最終更新日:2025/11/21

What is the chief aim of this society?

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元となった辞書の項目

chief

形容詞

最高位の,長の;主要な,第一の

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解説

1. 基本情報と概要

単語: chief

品詞: 形容詞(名詞としても使われる)

活用形: 形容詞のため、基本的には変化形はありません。(比較級や最上級としては “more chief” や “most chief” という形は一般的ではなく、代わりに “principal” や “main” などを使うことが多いです)

他の品詞の例:


  • 名詞として “chief”「長、責任者」(例:the chief of police「警察署長」)

  • 副詞として “chiefly”「主に」

  • 名詞の形で、しばしば敬称として用いられる例(例:Chief Sitting Bull「シッティング・ブル酋長」)

英語での意味:


  • “chief” as an adjective: “most important” または “highest in rank”

    (最も重要な、または階級が最も上位の)

日本語での意味:


  • 形容詞として「主要な」「最高位の」「最も重要な」

「chief」は、人やものの中で最も高い地位にあることや、最重要であることを指すときに使われる形容詞です。

たとえば、「組織のトップに立つ」「物事の最も重要な要素を示す」といったニュアンスがあります。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • ビジネス文書やアカデミックテキストなど、比較的高いレベルの語彙として登場することが多いですが、日常でも「chief reason」などで使われることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “chief”


    • フランス語やラテン語由来で、「頭」「頭領」「長」を意味する部分を含み、最上位や最も重要なものを指す。


よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. chief executive officer (CEO)


    • 日本語訳: 最高経営責任者


  2. chief reason


    • 日本語訳: 主な理由


  3. chief concern


    • 日本語訳: 最も大きな懸念


  4. chief complaint


    • 日本語訳: 主訴(特に医療で用いられる)


  5. chief priority


    • 日本語訳: 最優先事項


  6. chief source


    • 日本語訳: 主な情報源、主な原因


  7. chief responsibility


    • 日本語訳: 主たる責任


  8. chief characteristic


    • 日本語訳: 主要な特徴


  9. chief ally


    • 日本語訳: 主な(最も重要な)同盟国/支援者


  10. chief occupation


    • 日本語訳: 主たる職業/主要な仕事



3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中期英語 “chief” は、古フランス語 “chef”(頭・リーダーの意味)、さらにラテン語 “caput”(頭)に由来します。

  • 「頭」を表す単語が人や組織のトップを表すようになり、「最上位」「第一の」というニュアンスで形容詞としても使われるようになりました。

ニュアンスと使用上の注意:


  • 「chief」はフォーマルな場面(ビジネス、公式文書など)でも、会話などのカジュアルな場面でも比較的よく使われます。

  • ただし、名詞の “chief” はややフォーマル・古風な響きや、尊敬のニュアンスが合わさる場合があります(例:先住民の酋長を指すときなど)。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞 “chief” の使われ方:


  • 限定用法: 名詞の前において「主要な」「最高位の」という意味を表す場合に使われる(例:my chief objective「私の主な目的」)。

  • 叙述用法: 一般的にはあまり “be chief” の形では使われません。意味が分かりにくくなるため、別の構文として “be the most important” などを用いることが多いです。

名詞としてのポイント:


  • カウント扱い(可算名詞)で「(組織などの) 長」「~長」を指す(例:fire chief「消防署長」)。

使用シーン:


  • フォーマル: ビジネス、組織、職務上のランク

  • カジュアル: 「最も重要なもの」という意味合いで「chief reason」など日常的にも使われる


5. 実例と例文

(1) 日常会話で使われる例文


  1. “My chief concern right now is finishing this project on time.”


    • 「いま一番気がかりなのは、このプロジェクトを期限通りに終わらせることだよ。」


  2. “The chief reason I moved here is because of the great weather.”


    • 「ここに引っ越してきた主な理由は素晴らしい天気なんだ。」


  3. “Finding a good mentor was my chief priority when I started the job.”


