最終更新日:2025/11/24

The truth will always come out eventually.

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元となった辞書の項目

truth

名詞

〈U〉(物事の)真実,事実,真相 / 〈U〉真実性,真実味,ほんとうのこと / 〈C〉真理,原理 / 〈U〉誠実さ,実直さ,正直

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解説

以下では、英単語 truth(名詞)について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英語(単語): truth

日本語(意味): 真実、事実、本当のこと

「truth」は「真実」という意味を持ち、物事が正しい・真実である状態や内容を指す言葉です。嘘や偽りがない、本当のことを表します。日常会話からフォーマルな文脈まで幅広く使われます。「あれは本当のことなの?」といったふうに、「真実かどうか」を尋ねたり、「物事の真相」を表す際などに使われる、わかりやすい名詞です。


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • CEFRレベル目安: B1(中級)


    • B1(中級): 基本的な文章や会話に対応できるレベル。


  • 活用形: 名詞のため、動詞のような時制変化はありません。但し、可算・不可算の両方で使われることがあります(「a truth(ある真実)」「the truth(その真実)」のように使い分けます)。

他の品詞への変化例


  • truthful (形容詞)

    「真実を語る」「正直な」という意味の形容詞です。

  • truthfully (副詞)

    「正直に」「本当のところ」という意味になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • true (形容詞) + -th (名詞化の接尾語)

    「true(真実の、本当の)」に名詞化の接尾語「-th」がついて「真実(という状態)」を意味するようになりました。

詳細な意味


  1. 真実・事実

    嘘や誤りではなく、本当のこと。

  2. 真理

    哲学や宗教などでの、普遍的・絶対的な真実を指す場合もあります。

関連語や派生語


  • true (形容詞): 真実の・本当の

  • truthfulness (名詞): 正直さ、誠実さ

  • untruth (名詞): 偽り、嘘

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. tell the truth → 真実を言う

  2. face the truth → 真実と向き合う

  3. the whole truth → 全ての真実

  4. the hard truth → 受け入れがたい(つらい)真実

  5. seek the truth → 真実を探し求める

  6. truth be told → 実を言うと(実のところ)

  7. in truth → 実際のところ

  8. forced to confront the truth → 真実と向き合わざるを得ない

  9. a grain of truth → 真実のかけら

  10. moment of truth → 正念場、本当に大事な瞬間


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の「trīewþ(忠誠、約束)」にさかのぼります。さらにその語源は「true(真実の、本当の)」に続く形で、古くから「誠実さ」「正直さ」といった意味が含まれていました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「truth」はフォーマルでもカジュアルでも使います。

  • また「真実をはっきりと伝える・示す」というニュアンスが強いため、内容が厳しいものであっても「誤魔化さず事実を突きつける」場面でよく使われます。

  • 書き言葉・スピーチ・日常会話いずれにも登場し、幅広い文脈に対応できる便利な名詞です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算名詞


    • 不可算用法の例:「Truth is important.(真実は大事だ)」

    • 可算用法の例:「He spoke many truths.(彼はいくつもの真実を語った)」


  2. 一般的な構文例


    • “to tell (someone) the truth”「(人に)真実を言う」

    • “the truth about 〜”「〜についての真実」


  3. イディオム


    • “Truth be told” → 「実を言うと」「正直に言うと」

    • “There’s some truth to that” → 「そこには多少の真実がある」


  4. フォーマル / カジュアル


    • “Truth be told” はカジュアルからセミフォーマルに使われます。

    • 論文などのフォーマルな場面でも “the truth of the matter is…” のように使用します。



5. 実例と例文

以下に、日常会話・ビジネス・学術的文脈それぞれで3つずつ例文を示します。

日常会話での例文


  1. “Tell me the truth—did you eat my cookies?”

    → 「正直に言ってよ、私のクッキーを食べた?」

  2. “To be honest, I’m not sure if this rumor is the truth.”

    → 「正直言うと、このうわさが本当かどうかよくわからないんだ。」

  3. “Sometimes the truth hurts, but it's better to know.”

    → 「ときには真実は辛いけど、知っておいた方がいいよね。」

ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to analyze the data thoroughly to uncover the truth about our sales figures.”

    → 「売上高に関する真実を解明するために、データを徹底的に分析する必要があります。」

  2. “Could you please verify if this report reflects the truth of the market situation?”

    → 「このレポートが市場状況の実態を反映しているか確認していただけますか?」

  3. “The board expects absolute truth in every financial statement.”

    → 「役員会は、あらゆる財務報告書において完全な真実を求めています。」

学術的文脈での例文


  1. “Philosophers have long debated the nature of truth and knowledge.”

    → 「哲学者たちは長年にわたり、真実と知識の本質について議論してきました。」

  2. “Empirical studies aim to discover scientific truths through experimentation.”

    → 「実験的研究は、科学的な真実を発見することを目的としています。」

  3. “It is crucial to define what we mean by ‘truth’ in this theoretical framework.”

    → 「この理論的枠組みにおいて『真実』とは何かを定義することが重要です。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語とニュアンス


  1. fact(事実)


    • 測定や証拠によって客観的に裏付けられた、明確・具体的な事実を示す。


  2. reality(現実)


    • 「実際に存在するもの」というニュアンス。イメージとしては「空想や理想」ではなく「現実世界」。


  3. verity(真理)


    • 文学的または哲学的な響きを持ち、「普遍的な真理」のニュアンスがより強い。


  4. accuracy(正確性)


    • 「どれくらい正確か」というニュアンス。真実性というよりは「ミスや誤差がない」状態を指す。


反意語


  • lie / falsehood / untruth(嘘・虚偽)

    「真実ではないこと」「偽った情報」を指す。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /truːθ/

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • どちらも基本的に /truːθ/ と発音し、大きな違いはありません。


  • よくある発音の間違い


    • /trʊθ/ と短い「u」にしないように気をつけてください。長音の /uː/ を意識して発音します。


  • アクセントの位置


    • アクセントは特に「tru」の部分に置きます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス

    「truth」は「u」と「th」の組み合わせで間違えやすいので要注意。(tr*u*th のスペルを覚える)

  • 同音異義語との混同

    同音異義語はほぼ存在しませんが、「true(形容詞)」との混乱に気をつける程度。

  • 試験対策

    TOEICや英検などの標準レベルの試験頻出単語です。ビジネスシーンでも度々登場。読解問題で “truth” のニュアンス(真実・事実・現実性など)が問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルのヒント:「true(真実の)+ th」。形容詞「true」に名詞化する「-th」がついて「truth」。

  • イメージしやすい覚え方:「True(本当)に ‘th’ を足したら“Truth”」。

  • 勉強テクニック:


    • 「tell the truth」「truth be told」などの定番フレーズごと覚えると定着しやすい。

    • 真実を表す場面では欠かせない基本名詞なので、いろいろな文章や会話の中で積極的に使ってみるとよい。



以上が、名詞 truth の詳細解説になります。真実という重みを感じさせる単語でありながら、日常的にも頻繁に用いられる重要な単語です。ぜひ使い方をマスターして、会話や文章表現に取り入れてみてください。

意味のイメージ
truth
意味(1)

〈U〉(物事の)真実,事実,真相

意味(2)

〈U〉真実性,真実味,ほんとうのこと

意味(3)

〈C〉真理,原理

意味(4)

〈U〉誠実さ,実直さ,正直

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