最終更新日:2025/12/01

使節団は平和条約の交渉のために派遣されました。

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元となった辞書の項目

mission

名詞

《…への》使節団, 派遺団《to ...》 / (派遺される人または団体の)任務,使命

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解説

名詞 mission の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語での意味:

“Mission” は「ある重要な役割や目的を持った任務」や「特定の目標を達成するために与えられた課題」を指す英語の名詞です。

日本語での意味:

「使命」「任務」「任務遂行のための仕事」というニュアンスです。

「何か重要な目的や役割を果たすために課される仕事や使命」を表す時に使われます。

品詞: 名詞 (noun)

活用形:


  • 単数形: mission

  • 複数形: missions

他の品詞形(例):


  • 形容詞: missionary(「宣教師の」「宣教の」などの意)

  • 名詞: missionary(「宣教師」)

  • 形容詞: mission-based(「使命に基づく」、特に組織などの方針を示すときに使われる)

CEFR レベルの目安: B2(中上級)

→ 簡単な英会話ができる人なら、比較的よく目にする単語。公的な場面やビジネス文書にも登場するやや幅広い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “miss-” は、ラテン語の「mittere(送る)」に由来。

  • 接尾語: “-ion” は名詞を作るときによく使われる接尾語で、「〜する行為」「〜の状態」という意味合いを持ちます。

したがって “mission” は「送ること」→「派遣すること・任務を与えること」といったニュアンスを表します。

関連・派生語


  • missionary: 名詞で「宣教師」、形容詞で「宣教の」「布教の」。

  • mission-driven: 使命感に突き動かされた、使命主導の。

  • commission: 名詞で「委員会」「手数料」、動詞で「委任する」、語源は「共に送る」というイメージ。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. accomplish a mission(ミッションを達成する)

  2. mission statement(企業や組織の使命・経営理念を表す文書)

  3. mission impossible(不可能な任務)

  4. on a mission(使命を帯びている、任務中である)

  5. mission-critical(業務遂行に不可欠な)

  6. diplomatic mission(外交任務、または大使館そのものを指すことも)

  7. space mission(宇宙ミッション)

  8. mission objective(ミッションの目的)

  9. mission control(宇宙ミッションを管制する部署)

  10. mission trip(特に宗教活動やボランティアのために行く海外伝道・派遣など)


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語 “missio” (送り出すこと)からきており、 “mittere” (送る)が語源です。もともとは「派遣すること」を意味し、そこから「人を特定の目的で送り出す仕事」「任務」としての意味が広がりました。

使用時のニュアンスや注意点


  • 重々しさ・目標指向: “mission” という言葉は「強い使命感」や「重要な目的」を伴うため、堅めの響きがあります。

  • 文章か口語か: ビジネス文書でも使われますし、日常会話でも「I’m on a mission.(やるべき使命があるんだ)」のようにカジュアルに使うことも可能です。

  • 宗教的・軍事的ニュアンス: もともと「宣教活動」や「軍事任務」などでも歴史的に用いられてきたため、文脈によっては宗教的・軍事的な響きがあることに注意してください。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として扱われます。基本的には「a mission」「the mission」「some missions」のように冠詞や複数形とともに使用します。

  • ビジネスやフォーマルな場面では「mission statement(企業や組織の理念)」など、抽象的な目標を示す場合もあります。

  • カジュアルな場面でも「I have a mission to buy groceries today.(今日の使命は食料品の買い物だ)」のように、少し冗談めかした言い方としても使われることがあります。

一般的な構文・イディオム


  • “to be on a mission to + 動詞” (~する任務を帯びている・全力で取り組んでいる)

    例: “He’s on a mission to find the best coffee in town.”

  • “to carry out/fulfill/complete a mission” (ミッションを遂行する・完了する)


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I’m on a mission to clean my room today!”

    (今日の私の任務は部屋の掃除をすることなんだ!)

  2. “She said she’s on a serious mission to learn Spanish.”

    (彼女はスペイン語を本気で学ぶ任務に取りかかっているんだって。)

  3. “My mission for the day is to finish reading this book.”

    (今日のミッションはこの本を読み終えることです。)

(2) ビジネス


  1. “Our company’s mission is to deliver the best customer service.”

    (当社のミッションは最高の顧客サービスを提供することです。)

  2. “Let’s review our mission statement and see if it still aligns with our goals.”

    (私たちのミッションステートメントを再確認して、現行の目標と一致しているか見てみましょう。)

  3. “We have an important mission to expand into the European market by next year.”

    (私たちには来年までにヨーロッパ市場へ進出するという重要な任務があります。)

(3) 学術的/専門的


  1. “The research mission aimed to analyze the ecological impact of climate change in the region.”

    (その研究のミッションは、その地域における気候変動の生態学的影響を分析することを目的としていた。)

  2. “NASA launched a new satellite on a mission to detect exoplanets.”

    (NASA は太陽系外惑星を検出するためのミッションとして新しい衛星を打ち上げた。)

  3. “Our archaeological mission is to uncover evidence of early human settlements.”

    (私たちの考古学的ミッションは、初期人類の集落の証拠を発見することです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. assignment(割り当てられた仕事、任務)


    • 具体的に「課題」や「宿題」などを指すときにも使い、やや広範です。


  2. task(仕事、作業)


    • “mission” よりも小規模の作業を指す場合が多い。


  3. duty(義務、職務)


    • 「義務」を伴う厳粛な響きがある。


  4. quest(探求、冒険)


    • ファンタジーやロマンティックな文脈でも使用され、やや物語性を帯びる。


反意語 (Antonyms)


  • 特に「使命・任務」のはっきりした反意語は少ないですが、強いて挙げるなら “leisure” (余暇、暇な時間)や “pastime” (娯楽)など、「義務や任務ではない(やらなくてもよい活動)」 が「mission」とは対極に位置します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmɪʃ.ən/

  • アクセント: 最初の音節 “mís-” に強勢があります(MI-にアクセント)。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 両方ともほぼ同じ発音です。アメリカ英語では「ミシャン」、イギリス英語でも「ミシャン」より少し「ミシュン」に近い音になる傾向があります。

  • よくある発音ミス: “mis-sion” と途切れたり、“mee-sion” のように伸ばす人がいるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「mision」と “s” を一つにしてしまったり、「misson」と “i” を抜かしてしまうことが多いです。

  • 同音異義語との混同: “mission” と “omission”(省略、除外)など、スペルが似ていて意味が大きく異なる単語があるので注意。

  • 試験対策: TOEIC や英検などで「会社の方針」「企業理念」「組織の目標」を問う文脈で頻出。「mission statement」という表現も非常によく見かけます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: ラテン語の “missio” → “mittere” = “to send”(送り出す)

    「誰かを目的のために送り出す」というイメージを持つと、有意味的に覚えやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: 「俺は今〇〇をやり遂げる使命がある!」とアニメや映画のセリフのように口ずさんでみると印象に残りやすいです。

  • スペリングのポイント: “mi-ssi-on” の順番をリズミカルに音読して覚えましょう。


以上が、名詞 “mission” の詳細解説です。使われるシチュエーションやニュアンスを把握して、ビジネスや日常会話でうまく使い分けてみてください。

意味のイメージ
mission
意味(1)

(派遺される人または団体の)任務,使命

意味(2)

軍事作戦上の任務

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意味(3)

《米》在外公館

意味(4)

(人間としての)使命

意味(5)

(…への)使節団,派遺団《+to+》;(特定の任務・使命のための)隊,団

意味(6)

(伝道のために,特に外国に派遺される)牧師団,布教団;伝道所;《複数形で》伝道事業(活動)

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