最終更新日:2025/12/05

私は大きな心を持っている。

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元となった辞書の項目

heart

名詞

〈C〉心臓;胸 / 〈C〉(感情の中心をなす)心,気持ち / 〈U〉愛情,同情 / 〈U〉勇気,元気,熱意 / 《the ~》中心,内部,(物事の)本質,核心 / 〈C〉ハート形の物;(カードの)ハートの札

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解説

以下では、英単語 “heart” (名詞) について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語表記: heart

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The organ in the chest that pumps blood through the body; the center or core of something; the seat of emotions and feelings.

意味(日本語): 胸の中で血液を送り出す器官、物事の中心や核心、感情や気持ちの源を示す語です。

「heart」は、単に人体の心臓を指すだけでなく、感情の中心や思いの源といった比喩的な意味合いも含む単語です。英語学習の初期段階からよく登場する、とても重要な単語です。

活用形

名詞のため、活用としては単数形 “heart”、複数形 “hearts” となります。

他の品詞になった例


  • 形容詞 (adjective): hearty (元気いっぱいの、心のこもった)


    • 例: a hearty meal (心のこもった食事)


  • 副詞 (adverb): heartily (心から、元気よく)


    • 例: She laughed heartily. (彼女は心から笑った。)


CEFRレベル(目安)


  • A2(初級): 「heart」は非常に基本的な単語であり、心臓やカードゲームの“ハート”など初歩にも登場します。しかし、比喩表現について学ぶのはもう少し上のレベルになるかもしれません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語は特に含まれません。

  • 語幹は “heart” そのものです。

派生語や類縁語


  • hearty (形容詞): 元気いっぱいの、心のこもった

  • heartless (形容詞): 無情な、冷酷な

  • heartfelt (形容詞): 心からの、真心のこもった

  • heartbreak (名詞): 失恋や悲嘆、心の痛み

  • heartwarming (形容詞): 心温まる

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10個)


  1. have a big heart(寛大な心を持つ)

  2. break someone’s heart(~の心を傷つける・失恋させる)

  3. lose heart(気落ちする、落胆する)

  4. take heart(元気づける、自信を取り戻す)

  5. at the heart of ~(~の中心・核心に)

  6. a change of heart(心変わり)

  7. open one’s heart(気持ちを打ち明ける)

  8. from the bottom of one’s heart(心の底から)

  9. in one’s heart of hearts(心の奥底で、本心では)

  10. close to one’s heart(大切に思われる、身近な大事なもの)


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語 “heorte” に由来し、ゲルマン語系の言葉から派生しています。古くから “心臓” および “心” や “精神” の中心を表す語として使われてきました。

ニュアンス:


  • 肉体としての心臓だけでなく、感情面の“ハート”も表すため、あたたかいイメージがあり、また比喩的に使う場合は重要な部分、核心、本質を示します。

  • フォーマル/カジュアルを問わず広く使えますが、感情表現として使う時はややカジュアル、心臓の機能として医学的に言及するときはややフォーマルになります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): 心臓という具体的な物体として数えられます (one heart, two hearts...)。

  • 比喩的に「核心」や「感情の源」を表す場合でも可算名詞として扱われることが多いです。

  • イディオム:


    • “have the heart to do” (何かする勇気・気持ちがある)

    • “put one’s heart into ~” (~に心を込める、全力を注ぐ)


使用シーンとして文章でも口語でも頻繁に登場し、カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I feel my heart racing whenever I see him.”


    • (彼に会うといつも胸がドキドキするの。)


  2. “My grandma always tells me to follow my heart.”


    • (おばあちゃんはいつも、自分の気持ちに正直に生きなさいって言うの。)


  3. “That movie really touched my heart.”


    • (あの映画、本当に心を打たれたよ。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “At the heart of our strategy is customer satisfaction.”


    • (私たちの戦略の核心は、顧客満足です。)


  2. “We must keep the company’s mission close to our hearts.”


    • (会社の使命を常に胸に留めておかなければなりません。)


  3. “He put his heart into the project and it paid off.”


    • (彼はそのプロジェクトに全力を注ぎましたが、その努力が報われました。)


学術的な場面での例文 (3つ)


  1. “The human heart pumps blood throughout the body approximately 70 times per minute.”


    • (人の心臓は、1分間に約70回血液を全身に送り出します。)


  2. “Psychologists study the symbolic meaning of the heart in various cultures.”


    • (心理学者たちは、さまざまな文化における心臓の象徴的な意味を研究しています。)


  3. “This experiment lies at the heart of our research into cardiovascular diseases.”


    • (この実験は、私たちの心血管疾患研究の核心にあります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • core (核, 中心)

    物事の中心部分を指すが、感情面よりは主に物理的・概念的な中心を表す。

  • center (中心)

    物理的にも比喩的にも「中心」を指すが、感情や心臓の意味は含まれない。

  • soul (魂、精神)

    精神性や存在の根源を強調する場合に使われる。 “heart” よりも霊的なニュアンスが強い。

反意語


  • 直接的な反意語はありませんが、しばしば「mind(頭、知性)」との対比で使われます。


    • mind (知性、精神) は思考や論理・知性、heart (心) は感情や情熱を表す、というように対比されることが多いです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /hɑːrt/ (「ハート」に近い発音、r をはっきり発音)

    • イギリス英語: /hɑːt/ (「ハート」と伸ばし気味、r はほとんど発音しない)


  • アクセント: 最初の “h” の後で “ar” にアクセントがあり、全体が一音節です。

  • よくある間違い: “hart” (オスのシカを指す古い単語) と混同してしまう場合があります。スペルミスに注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルは “heart” ですが、よく “heat” (熱) と間違えて書くケースがあります。母音の位置を間違えないように注意が必要です。

  • 前出の “hart” という別単語も存在するため、リスニングで混同しないようにしましょう。

  • 試験ではイディオム “break one’s heart,” “at the heart of ~,” などが出題されることが多いので、暗記しておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルの覚え方として “hear + t” をイメージすると覚えやすいです。「hear(聞く)」の最後に “t” をつける感覚で、心臓の鼓動を“聞く(h-ear-t)”イメージで覚えましょう。

  • 絵やハートマーク (♥) と一緒に覚えると印象が強まります。

  • 「ハート=中心・核」というイメージをもつと、比喩的な使い方にも対応しやすくなります。


いかがでしたでしょうか。

「heart」は日常会話からビジネス、学術論文まで幅広く使える大切な単語です。感情面でも物理的な意味でも頻出しますので、しっかりと認識しておくと、英語学習やコミュニケーション時に役立ちます。

意味のイメージ
heart
意味(1)

〈C〉心臓;胸

意味(2)

〈C〉(感情の中心をなす),気持ち

意味(3)

〈U〉愛情,同情

意味(4)

〈U〉勇気,元気,熱意

意味(5)

《the ~》中心,内部,(物事の)本質,核心

意味(6)

〈C〉ハート形の物;(カードの)ハートの札

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