最終更新日:2025/10/11

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元となった辞書の項目

immediate

形容詞

即座の,即時の, すぐの, 早急な / 当面の, 当座の / (時間・空間的に)すぐ近くの / 直接の,じかの(direct)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: immediate

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語):

• happening or done without delay; instant.

• nearest or next to something in time or space.

意味(日本語):

• 「即時の」「すぐの」

• 「直接の」「最も近い」

「immediate」は、「すぐに起こること」や「直ちに必要なこと」を表すときに用いられる形容詞です。たとえば、「今すぐ対応が必要な」「時間的にも空間的にもすぐ隣にある」というニュアンスがあります。

活用形: 形容詞のため、動詞のような人称変化はありませんが、副詞形として「immediately」、名詞形として「immediacy」が存在します。


  • immediate (形容詞): 即時の、直接の

  • immediately (副詞): ただちに

  • immediacy (名詞): 即時性、直接性

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

「immediately」などの副詞形はB1~B2程度ですが、「immediate」という形容詞の使い方や文脈理解は中上級(B2)の英語学習者にとってやや難易度が高いかもしれません。

2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭辞: 「im-」


    • ラテン語の「in-」(〜の中に、否定を表すこともある) が語源に関係。ここでは「間に何も挟まない」というニュアンスを補強する役割もあり、元来は「中間がない⇒即時に」の意味につながります。


  • 語幹: 「mediate」


    • 「mediate」は「仲介する」「調停する」という意味を持ち、ラテン語の「medius(中間)」からきています。「immediate」は「中間を置かない」という語源に由来し、「すぐさま」「間を置かず」という意味を表します。


関連語(派生語・類縁語)


  • immediately (副詞): ただちに

  • immediacy (名詞): 即時性、直接性

  • mediate (動詞): 仲介する、調停する

  • mediation (名詞): 調停、仲介

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. immediate action(即時の行動)

  2. immediate response(即時の返答)

  3. immediate attention(即時の注意・対応)

  4. immediate family(近親者・直系家族)

  5. immediate vicinity(すぐ近くの場所・近辺)

  6. immediate effect(即時の効果)

  7. immediate cause(直接的な原因)

  8. immediate context(直近の文脈・状況)

  9. immediate future(近い将来)

  10. immediate concern(目下の懸念)

3. 語源とニュアンス

語源:

「immediate」はラテン語の「immediatus」から派生した言葉で、「間に何もない」という意味を持ちます。つまり、「今すぐ起こる」「すぐそばにある」というニュアンスが昔からありました。

ニュアンス・注意点:

かなり「緊急性」や「直接性」の高さを表す言葉です。「急ぎの」「至急の」ニュアンスが強いので、ビジネスのメールなどで使うときは、「今すぐやらなければいけない」と相手に強い印象を与える場合があります。カジュアルでもフォーマルでも使うことができますが、フォーマルな場だと「緊急の要件」「責任ある即対応」が必要なシーンでよく使われます。

4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾します。

  • 「immediate」は可算名詞・不可算名詞の区別には関与しませんが、修飾する名詞に対して「時間的、空間的に間がない」という意味を付与します。

  • ビジネス文書やフォーマルな文脈で「Requires your immediate attention(あなたの即時の対処を要する)」のように使われることが多いです。

一般的な構文例・イディオム


  • take immediate action: すぐに行動を起こす

  • with immediate effect: ただちに発効して/今すぐ有効で

  • immediate surroundings: 周囲の環境、周辺

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I need an immediate reply from you, or I’ll miss the deadline.”

    (すぐ返事をもらわないと、締め切りに間に合わないんだ。)


  2. “My immediate reaction was to call my mom.”

    (とっさにお母さんに電話をするのが私の最初の反応だった。)


  3. “Is there an immediate danger if we stay here?”

    (ここにいたら今すぐ危険なことがある?)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We require your immediate attention to finalize the contract.”

    (契約を完了させるため、即時のご対応が必要です。)


  2. “The manager’s immediate concern is the drop in sales.”

    (マネージャーが今最も懸念しているのは売上の減少です。)


  3. “Please take immediate action to fix the bug in the system.”

    (システムのバグを修正するため、ただちに対処してください。)


(3) 学術的・フォーマルな文脈


  1. “The immediate effects of the new policy have been observed in the data.”

    (新しい政策の即時的な効果がデータにみられた。)


  2. “His immediate contribution to the field was recognized worldwide.”

    (彼のその分野への直接的な貢献は世界的に評価された。)


  3. “We must address the immediate implications of climate change.”

    (気候変動がもたらす差し迫った影響に取り組まなければならない。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. instant(即時の)


    • より「瞬時」「即座」というニュアンス。


  2. prompt(迅速な)


    • 即座に行動・反応するという意味で似ている。


  3. urgent(緊急の)


    • 差し迫ったニュアンスだが、緊急度を強調する際に好まれる。


  4. direct(直接の)


    • 物理的・論理的に間を置かない点では似ているが、「直接の」という意味に特化している。


反意語(Antonyms)


  1. delayed(遅れた)


    • 時間的に緊急性が(すでに)損なわれている感じ。


  2. gradual(段階的な)


    • 時間をかけて進むため、「すぐ」という意味と対極にある。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪˈmiːdiət/

  • アクセントは「i-mee-di-ate」の「mee」に強勢があります。

  • アメリカ英語イギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「ɪˈmiːdiət」または時々「əˈmiːdiət」と聞こえることがあります。

  • スペリングを間違えやすいポイントとして、「m」と「d」の位置、「a」「e」の有無に注意が必要です。最後が「-ate」なのに、発音が「-iət」になる点も学習者が戸惑いやすいところです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「immediate」を「immedate」や「imediat」などと書いてしまうミスがよく見られます。

  • 同音異義語との混同: 「imminent(差し迫った)」とは意味が近いですが、つづりも発音も異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検でも、「immediate action」「immediate response」などの熟語的な使い方が読解問題やメール文の問題で出題されることがあります。ビジネス英語の場面での使用例に注意しておくとよいでしょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「中間(medi)を 'in'(否定/排除)する」⇒「間を置かない」⇒「すぐに」

  • 「immediately」の副詞形も合わせて覚えると便利です。「今すぐ(immediately)」と聞けば「中間がない(immediate)」を思い出せるでしょう。

  • スペリングのコツ: 「im + medi + ate」と3つに区切って練習。

  • 覚えるときは「I“M” + MEDIA + “TE”」と意識する人もいます。語中の「m」「d」「t」を混同しないようにしましょう。


以上が、形容詞「immediate」の解説です。自然な文脈で使えるよう、ビジネスや日常会話などさまざまな場面での例文を参考にぜひ覚えてください。

意味のイメージ
immediate
意味(1)

即座の,即時の

意味(2)

当座の,当面の

意味(3)

(時間・空間的に)すぐ近くの

意味(4)

直接の,じかの(direct)

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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