    • 「この仕事を始めたとき、良いメンターを見つけることが最優先事項だった。」


(2) ビジネスシーンで使われる例文


  1. “He was appointed the chief financial officer last year.”


    • 「彼は昨年、最高財務責任者に任命されました。」


  2. “Our chief objective for this quarter is to increase market share.”


    • 「今四半期の主な目標は市場シェアを拡大することです。」


  3. “We need to identify our chief competitors before entering this market.”


    • 「この市場に参入する前に、主要競合を特定する必要があります。」


(3) 学術的・専門的な場面で使われる例文


  1. “The chief function of this enzyme is to break down proteins.”


    • 「この酵素の主たる機能はタンパク質を分解することです。」


  2. “His chief contribution to the field of linguistics is his theory on language evolution.”


    • 「言語学の分野における彼の主な貢献は、言語進化に関する理論です。」


  3. “The study’s chief limitation is the small sample size.”


    • 「この研究の主な制限事項はサンプル数の少なさです。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “main”(主要な)


    • よりカジュアルかつ広く使われる。たとえば “main reason” で「主な理由」。


  2. “principal”(主要な、最も重要な)


    • “chief” よりフォーマル寄り。学術論文でもよく使われる。


  3. “primary”(第一の、主要な)


    • “chief” と類似だが、順序を表すニュアンス(最初にくるもの)が強い。


  4. “foremost”(最前の、第一の)


    • より堅い表現で、非常にフォーマルな場面向き。


反意語


  • “minor”(主要ではない)

  • “secondary”(第二の、二次的な)

“chief” は「最も重要・主要」なものを示す一方、“minor” や “secondary” は「重要度が低い」「次位の」ものを表す。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /tʃiːf/


  • アメリカ英語: [tʃiːf](チーフ)

  • イギリス英語: [tʃiːf](同じくチーフ、ほぼ差異なし)

アクセント位置:


  • 一音節のため特に強勢の位置は問題になりませんが、子音 “ch” の音 /tʃ/ に注意。

よくある発音の間違い:


  • /s/ や /ʃ/ で始めてしまう。 “sheaf”(束)などとの混同に注意。

  • 語末を /f/ ではなく /v/ にしないこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “cheif” と綴ってしまうミスが多い(“i” と “e” の順番に注意)。

  2. 同音・類似音混同: “chef”(シェフ)と混同しないように注意(発音は似ているが、 /ʃef/ と /tʃiːf/ で異なる)。

  3. 比較級・最上級について: “chiefer” や “chiefest” は一般的ではないため、別の単語(“more important” や “primary” など)に言い換える。

  4. TOEIC や英検での出題傾向:


    • 出題される場合は、ビジネス文脈や組織の役職名として登場しやすい(例: “Chief Executive Officer”)。

    • 「主な理由」「最も大切な~」といった QA でも使われる可能性がある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方:


    • 「チーフ(chef)」と同音に感じるかもしれませんが、スペルと最初の子音発音が違うので注意。

    • 「頭(capital, captain)」と同じラテン語由来であることをイメージすると、「トップ」「主要」という意味を思い出しやすいでしょう。


  • 勉強テクニック:


    • 役付けの肩書き Chief 〇〇 Officer(CEO, CFO, CTO, etc.)を覚えると同時に形容詞の用法も関連づけると記憶に残りやすいです。

    • “chief reason,” “chief concern,” “chief priority” といったフレーズごと覚えるのがおすすめです。


以上が形容詞 “chief” に関する詳細な解説です。ビジネスシーンや文章中でよく登場する単語ですので、発音やスペルに気をつけながら、ぜひ文脈ごとに使い慣れてみてください。

意味のイメージ
chief
意味(1)

最高位の,長である

彼が理事長の代行をしている。

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意味(2)

最も重要な,おもな(most important; main)

意味(3)

(組織・集団の);長官,局(部,課)長;(部族の)長

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