最終更新日:2025/09/21

私たちが生活する社会は常に変化しています。

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元となった辞書の項目

society

名詞

〈U〉〈C〉社会 / 〈U〉〈C〉(特定の利害・文化を共にする人間の) 会, 協会 / 〈U〉上流社会, 上流社会の人々 / 【形】上流社会の,社交界の

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解説

以下では、名詞「society」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: society

品詞: 名詞 (一般的には可算名詞)

意味(英語):

• Society: A group of people who share a culture, institutions, or organizational structures, living together in a more or less ordered community.

意味(日本語):

• 社会:ある文化や制度、組織的構造を共有しながら、一定の秩序のもとに共に暮らす人々の集まり。

「community(共同体)」との違いとしては、やや大きな枠組みや制度的要素を含むニュアンスがあります。「社会的な仕組みや制度がある集団」を指すことが多いです。

CEFRレベル: B2(中上級)

学習者が「社会」をテーマに議論したり、制度や文化などの概念を深く扱う際に使われる重要な単語です。

活用形


  • 単数形: society

  • 複数形: societies

※「society」は名詞として使われますが、形容詞形としては「societal(社会の・社会に関する)」、関連する形容詞に「social(社会の、社交的な)」などがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「society」は接頭辞や接尾辞が明確にくっついた形ではありません。

  • 語幹としては「soci-」が社会にまつわる意味を持ち、「social」「sociology(社会学)」などの単語にも共通しています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. modern society(現代社会)

  2. industrial society(産業社会)

  3. multicultural society(多文化社会)

  4. high society(上流社会)

  5. civil society(市民社会)

  6. secret society(秘密結社)

  7. democratic society(民主的な社会)

  8. society at large(社会全体)

  9. society’s norms(社会の規範)

  10. to benefit society(社会の利益になる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「society」はラテン語の「societās(結びつき、仲間)」に由来し、「socius(仲間)」から来ています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「society」はある一定の集団や文化的・制度的つながりを想定するため、日常会話でも使われますが、特にフォーマルな文脈や学術的な議論でも頻繁に登場します。

  • 口語としては「our society」「today’s society」のように、漠然と現代の社会全体を指す文脈でよく使われます。

  • 文章ではややフォーマルな響きがあります。カジュアルな会話では「community」などのほうが使われることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「society」は通常可算名詞として扱われますが、「社会という概念」を大きな枠組みで指すときは無冠詞のまま使われることがあります(例: Society changes over time.)。

  • 可算名詞として用いる場合は「a society」「the society」「societies」などと冠詞や複数形がつきます。

  • 慣用的な構文としては「in society」(社会の中で)や「in today’s society」(今日の社会において)などがよく使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I think society has changed a lot in the past few decades.”

    (社会はここ数十年で大きく変わったと思う。)


  2. “How do you feel about the role of technology in modern society?”

    (現代社会におけるテクノロジーの役割についてどう思いますか?)


  3. “Society expects us to follow certain rules, even if we don’t always agree.”

    (社会は私たちに一定のルールに従うことを期待しているんだよ、たとえ必ずしも同意していなくても。)


ビジネスでの例文


  1. “Our organization aims to contribute to society by supporting local communities.”

    (私たちの組織は地域コミュニティを支援することで社会に貢献することを目指しています。)


  2. “Society benefits when businesses adhere to ethical practices.”

    (企業が倫理的な慣行を守るとき、社会は利益を得ます。)


  3. “We should always keep in mind the impact our decisions have on society.”

    (自分たちの決定が社会に与える影響を常に考慮すべきです。)


学術的な例文


  1. “Durkheim studied how societal norms control individual behavior within a given society.”

    (デュルケームは、具体的な社会の中で社会的規範が個人の行動をいかに制御するかを研究しました。)


  2. “The concept of ‘civil society’ is central to many political theories.”

    (「市民社会」という概念は、多くの政治理論の中心的要素です。)


  3. “In sociology, we examine how different societies develop cultural and institutional practices.”

    (社会学においては、さまざまな社会が文化的・制度的慣習をどのように発展させるかを検証します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. community(コミュニティ)


    • より小規模で親密な集団を指すことが多い。

    • 例: “Local communities can solve problems more efficiently than large societies.”


  2. culture(文化)


    • 社会の中の価値観や行動パターン、芸術などの側面を指す。

    • 例: “Different cultures exist within the same society.”


  3. civilization(文明)


    • より大きな歴史的文脈での高度な社会制度や文化を指す。

    • 例: “Ancient civilizations shaped our modern societies.”


反意語


  • 「society」の直接的反意語はあまり明確ではありませんが、状況によっては「isolation(孤立)」や「individuality(個人性)」が対比的に使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /səˈsaɪ.ə.ti/

  • アメリカ英語: [sə-SAI-ə-tee]

  • イギリス英語: [sə-SY-ə-tee](アメリカ英語との差はあまり大きくありません)

  • 第2音節「-saɪ-」にアクセントが置かれます。

  • よくある間違い: 第1音節に強いアクセントを置いてしまったり、最後を「ティー」ではなく「タィ」と曖昧にしてしまう発音。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “society” の “i” と “e” の位置を間違えやすい(例: socitey ×)。

  • 同音異義語: 直接の同音異義語はありませんが、「society」と「sociology」は見た目が似ているので混同に注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリーディングセクションで、社会問題や経済記事のテーマで頻出。文脈から「社会全体」「団体」「協会」などの意味を区別できるようにしておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「so + city」(都市)のように見えるため、「人々が集まる場所」をイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • 語根の「soci-」は「仲間」「社交」という意味合いがあるため、「一緒に暮らす人々の集まり」を思い浮かべると自然に記憶に残ります。


以上が名詞「society」の詳細な解説です。社会構造やコミュニティに関する議論で頻繁に登場する重要単語ですので、用法やニュアンスをしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
society
意味(1)

〈C〉〈U〉(特定の利害・文化を共にする人間の)社会

意味(2)

〈U〉《通例冠詞をつけないで》(全体として見た人間の)社会,世間[の人々],すべての人々

意味(3)

,協会,クラブ

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意味(4)

〈U〉上流社会[の人々],社交界

意味(5)

〈U〉交際,つきあい,社交

意味(6)

上流社会の,社交界の

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