely violent.

一般的な構文やイディオム


  • turn violent: 「暴力的になる」


    • 例: The protest turned violent.


  • violent tendencies: 「暴力的傾向」


    • 例: He has violent tendencies when he gets upset.


フォーマルでもカジュアルでも使えますが、話題が重いことも多いので、書き言葉やニュース報道などでよく見かけます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. My neighbor’s argument got so loud, I was worried it might turn violent.

    (隣人の口論がかなり大声になって、暴力的になるのではないかと心配だった。)

  2. I usually avoid violent movies because they make me feel uneasy.

    (私は不安になるから、普段は暴力的な映画を避けます。)

  3. That storm last night was really violent. It made the windows shake.

    (昨晩の嵐は本当に激しかった。窓が揺れるほどだったよ。)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. Our company has a zero-tolerance policy on violent behavior in the workplace.

    (弊社は職場での暴力的行為を一切容認しないポリシーを持っています。)

  2. The protest outside the building became violent, forcing us to lock the doors.

    (ビルの外での抗議活動が暴力的になったため、私たちはドアを施錠しなければならなかった。)

  3. We cannot allow a violent response to customer complaints under any circumstance.

    (お客様のクレームに対して暴力的な対応をすることは、いかなる状況でも許されません。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. Studies have examined the correlation between violent video games and aggressive behavior.

    (研究では、暴力的なビデオゲームと攻撃的行動との相関関係が調査されている。)

  2. Historically, periods of intense social change can sometimes give rise to violent revolutions.

    (歴史的に、激しい社会変化の時期には暴力的な革命が起こることがある。)

  3. Data suggest that violent incidents increase under socio-economic stress factors.

    (データによると、社会経済的なストレス要因のもとで暴力的な事件が増加するという。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. aggressive(攻撃的な)


    • 「相手に向かって攻撃をしかける姿勢」というニュアンスが強い。

    • 例: He was aggressive in pushing his ideas during the meeting.


  2. brutal(残酷な;容赦ない)


    • 暴力的行為に加え、さらに残酷さを伴うニュアンス。

    • 例: The brutal treatment of prisoners shocked everyone.


  3. ferocious(凶暴な;獰猛な)


    • 动物のような獰猛さ、人の場合も攻撃的で手加減なしという意味。

    • 例: The ferocious lion roared at the zookeeper.


反意語


  1. peaceful(平和的な)

  2. gentle(優しい、おだやかな)

  3. calm(落ち着いた、静かな)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈvaɪə.lənt/

  • アメリカ英語: [ヴァイァラント] /ˈvaɪ.ə.lənt/(「ヴァイ」の部分に強勢)

  • イギリス英語: [ヴァイ·オ·ラント] /ˈvaɪ(ə)l.ənt/(同じく「ヴァイ」の部分に強勢)

よくある間違いは、最初の「ヴァイ」の部分の発音。

「ヴィオレント」などと誤発音しがちなので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • violent の “i” と “o” の位置を間違えやすい。

    • 例: voilentviolant などの誤記。


  2. 音のつづりに注意


    • 発音は“ヴァイオレント”のように聞こえるが、文字は -o- ではなく -io- の組み合わせ。


  3. 同音異義語との混同


    • 同音異義語はありませんが、violate(動詞: 侵害する)と誤用することがある。


  4. TOEICや英検での出題傾向


    • 「暴力的な行為」に関するニュース記事・ビジネスシーンなど、リーディング問題での語彙として頻出。

    • スピーキング/ライティングテストでは、犯罪や社会問題を論じるときに使われる単語として注目点。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ヴァイ(破壊)オレント(エネルギー)」という音の響きから「激しく壊す」イメージで関連づけると覚えやすいです。

  • 「violence(暴力)」の形容詞形が「violent」なので、意味もつながりで理解しやすいでしょう。

  • スペリングを覚えるには「v-i-o-lent」と区切り、「i-o」でつづりをチェックすると混乱を防ぎやすくなります。


以上が「violent」の詳細な解説になります。

暴力的あるいは激しいというネガティブなニュアンスを強く持つ語なので、使う際には状況や相手に配慮した表現を心がけてください。

意味のイメージ
violent
意味(1)

暴力による,乱暴な

意味(2)

激しい,猛烈な,すさまじい

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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