最終更新日:2025/11/03

新鮮な野菜を買うために市場に行きました。

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元となった辞書の項目

market

名詞

〈C〉(食糧などが取り引きされる)市場,市(marketplace) / 〈C〉(食糧品などが売られる)店 / 〈C〉〈U〉(商品が売買できる)市場,販路,取引き先 / 〈C〉(日用必需品の)商売,商取引き / 〈U〉(物品に対する)需要,要求,売れ口《+for+名》 / 〈C〉〈U〉相場,市況,市価

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解説

1. 基本情報と概要

単語: market

品詞: 名詞 (動詞としても使われる場合があります)

意味 (英語)


  • A place or area where goods and services are bought and sold

  • An arrangement or system that allows buyers and sellers to interact and exchange goods or services

意味 (日本語)


  • 「市場」や「いちば」を表す言葉です。物やサービスが売買される場所や仕組みを指します。

  • たとえば、街にある屋外の「青空市場」や、「株式市場」など、売り手と買い手が集まって取引をする場所・仕組みを広く指します。

「Market」はビジネスや日常生活でも頻繁に使われる単語で、「取引を行う場」というニュアンスを持ちます。「マーケットに行く」なら、買い物をするために市場やスーパーマーケットへ行くことを指し、「市場動向を見る」なら経済的な意味での市場の動きを探ることを指します。

活用形


  • 名詞形 : market (単数), markets (複数)

  • 動詞形 : to market (マーケットに出す、販売する、宣伝する)、markets, marketing, marketed

他の品詞になったときの例


  • 動詞 (to market): 「(商品などを)宣伝する、売り込む」の意味

    例: “They decided to market their new product online.”

  • 形容詞 (marketing-relatedは複合形): 商品の販促や宣伝に関連する意味を指す(例: “marketing strategy” 「マーケティング戦略」)など。

CEFRレベルの目安: B1 (中級)


  • 「market」は日常会話やビジネスの基本単語として幅広く使われるため、比較的早い段階 (B1程度) で習得されると良いでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「market」は形態的に明確な接頭語や接尾語を含まない単語ですが、古い言語形態からの流れがあり、語源的には「mercatus (ラテン語)」に由来します。

関連語や派生語


  • marketing : マーケティング (商品の売り方や市場調査などを指す)

  • marketer : マーケター (マーケティングを担当する人)

  • markt (ドイツ語) : 「市場」の意味 (同じ語源を持つ例)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. market share : 市場占有率

  2. stock market : 株式市場

  3. farmer’s market : 農産物直売所

  4. market economy : 市場経済

  5. black market : 闇市場

  6. housing market : 住宅市場

  7. market research : 市場調査

  8. emerging market : 新興市場

  9. market price : 市場価格

  10. market trend : 市場動向


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「market」はラテン語の“mercatus (売買)”や“mercari (商売する)”を起源とし、古フランス語の“marché”を経て、中英語へ取り入れられた言葉です。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「market」は通常、感情的な意味合いは薄く、客観的に「取引の場」を指す中立的な語です。

  • カジュアルな会話 (例: “I’m going to the market.”) からビジネス、フォーマルなやり取り (例: “The market performance is stable this quarter.”) まで、幅広い場面で使われており、失礼に当たることはあまりありません。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • go to the market : 市場やスーパーへ行く

  • the market for + 品物 : ~の市場

    例: “the market for luxury goods” (高級品向けの市場)

  • market of + 数値/地域 : ~の市場規模や地域

    例: “the market of Asia” (アジア市場)

  • 動詞としての use: market (something) = 「~を売り込む、宣伝する」

    例: “They plan to market their software worldwide.”

可算・不可算名詞の区別


  • 可算名詞: 「(特定の) 市場」や「(物理的な) 市場・いちば」を数えるときは可算

    例: “There are many markets in this region.”

  • 「市場」という一般概念の場合には「the market」という形で使われることが多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I’m heading to the market to buy some fresh vegetables. Do you want anything?”

    (新鮮な野菜を買いに市場へ行くけど、何か欲しいものある?)


  2. “The local market is always so busy on weekends.”

    (地元の市場は週末はいつも混んでるね。)


  3. “She sells handmade crafts at the Sunday market.”

    (彼女は日曜市で手作りの工芸品を売っているよ。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our market share has increased significantly over the past year.”

    (我が社の市場占有率は、昨年から大幅に伸びました。)


  2. “We need to conduct thorough market research before launching this product.”

    (この製品を発売する前に、しっかりとした市場調査をする必要があります。)


  3. “The global footwear market is highly competitive.”

    (世界の靴市場は非常に競争が激しいです。)


学術的文脈での例文 (3つ)


  1. “Economists argue that a free market can lead to efficient resource allocation.”

    (経済学者は、自由市場が効率的な資源配分につながると主張しています。)


  2. “Market equilibrium occurs where supply and demand intersect.”

    (市場均衡は、需要と供給が交わるところで生じます。)


  3. “This study examines the impact of market fluctuations on consumer behavior.”

    (本研究は、市場の変動が消費者行動に与える影響を検証します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. bazaar (バザー): 一時的に開かれる市場や慈善目的の催しを指すニュアンスが強い

  2. fair (フェア): 定期的または特定テーマで開かれる売買や展示の場 (例: “book fair”)

  3. mart (マート): 簡易的・小規模な店というイメージ (例: “Walmart”)

  4. exchange (取引所): 金融や証券の商品取引用の市場(“stock exchange”など)

これらは「市場」や「取引の場」を示す点で似ていますが、「market」ほど汎用的・広範囲には使われません。

反意語

厳密な反意語はありませんが、あえて言えば、


  • non-market system (非市場システム)closed economy (閉鎖経済) などが“market”の反対的概念として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (米国英語): /ˈmɑːr.kɪt/

  • IPA (英国英語): /ˈmɑː.kɪt/

  • 強勢 (アクセント): 第1音節 “MAR-ket”

  • アメリカ英語では“r”の音がはっきりと入り、イギリス英語では“r”が弱めになります。

  • よくある間違いとして、母音を短くして「マルケット」のように発音してしまうケースがありますが、実際には「マーケット」と“a”を長めに発音するのが自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “marcket” のように “c” や “k” を重ねてしまうミスに注意

  • 同音異義語との混同: 同じ発音で意味の異なる語はありませんが、似た単語として “marketing” があります。意味が異なる(「マーケティング」)ので混同しないよう注意しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは「market share」「market economy」「market research」などのコロケーションがよく問われる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「mar(k)」+「ket」で何かを“マークして(売り込んで)運ぶイメージ”と捉えると覚えやすいかもしれません。

  • スーパーマーケット(supermarket)という身近な単語から連想すると、“market = 市場”が自然に結びつきます。

  • 「昼下がりに市場をぶらつく」ようなイメージを持つと、「market」=「いろんなものを売っている場所」として頭に残りやすいです。

以上が「market」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術論文まで幅広く使われる便利な単語なので、ぜひ使いこなしてください。

意味のイメージ
market
意味(1)

〈C〉(食糧品などが売られる)店

意味(2)

〈C〉〈U〉(商品が売買できる)市場,販路,取引き先

意味(3)

〈C〉(日用必需品の)商売,商取引き

意味(4)

〈U〉(物品に対する)需要,要求,売れ口《+for+

意味(5)

〈C〉〈U〉相場,市況,市価

意味(6)

〈C〉(食糧などが取り引きされる)市場,市(marketplace)

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